ルイス・ターマン
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ルイス・ターマン(Lewis Madison Terman, 1877年 - 1956年[1])はアメリカ合衆国の心理学者。アルフレッド・ビネーの手法を改良したスタンフォード・ビネー知能検査、1000人以上の才能児が中年になるまでの経過を追った調査Genetic Studies of Geniusで知られる[1][2]。
1905年にスタンフォード大学で心理学博士号を取得[3]。ハイスクール校長、カリフォルニア州立師範学校ロサンジェルス校教授を経て、スタンフォード大学教授[1]。インディアナ州生まれ[3]。
テルマンとも[4]。
優生学
[編集]ターマンは「精神薄弱」("feebleminded")者の強制的断種を支持し[2]、Human Betterment Foundation(仮訳:人間改良財団)の一員でもあった[5]。
ターマンの知能研究は優生学的、人種主義的動機に基づいていたと言われる[3][6]。
家族
[編集]電子工学者フレデリック・ターマンは息子[7]。
著書
[編集]- The Measurement of Intelligence (1916)
- The Gifted Child Grows Up (1947)
出典
[編集]- ^ a b c 本多泰洋 米国における才能教育の歴史的考察 -黎明期から第二次世界大戦まで-
- ^ a b The Vexing Legacy of Lewis Terman by Mitchell Leslie
- ^ a b c https://www.stanforddaily.com/2019/11/06/eugenics-on-the-farm-lewis-terman/
- ^ 千輪浩 心的檢査法の應用的價値
- ^ Human Sterilization, Human Betterment Foundation. 1933.
- ^ 森壮也 スーザン・シュヴェイクの歴史研究が明らかにしてきた「ふつう」の正体――障害をもたらす「ふつう」とは何だったのか(森 壮也) - アジア経済研究所
- ^ https://www.pbs.org/transistor/album1/addlbios/terman.html