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リザ・ギンズブルグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

リザ・ギンズブルグ(Lisa Ginzburg, 1966年10月25日 - )は、イタリアローマ生まれの作家翻訳家。現在はパリ在住[1]

人物・作品

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小説家のナタリア・ギンズブルグを祖母に、歴史家のカルロ・ギンズブルグを父に、同じく歴史家のアンナ・ロッシ=ドリアを母に持つ。ローマ大学サピエンツァの哲学部を卒業したのち、ピサの高等師範学校で大学院を修了、17世紀フランス神秘主義を研究する。現在はパリに在住。 アレクサンドル・コジェーヴの『ユリアヌス帝とその著述技法』、シェイクスピアの『恋の骨折り損』などの翻訳を手掛けるほか、日刊紙『メッサッジェーロ』や雑誌『ドムス』などに寄稿。祖母である小説家ナタリア・ギンズブルグの『自分を語るのは難しい』(1999年)をチェーザレ・ガルボリとともに編纂した。イタリア各地の市場を取材した『市場―モノを売るイタリア紀行』(2001年)、ブラジルバイーア州サルバドールについての『マリーア・バイーア』(2007年)といったルポタージュや、イタリア統一の英雄ガリバルディの妻の伝記『アニータ・ガリバルディの物語』(2005年)などを執筆している。 フィクションとしては、長篇小説『嵐を願っていた』(2002年)、短篇集『羽ばたき』(2006年)、長篇小説『愛のために』(2016年)、短篇集『穏やかな人ほど残酷』(2016年)などがある。近年は、シェリー夫人のフランケンシュタイン論『純粋な創作』(2018年)や、国外在住者としてイタリアを回想するエッセイ『こんにちは真夜中、私は家に帰る』(2018年)などを発表している。


短編「隠れた光」は、アンソロジー「どこか、安心できる場所で 新しいイタリアの文学」(国書刊行会, 2019年10月刊)[2] に所収されている。

脚注

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  1. ^ Lisa Ginzburg”. Eccellenza al Femminile (Apr 13, 2017). Oct 7, 2019閲覧。
  2. ^ https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336065391/