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フラビンモノヌクレオチド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フラビンモノヌクレオチド
識別情報
CAS登録番号 146-17-8
PubChem 710
E番号 E101a (着色料)
KEGG C00061
C01847 (還元型)
MeSH Flavin+mononucleotide
特性
化学式 C17H21N4O9P
モル質量 456.344 g/mol
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

フラビンモノヌクレオチド(Flavin mononucleotide、FMN)またはリボフラビン-5'-リン酸(riboflavin-5'-phosphate)は、NADHデヒドロゲナーゼを含む様々な酸化還元酵素補欠分子族であり、リボフラビンキナーゼによってリボフラビン(ビタミンB2)から合成される。触媒回路において、酸化型(FMN)とセミキノン(FMNH•)そして還元型(FMNH2)は可逆的に相互変換できる。FMNはNADと比べて強力な酸化剤であり、1から2個の電子輸送を担う。

FMNは細胞と組織で見つかる主要なリボフラビンの型である。合成するには高くつくが、リボフラビンより溶けやすい。

E番号はE101aで、食品の着色料として使われる。

非常に関連性の大きな着色料にリボフラビン-5'-リン酸ナトリウム(E106)があり、リボフラビンの5'-一リン酸エステルのモノナトリウム塩が主成分である。摂取すると速やかにフリーのリボフラビンに変換される。この着色料はジャム乳製品お菓子そして砂糖製品など幼児や子ども向けの多くの食品に使われている。

関連項目

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外部リンク

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