リチャード・クーパー
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リチャード・ニューウェル・クーパー(Richard Newell Cooper、1934年6月14日 - 2020年12月23日)は、国際金融論、国際経済学を専門とするアメリカ合衆国の経済学者であり、ハーバード大学教授であった。ジミー・カーター大統領の下で国務次官(経済担当)を務め、一時的には国務長官代理をも務めた。
略歴
[編集]- 1934年 生まれる。
- 1956年 オーバーリン・カレッジを卒業する。
- 1958年 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス(LSE)から修士号を受ける。
- 1961年~1963年 大統領経済諮問委員会でシニアスタッフエコノミストとして働く。
- 1962年 ハーバード大学から博士号(Ph.D.)を受ける。
- 1963年~1966年 イェール大学の助教授となる。
- 1965年~1966年 米国国務省の国際金融担当副次官補となる。
- 1966年~1977年 イェール大学の教授(Frank Altschul Professor of International Economics)となる。
- 1972年~1974年 イェール大学の事務長(provost)として務める。
- 1977年~1981年 国務省の経済担当次官となる。
- 1980年5月3日 ジミー・カーター大統領の下で1日だけ国務長官代理となる。
- 1981年 ハーバード大学の教授(Maurits C. Boas Professor of International Economics)となる。
- 1990年~1992年 ボストン連邦準備銀行の議長となる。
- 1995年~1997年 国家情報会議の議長となる。
著作
[編集]日本語訳
[編集]- 『国際金融システム――過去・現代・未来』、武藤恭彦訳、HBJ出版局、1988年
- スタンレー・フィシャー、リチャード・N・クーパー、ルディガー・ドーンブッシュほか著、『IMF資本自由化論争』、岩本武和監訳、岩波書店、1999年
主著
[編集]- The Economics of Interdependence, Columbia University Press, 1968
- A Re-ordered World (editor and contributor), 1973
- Economic Policy in an Interdependent World, The MIT Press, 1987
- The International Monetary System, MIT Press, 1987
- Can Nations Agree? (co-author), 1989
- Economic Stabilization and Debt in Developing Countries, The MIT Press, 1992
- Boom, Crisis and Adjustment: the Macroeconomic Experience of Developing Countries (co-author), World Bank, 1993
- Environment and Resource Policies for the World Economy, Brookings Inst Pr, First Edition edition, 1994
- Macroeconomic Policy and Adjustment in Korea, 1970-1990 (editor and contributor), 1994
- Trade Growth in Transition Economies (co-editor and contributor), 1997
- What the Future Holds (co-editor and contributor), 2002