リス民族発展党
リス民族発展党 လီဆူးအမျိုးသားဖွံ့ဖြိုးရေးပါတီ ꓡꓲ-ꓢꓴ ꓫꓵ: ꓪꓴ: ꓟꓴ ꓡ ꓚꓱ, ꓧꓳ: ꓑ-ꓔꓲ | |
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党旗 | |
略称 | LNDP |
議長 | U Li Paw Reh |
創立 | 2013年12月17日 |
本部所在地 | カチン州ミッチーナー |
政治的思想 | リス族ナショナリズム |
公式カラー | 赤 |
民族代表院 |
0 / 224 |
人民代表院 |
2 / 440 |
カチン州議会 |
2 / 53 |
民族大臣 |
1 / 29 |
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リス民族発展党(リスみんぞくはってんとう、英語: Lisu National Development Party、ビルマ語: လီဆူးအမျိုးသားဖွံ့ဖြိုးရေးပါတီ、英語略称: LNDP)はミャンマーのリス族による政治組織である。通称はクロスボウ党(ビルマ語: ဒူးလေးပါတီ、リス語フレイザー文字表記: ꓛꓬ, ꓑ-ꓔꓲ)である。
LNDPは2015年ミャンマー総選挙において、人民代表院(下院)とカチン州議会にそれぞれ2議席を獲得した(コンランプー選挙区とソロー選挙区)。さらに、同選挙においてシャン州議会の民族大臣ポストを得た[1]。2020年ミャンマー総選挙ではカチン州議会とシャン州議会で民族大臣ポストを2議席、コンランプー選挙区の1議席を獲得している[2]。
LNDPは2016年以降連邦団結発展党との連携を強めており、LNDP議長を務めたウー・シュエミンはカチン独立軍(KIA)によるリス族の民間人殺害をきっかけに、3度にわたって反KIAデモを組織した[3]。2019年にミッチーナーで行われた反KIAデモでは、ミャンマー軍に対してKIA「殲滅」を訴える横断幕が掲示された[4]。
2016年、LNDP議長のウー・シュエミンは連邦和平会議 - 21世紀パンロンにおいて、コンランプー、ソロー、チプウェ、マチャンボー、プーターオの5郡区からなるリス自治区を設置するよう要求した[5]。この要求は他民族の反感を巻き起こし、チプウェ郡区ではロンウォー文学文化協会が率いるロンウォー、ラチッ、ンゴーチャンの抗議者500人が要求の撤回を求めてデモ行進を行なった[6]。
2021年ミャンマークーデター以降、LNDPは軍評議会と密接な関係を持ったことから、「LNDPはリス族を代表していない」としてリス族コミュニティからの反発を呼んだ[7]。これに関してモーゴッのLNDP副党首が離党するなど党内からの批判の声も上がった[8]。2021年3月、米国リス協会はLNDPや軍政を支持するリス族の指導者はリス民族を代表しないとする声明を発出した[4]。
2024年、LNDPは軍事政権下で行われる予定の選挙に政党登録し、政権による承認を得た[9]。
リス民兵
[編集]リス民兵 | |
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ミャンマー内戦に参加 | |
活動期間 | 2016年 | –現在
活動目的 | リス民族主義 |
指導者 | ウー・シュエミン |
本部 | カチン州ワインモー郡区ウヤン村 |
関連勢力 | |
敵対勢力 |
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ウー・シュエミンはかつてカチン新民主軍で大隊長を務めていたが、2007年のクーデターの際に30丁の武器を持ってミャンマー軍側に離反した[10]。そして、2016年にミャンマー軍と同盟し、リス民兵を結成した[11]。同年11月に同民兵はンマイカ側下流のローコン渓谷において領土の境界を巡り、ザクン・ティンインの民兵と衝突した[10]。リス民兵には中国側のリス族も国境を超えて参加しているとされる[10]。
リス民兵は2021年ミャンマークーデター後の2021年11月にタナイ郡区に拠点を設け、カチン独立軍(KIA)と国民防衛隊(PDF)と敵対した[12]。
リス民兵は年齢を問わずリス族の強制徴募を行ったが[13][14]、これに対し、米国リス協会と豪州リス協会が同民兵による強制徴募を非難する声明を発出した[15][16]。
2024年3月7日、ウー・シュエミンはKIAとPDFの合同部隊による待ち伏せ攻撃により死亡した[17]。
出典
[編集]- ^ “Parties | Lisu National Development Party”. 2015年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月5日閲覧。
- ^ Nan Lwin Hnin Pwint (2020年11月10日). “ကချင်နှင့် ရှမ်းပြည်နယ်၏ လီဆူတိုင်းရင်းသားရေးရာဝန်ကြီး ၂ နေရာကို LNDP အနိုင်ရ” (ビルマ語). The Irrawaddy
- ^ Fishbein, Emily (2019年7月11日). “‘The blood spoke’: Lisu deaths stir unrest in Kachin” (英語). Frontier Myanmar
- ^ a b Fishbein, Emily; Jauman Naw; Zau Myet Awng; Nu Nu Lusan (2021年7月2日). “Divide and rule in Kachin State” (英語). Frontier Myanmar
- ^ “To Hopeland and Back: The 21st trip for the 21st Century Panglong”. SHAN. (2016年9月20日)
- ^ “Chipwe Residents Protest Lisu Demands for Self-Administered Zone” (英語). Network Media Group (Burma News International). (2016年10月20日)
- ^ “ဒူးလေးပါတီသည် လီဆူလူမျိုးများအားလုံးကို ကိုယ်စားမပြု ကြောင်းဆန္ဒပြ” (ビルマ語). Lisu Times. (2021年2月26日)
- ^ “ꓛꓬ, ꓑ ꓔꓲ ꓧꓳ: ꓢꓴ ꓠꓬꓲ ꓣꓳ ꓕꓲ: ꓣꓳ ꓞꓳ ꓪꓴ: ꓬꓳ-ꓤ ꓑ ꓔꓲ ꓗꓪ ꓐꓰ ꓓꓳ ꓙꓰ ꓟ ꓓꓳ:= ဒူးလေးပါတီ ဒု -ဥက္ကဌ(Mogok) ပါတီဝင်အဖြစ်မှ နှုတ်ထွက်” (ビルマ語). Lisu Times. (2021年2月25日)
- ^ “KSPP political party registration accepted by junta” (英語). Kachin News Group (Burma News International). (2024年8月27日)
- ^ a b c “လော်ခေါင် ဘက် ကချင်ပြည်သူ့စစ်အချင်းချင်း ပစ်ခတ်မှုဖြစ်” (ビルマ語). Kachin News Group. (2016年11月22日)
- ^ “ကချင် မျိုးနွယ်စုကြား ရန်သတ်ပွဲ ဖန်တီးပေးတဲ့ စစ်ကောင်စီတပ်” (ビルマ語). Kachin News Group. (2024年3月12日)
- ^ “KIA Seizes Kachin Outpost from Pro-Myanmar Junta Militia”. The Irrawaddy. (2022年12月20日)
- ^ “Kachin Resistance Attacks Myanmar Junta-Allied Outposts”. The Irrawaddy. (2022年8月4日). オリジナルの2023年11月28日時点におけるアーカイブ。
- ^ “Lisu Ethnic Individuals in Kachin State Recruited as New Militia Members”. Kachin News Group (Burma News International). (2023年11月8日). オリジナルの2024年3月8日時点におけるアーカイブ。
- ^ Lisu American Association (2023年11月27日). “LAA statement”. Facebook. 2024年9月6日閲覧。
- ^ “လီဆူ ပြည်သူ့စစ်အဖွဲ့က အဓမ္မ စစ်သား စုဆောင်းနေကြောင်း ဒေသခံတွေပြော” (ビルマ語). RFA. (2024年1月15日)
- ^ “Junta-allied Lisu militia leader killed in battle with Kachin forces”. Myanmar Now. (2024年3月8日). オリジナルの2024年3月8日時点におけるアーカイブ。