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リップ・ロジャース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
リップ・ロジャース
リップ・ロジャースの画像
左はマネージャーのブレンダ・ブリットン
(1985年)
プロフィール
リングネーム "ハスラー" リップ・ロジャース[1]
ザ・ディスコ・キッド[1]
マーク・シアラ[1]
本名 マーク・シアラ
(Mark Sciarra)[1]
ニックネーム 男色野獣[2]
ハスラー[1]
身長 183cm[1]
体重 104kg[1]
誕生日 (1954-02-07) 1954年2月7日(70歳)[1]
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
インディアナ州の旗 インディアナ州
ジャクソン郡セイモア[1]
デビュー 1975年[1]
引退 2004年[3]
テンプレートを表示

リップ・ロジャース"Hustler" Rip Rogers、本名:Mark Sciarra1954年2月7日[1] - )は、アメリカ合衆国プロレスラーインディアナ州セイモア出身。

ゲイギミックを用い、試合前に手鏡と櫛を持ち出し、リング上で髪の毛を梳いたり、腰を振ったり、対戦相手やレフェリーにキスを迫ったりするなどのキャラクターを演じた。髪はブロンドの長髪、コスチュームもピンクで統一していたが、先達のリッパー・コリンズなどと異なり、髭を生やしていたのが特徴だった[2]

来歴

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セイモアの高校時代はアメリカンフットボールと野球で活動。奨学金インディアナ大学に進み保健体育の学士を取得。卒業後は母校のフットボールのコーチになり、その一方でボディビルディングを始め、ケンタッキーインディアナ、セントラル・ジュニアなどの中西部地区の大会で優勝した[2]

1975年にデビュー[3]ザ・ディスコ・キッドなどのリングネームインディアナポリスWWAウィリアム・アフィルス主宰)やミッドアメリカ地区にてキャリアを積んだ後、1979年下期より太平洋岸北西部のパシフィック・ノースウエスト・レスリング(PNW)にてリップ・ロジャースと改名[4]1980年にはロディ・パイパーリック・マーテルとも対戦した[5]1981年から1982年にかけては、ランディ・サベージの父アンジェロ・ポッフォが主宰していたレキシントンのインターナショナル・チャンピオンシップ・レスリング(ICW)に参戦している[6]

以降、1980年代はアラバマサウスイースタン・チャンピオンシップ・レスリング(SECW)ジョージアジョージア・チャンピオンシップ・レスリング(GCW)テネシーコンチネンタル・レスリング・アソシエーション(CWA)など南部を転戦。SECWでは1983年11月と12月にケン・ルーカスらを破り、USジュニアヘビー級王座を2度獲得[7]。CWAでは1987年5月19日、メンフィスにてダッチ・マンテルからミッドアメリカ・ヘビー級王座を奪取している[8]

1988年5月、全日本プロレスに初来日[9]ダニー・スパイビーとのタッグなどで活躍した。1990年新春の再来日では、1月15日に小橋健太試練の七番勝負の相手を務め、28日にはジャイアント馬場とシングルマッチで対戦した[10]。馬場はロジャースのパフォーマンスに対して「ショーマンシップをはき違えている」と立腹し、もう招聘しないつもりでいたが、ファンからの再来日の要望が多く寄せられたことで、考えを改め再び招聘している。

1990年代ジョバーとしてWCWに出場し、スティングレックス・ルガースタイナー・ブラザーズダスティン・ローデスリッキー・モートンエル・ヒガンテブライアン・ピルマンロビーVカクタス・ジャックデイビーボーイ・スミスロン・シモンズらと対戦[11][12]1992年3月にはW★INGプロモーションに来日[13]1995年2月にはWWFにおいてもアダム・ボムやスモーキン・ガンズ(ビリー・ガン&バート・ガン)のジョバーを務めた[14]。その後はルイビルOVWを主戦場に活動し、2004年に引退した[3]

得意技

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獲得タイトル

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ビッグ・タイム・レスリング
インターナショナル・チャンピオンシップ・レスリング
サウスイースタン・チャンピオンシップ・レスリング
ジョージア・チャンピオンシップ・レスリング
  • NWAナショナル・タッグ王座 : 1回(w / テッド・オーツ)[15]
コンチネンタル・レスリング・アソシエーション
  • NWAミッドアメリカ・ヘビー級王座 : 1回[8]
セントラル・ステーツ・レスリング
  • NWAセントラル・ステーツ・TV王座 : 1回[16]
アトランティック・グランプリ・レスリング
  • AGPWインターナショナル・ヘビー級王座 : 2回[17]
ワールド・レスリング・カウンシル
オハイオ・ヴァレイ・レスリング

入場曲

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k Rip Rogers”. Wrestlingdata.com. 2013年7月26日閲覧。
  2. ^ a b c 『'91プロレスオールスターSUPERカタログ』P43(1991年、日本スポーツ出版社
  3. ^ a b c Rip Rogers”. Cagematch.net. 2013年8月18日閲覧。
  4. ^ The CW USA matches fought by Rip Rogers in 1979”. Wrestlingdata.com. 2013年8月18日閲覧。
  5. ^ The CW USA matches fought by Rip Rogers in 1980”. Wrestlingdata.com. 2013年8月18日閲覧。
  6. ^ a b International Championship Wrestling World Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2013年7月26日閲覧。
  7. ^ a b NWA United States Junior Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2013年7月26日閲覧。
  8. ^ a b NWA Mid-America Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2013年7月26日閲覧。
  9. ^ The AJPW matches fought by Rip Rogers in 1988”. Wrestlingdata.com. 2013年7月26日閲覧。
  10. ^ The AJPW matches fought by Rip Rogers in 1990”. Wrestlingdata.com. 2013年7月26日閲覧。
  11. ^ The WCW matches fought by Rip Rogers in 1991”. Wrestlingdata.com. 2022年4月11日閲覧。
  12. ^ The WCW matches fought by Rip Rogers in 1993”. Wrestlingdata.com. 2022年4月11日閲覧。
  13. ^ The W★ING matches fought by Rip Rogers in 1992”. Wrestlingdata.com. 2013年7月26日閲覧。
  14. ^ The WWE matches fought by Rip Rogers in 1995”. Wrestlingdata.com. 2022年4月11日閲覧。
  15. ^ NWA National Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2013年7月26日閲覧。
  16. ^ NWA Central States Television Title”. Wrestling-Titles.com. 2013年7月26日閲覧。
  17. ^ AGPW International Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2014年7月27日閲覧。
  18. ^ Caribbean Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2013年7月26日閲覧。
  19. ^ WWC World Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2013年7月26日閲覧。
  20. ^ Ohio Valley Wrestling Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2013年7月26日閲覧。
  21. ^ Ohio Valley Wrestling Southern Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2013年7月26日閲覧。

外部リンク

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