リューリカ TR-1
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TR-1 | ||
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要目一覧 | ||
種類 | ターボジェットエンジン | |
製造国 | ソビエト連邦 | |
製造会社 | リューリカ設計局 | |
最初の運転 | 1945年 | |
主な搭載機 | アレクセイエフ I-21 イリューシン Il-22 スホーイ Su-10 スホーイ Su-11 | |
形式 | ターボジェットエンジン | |
全長 | ||
重量 | 885 kg (1,951 lb)[1] | |
圧縮機 | 8段軸流式 | |
タービン | 単段軸流式 | |
推力 | 12.8 kN (2,900 lbf) | |
燃料消費 | 129 - 137 kg/kN·h (1.27-1.35 lb/lbf·h) |
リューリカ TR-1はアルヒープ・リューリカによって設計され、リューリカ設計局によって生産されたターボジェットエンジンである。ソビエト連邦で最初の独自開発のジェットエンジンだった。
開発
[編集]1944年5月、リューリカは推力12.3 kN (2,800 lbf)のターボジェットエンジンの開発を受注し、開発を開始した。彼は1945年3月にS-18と称される8段式軸流式圧縮機エンジンを実演した。1946年初頭にソビエト政府からS-18を推力15.5 kN (3,500 lbf)の実用可能なエンジンとして開発するように要請を受けた。
TR-1は1946年初頭に開発され最初の地上試験が8月9日に行われた。レンドリースされたB-25レシプロ爆撃機のパイロンに懸架されて飛行試験が実施された。[2]
TR-1は推力が不十分で設計よりも燃料消費が多く、成功しなかった。この失敗はソビエト初のジェット爆撃機であるIlyushin Il-22の中止に直結した。[3] リューリカはさらにエンジンの開発を進め、推力20.5 kNのTR-1Aを開発した。しかし、燃料消費が多すぎて中止された。[2]
搭載機
[編集]仕様諸元 (TR-1)
[編集]一般的特性
構成要素
性能
- 推力: 12.8 kN (2,900 lbf)
- 燃料消費率: 129 - 137 kg/kN·h (1.27-1.35 lb/lbf·h)
- 推力重量比: 14.5 N/kg (1.47 lbf/lb)
出典: Gordon, OKB Ilyushin: A History of the Design Bureau and its Aircraft.
関連項目
[編集]出典
[編集]- 脚注
- 文献
- Gordon, Yefim; Komissarov, Dmitriy and Sergey (2004). OKB Ilyushin: A History of the Design Bureau and its Aircraft. London: Ian Allan. ISBN 1-85780-187-3
- Gunston, Bill (1959). World Encyclopaedia of Aero Engines (2 ed.). Wellingborough: Patrick Stephens Ltd. ISBN 1-85260-163-9
- Kay, Anthony L. (2007). Turbojet History and Development 1930-1960 Volume 2:USSR, USA, Japan, France, Canada, Sweden, Switzerland, Italy and Hungary (1st ed.). Ramsbury: The Crowood Press. ISBN 978-1861269393