ラーミイー・グルガーニー
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ラーミイー・グルガーニー(ペルシア語: لامعی گرگانی, ラテン文字転写: lāmiˈī ghurghānī、生没年不詳)は、ヒジュラ暦5世紀/西暦11世紀のイランの詩人又はペルシア語詩人である。
ラーミイー・グルガーニーは、グルガーン(ゴルガーン)に生まれた。アルプ・アルスラーン(在位ヒジュラ455年/西暦1063年 - ヒジュラ465年/西暦1072年)のワズィールであったハージャ・ニザームルムルクの功績を讃える頌詩(カスィーダ)を書いた。ニザームルムルクに仕える前にはアミードゥルムルク・クンドゥリーを讃えた。アルプ・アルスラーンの治世後に書かれたラーミイーの詩は残っていない。そのため、片言隻句に基づいて、彼がムハンマド・ガザーリー(ヒジュラ505年/西暦1111年没)に学んだことにするような誤伝を伝える者もいる。ラーミイーの後にはガズナ朝の詩人たちが続き、彼らの中にはラーミイーの詩作に影響を受けた頌詩を書いた者もいる。ラーミイーは自身の詩作の中で、さまざまなアラビア語の単語の組み合わせや直喩を使用している。彼は直喩法に関してマヌーチヒリー・ダームガーニーから影響を受け、詩句構成と自然賛美に関してファッルヒー・スィースターニーとウンスリー・バルヒーから影響を受けていて、アブドゥルマリク・ブルハーニー、スーザニー・サマルカンディー、ジャマーリー・ミフリージルディー、アムアク・ブハーリーなどの詩人よりも献身的に詩作と議論をなした。ラーミイー・グルガーニーの詩集(ディーワーン)の原典版の出版に際してはセイイェド・ナフィースィーが校勘を行った。
参考文献
[編集]- تاریخ ادبیات در ایران، ذبیحالله صفا
- دیوان لامعی گرگانی، به کوشش محمد دبیرسیاقی، تهران، اشجع، ۱۳۸۹.