リウィウス氏族
表示
リウィウス氏族(ラテン語: Livii)は、古代ローマの氏族。なお、単にリウィウスといえば、歴史家のティトゥス・リウィウスを指すことが多い。
概要
[編集]リウィウス氏族はプレプスの出身で、紀元前300年前後にその名が現れてくる。紀元前302年には氏族から初めての執政官を出している。有力家族には執政官などを輩出したサリナトル家がある。
メンバー
[編集]デンテル家
[編集]- マルクス・リウィウス・デンテル:紀元前302年の執政官[1]。紀元前300年にはオグルニウス法によって追加された4人のプレブス出身神祇官の一人に選ばれている[2]。
サリナトル家
[編集]- マルクス・リウィウス(・デンテル?)
- マルクス・リウィウス・サリナトル:紀元前236年のシビュラの書管理十人委員[3]。ルキウス・リウィウス・アンドロニクスの主人。
- マルクス・リウィウス・サリナトル:紀元前219年の執政官[4]。紀元前207年にも再度務めている[5]。
- ガイウス・リウィウス・サリナトル:上記サリナトルの子か。紀元前188年の執政官[6]。プラエトルも二度務めている。
- マルクス・リウィウス・サリナトル:紀元前219年の執政官[4]。紀元前207年にも再度務めている[5]。
- マルクス・リウィウス・サリナトル:紀元前236年のシビュラの書管理十人委員[3]。ルキウス・リウィウス・アンドロニクスの主人。
ドルスス家
[編集]オケッラ家
[編集]その他
[編集]- ルキウス・リウィウス:紀元前320年の護民官[13]。
- ルキウス・リウィウス・アンドロニクス(紀元前3世紀前半 - 紀元前200年頃):共和政ローマ時代の劇作家・詩人。
- リウィウス:紀元前146年の護民官[14]
- ティトゥス・リウィウス(紀元前59年頃 - 紀元17年):『ローマ建国史』を記した古代ローマの歴史家。
出典
[編集]参考文献
[編集]- T. R. S. Broughton (1951). The Magistrates of the Roman Republic Vol.1. American Philological Association
- T. R. S. Broughton (1952). The Magistrates of the Roman Republic Vol.2. American Philological Association