ルイス・アビナデル
ルイス・アビナデル Luis Abinader | |
任期 | 2020年8月16日 – |
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副大統領 | ラケル・ペニャ |
出生 | 1967年7月12日(57歳) サントドミンゴ |
政党 | 現代革命党 |
配偶者 | ラケル・アルバヘ |
署名 |
ルイス・ロドルフォ・アビナデル・コロナ[1](スペイン語: Luis Rodolfo Abinader Corona, 1967年7月12日[2] -)は、ドミニカ共和国のエコノミスト、実業家、政治家。2020年8月16日にドミニカ共和国の大統領に就任した[3]。父方の姓はアビナデールとも表記される[4]。
サントドミンゴ出身。サントドミンゴ技術大学 (INTEC) で経済学を専攻し卒業後、米国のハルト・インターナショナル・ビジネススクール(旧アーサー・D・リトル・スクール・オブ・マネジメント)やハーバード大学、ダートマス大学で財務や経営を学んだ[2]。帰国後、兄のホセ・ラファエル・アビナデル・コロナと共に不動産会社のアビナデル・コロナ・ビジネスグループ(Grupo Empresarial Abinader Corona, ABICOR)を設立した[5]。
2005年にドミニカ革命党(PRD)の副党首に選出される[2]。2012年5月20日の大統領選挙にて、同党のイポリト・メヒーヤ元大統領が再選を目指して立候補したときアビナデルは副大統領候補として出馬したが、ドミニカ解放党(PLD)のダニーロ・メディーナに敗れる。その後、2014年に現代革命党(PRM)を創設し[6]、2016年5月15日の総選挙では自身が大統領候補として出馬するもメディーナに再度敗北する[7]。
2020年7月5日の総選挙にて再び大統領に立候補する。選挙は当初5月17日に実施予定だったが、COVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大の影響により2か月延期された[8]。選挙期間中、アビナデル自身がコロナウイルスに感染したが[3]、公共事業・通信大臣で与党PLD候補のゴンサロ・カスティージョらを抑え52.52%の票を得て当選し[2]、16年ぶりに政権交代を実現させた[3][9]。2024年5月19日執行の大統領選挙で再選[10]。
父親のホセ・ラファエル・アビナデル・ワサフはサンティアゴ州タンボリル出身の政治家で、財務大臣や上院議員を務めた。祖父のホセ・S・アビナデル・イ・アビナデルはレバノンからの移民である。母のロサ・スラ・コロナ・カバはラ・ベガの出身。妻のラケル・アルバヘ・ソニもレバノン系人であり、夫妻には3人の娘(エステル・パトリシア、グラシエラ・ルシーア、アドリアナ・マルガリータ)が誕生している[2]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “第314号 その2”. きょうのへいか (2020年8月19日). 2020年10月4日閲覧。
- ^ a b c d e “Luis Abinader” (スペイン語). ドミニカ共和国大統領府. 2020年10月4日閲覧。
- ^ a b c “アビナデル大統領が就任 ドミニカ共和国”. 時事ドットコム (2020年8月18日). 2020年10月4日閲覧。
- ^ 2015年1月ドミニカ共和国内政、外交、経済定期報告 (PDF) 、在ドミニカ共和国日本国大使館、2015年2月10日
- ^ “Luis Abinader Corona”. CIDEB (2020年8月31日). 2020年10月4日閲覧。
- ^ 2014年6月ドミニカ共和国内政、外交、経済定期報告 (PDF) 、在ドミニカ共和国日本国大使館、2014年7月9日
- ^ “ドミニカ大統領選、現職メディナ氏が勝利宣言”. ロイター (2016年5月17日). 2020年10月4日閲覧。
- ^ “大統領選と議会選挙を7月5日へ延期”. ジェトロ (2020年4月15日). 2020年10月4日閲覧。
- ^ “ドミニカ大統領選、野党候補当選 政権交代は2004年以来”. 千葉日報 (2020年7月6日). 2024年2月29日閲覧。
- ^ “アビナデル大統領が再選 対ハイチで強硬措置―ドミニカ共和国”. 時事ドットコム. 時事通信社. (2024年5月20日) 2024年5月20日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- ルイス・アビナデル (LuisAbinaderCorona) - Facebook
- ルイス・アビナデル (@luisabinader) - X(旧Twitter)
公職 | ||
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先代 ダニーロ・メディーナ |
ドミニカ共和国大統領 2020年 - |
次代 (現職) |