リアルト橋
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リアルト橋 | |
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基本情報 | |
国 | イタリア |
所在地 | ヴェネツィア |
交差物件 | 大運河 |
用途 | 人道橋[1] |
設計者 | アントニオ・ダ・ポンテ |
建設 | 1588年 - 1591年 |
座標 | 北緯45度26分17.0秒 東経12度20分9.3秒 / 北緯45.438056度 東経12.335917度座標: 北緯45度26分17.0秒 東経12度20分9.3秒 / 北緯45.438056度 東経12.335917度 |
構造諸元 | |
形式 | 石造アーチ橋 |
全長 | 22.90 m |
幅 | 7.32 m |
最大支間長 | 28.80 m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
リアルト橋 (イタリア語: Ponte di Rialto) は、ヴェネツィアのカナル・グランデに架かる4つの橋の一つ。「白い巨象」とも呼ばれる。
この橋の周辺は海抜が比較的高く洪水の被害も少ないため、ヴェネツィアでは最も早くこの周りに集落ができ商業の中心地となった。最初は木製の跳ね橋で、銀行や商品取引所で賑わっていたため「富の橋」と呼ばれた。しかし、パレードの見物人の重みで崩壊したり、火災に遭ったりしたため、石造りの橋に変えようと提言され、1557年、ヴェネツィア共和国は橋の設計案を一般から募集した。一般公募にはミケランジェロも参加したが、結局、採用されたのはアントニオ・ダ・ポンテの案だった[2]。
ポンテの案は、橋の下を多くの船が通ることを考えた単一アーチで、そりの大きい太鼓橋だった。工事は軟弱な地盤や技術上の問題から困難とされたが、4年後には長さ48m、幅22m、水面からの高さ7.5mのそりの大きい太鼓橋が完成した。
橋の上にはアーケードが作られ、商店が並んでいる。ヨーロッパの橋としては珍しく、カナル・グランデを見晴らす欄干と花瓶型の手摺がついている。
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橋上からの臨むカナル・グランデ
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橋上からの臨む夜のカナル・グランデ
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橋上の階段
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橋上の階段
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リアルト橋
公序良俗を維持するための条例
[編集]2019年、市議会は公序良俗を維持するための条例を可決。リアルト橋など特定の場所における戸外での飲食、噴水での水浴び、公共の場で上半身裸になることなどを禁じた。同年中に橋付近でコーヒーをドリップしていたドイツ人観光客が摘発され、罰金刑が課せられたうえ市外への退去が勧告されている[3]。
出典
[編集]- ^ Fulton, Charles Carroll (1874) (Google books). Europe Viewed Through American Spectacles. Philadelphia: J.P. Lippincott & Co.. p. 242 2008年9月5日閲覧. "There being no vehicles or horses in Venice, it is simply for pedestrians."
- ^ “デジタル大辞泉の解説”. コトバンク. 2018年7月13日閲覧。
- ^ “伊ベネチア、戸外でコーヒー入れた観光客に罰金11万円 市外退去要請”. AFP (2019年7月20日). 2019年7月20日閲覧。