リタニ
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リタニ(英語:Litany(-ies))とは、キリスト教 カトリックの「連祷(れんとう)」。現代のカトリック教会では『連願(れんがん)』で統一されている。[1] 聖公会の「嘆願」を含めることがある。ラテン語のリタニア Litania、ギリシャ語のλιτή (litê)(祈る人・嘆願)に相当する。海外の媒体では稀に、正教会の連祷も「リタニ」と呼ぶことがある。
これらの祈祷形式に関連して作曲された音楽作品が多数存在する。
カトリック教会の連祷
[編集]以下のようなものがある。
- イエズスの聖名の連祷
- イエズスの聖心の連祷
- イエズスのいと尊き御血の連祷
- 聖マリアの連祷(ロレトの連祷)
- 聖ヨゼフの連祷
- 諸聖人の連祷
上記六つは教会から公的に唱えることを認められている。 他にも無数に存在するが、私的信心としてのみ用いられる。
音楽作品
[編集]- ジャン・アラン『リタニ Litanie』 - オルガン曲。第二次世界大戦で若くして戦死したアランを偲んで、モーリス・デュリュフレが彼のオルガン曲『アランの名による前奏曲とフーガ』の中でこの曲の主題を引用している。
- 武満徹『リタニ Litany』 - ピアノ曲。武満のデビュー作であった『2つのレント』
- フランシス・プーランク『黒い聖母像への連祷』 - 合唱曲。
脚注
[編集]- ^ 日々の祈り 改訂版第二版 - カトリック中央協議会