リーラ・ジョセフォウィッツ
リーラ・ジョゼフォヴィッツまたはジョゼフォヴィチ(Leila Bronia Josefowicz, 1977年10月20日 - )は、ニューヨーク在住のユダヤ系カナダ人ヴァイオリニスト。父は物理学者のジャック・ジョゼフォヴィッツ (Jack Josefowicz)、母は生物学者のウェンディ・ジョゼフォヴィッツ (Wendy Josefowicz)。
経歴
[編集]オンタリオ州ミシサガに、ポーランド系イギリス人の家庭に生まれる。両親共にユダヤ人であり、幼児期に家族とともにカリフォルニア州に移り、3歳半からスズキ・メソードを交えたヴァイオリン教育を受ける。
13歳でフィラデルフィアに移り、カーティス音楽院に入学。フェリックス・ガリマー、ヤッシャ・ブロツキー、ジョーゼフ・ギンゴールド、ハイメ・ラレードに師事。10代で、フィラデルフィア管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団、ヒューストン交響楽団、シカゴ交響楽団、モントリオール交響楽団、トロント交響楽団と共演する。
1994年にネヴィル・マリナー指揮のアカデミー室内管弦楽団とともにチャイコフスキーの協奏曲を演奏してカーネギー・ホールにデビューを果たす。同年、フィリップスと契約を結び、チャイコフスキーとシベリウスの協奏曲を録音した。
ソリストとして、北米、欧州、日本、中国、豪州での演奏旅行に多忙な日々を送る。
使用楽器
[編集]1993年から1994年まで、ストラディヴァリ協会より貸与されたストラディヴァリウス・「ルビー」を用いていたが、現在はハーバート・アクセルロッドより貸与された1739年製のグァルネリウス・デル・ジェズー・「エーベルゾルト」を愛用している。上記のデビュー・アルバムでは、両方の楽器が使われており、音色の聴き比べを楽しめる。