コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ランディ・クルメナッハ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ランディ・クルメナッハ
2017年
国籍 スイスの旗 スイス
生年月日 (1990-02-24) 1990年2月24日(34歳)
チューリヒ州 Grüt
現在のチーム Dynavolt Intact GP MotoE
ゼッケン 3
レースでの経歴
ロードレース世界選手権 Moto2クラス
活動期間2011年2015年
マニファクチャラーKalex, Suter
チャンピオン0
2015年 順位21位 (31 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
79 0 0 0 1 161
ロードレース世界選手権 MotoEクラス
活動期間2023年-
マニファクチャラードゥカティ
チャンピオン0
2023年 順位4位 (123 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
10 1 4 0 1 123
ロードレース世界選手権 125ccクラス
活動期間2006年2010年
マニファクチャラーKTM, アプリリア
チャンピオン0
2010年 順位9th (113 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
67 0 1 0 1 224
スーパーバイク世界選手権
活動期間2017年
マニファクチャラーカワサキ
チャンピオン0
2017年 順位16位 (50 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
18 0 0 0 0 50

ランディ・クルメナッハ[1] ( Randy Krummenacher, 1990年2月24日 - ) は、スイスチューリヒ州 Grüt 出身のオートバイレーサー。2019年のスーパースポーツ世界選手権チャンピオン。

経歴

[編集]

スイス国内のポケットバイク選手権を制したあと、2003年にドイツADACジュニアカップに参戦、翌年からはドイツロードレース選手権(IDM)125ccクラスに参戦を開始[2]。2004年はシリーズ12位、2005年はシリーズ6位、2006年はシリーズ9位の成績を残した[3]。また2006年は負傷欠場となったフリアン・シモンの代役としてロードレース世界選手権第9戦イギリスGPから2戦レッドブルKTM125ccチームから出場、グランプリデビューを果たした。さらにこの年はスペインロードレース選手権(CEV)にもスポット参戦し、デビュー戦で3位表彰台に立った[4]

2007年、クルメナッハはレッドブル・KTMチームからロードレース世界選手権125ccクラスにフル参戦を開始した。第7戦カタルーニャGP、チームメイトの小山知良がGP初優勝を遂げたこのレースでクルメナッハは初表彰台となる3位を獲得、この年のシリーズランキングでは13位を記録した。

2008年、KTMチームに残留したクルメナッハは第2戦スペインGP前にマウンテンバイクでのトレーニング中に転倒し、脾臓破裂の重傷を負う。脾臓摘出手術のために2戦を欠場し、また欠場明け後も体調不良に苦しみ[5]、シリーズランキングは25位に沈んだ。

2009年アリー・モレナー・レーシングに移籍、マシンをアプリリアのファクトリーマシン、RSA125に乗り換えることとなった。しかしクルメナッハはこの新しいマシンへの順応に苦しみ[2]、シリーズ21位に終わった。

2010年シーズンもモレナー・レーシングに残留、クルメナッハは17戦中16戦で完走、15戦でポイントを獲得する安定した走りを見せ、ここまでの自己ベストとなる年間ランキング9位を記録した。しかし第13戦アラゴンGPではスタート直後の第1コーナーで、ポイントリーダーだったマルク・マルケスを巻き込んで転倒、これが危険行為と判定されて失格処分を受けてしまった[6]

2011年は、キーファー・レーシングの援助を受けた新興チーム「GPチームスイッツランド」から中量級Moto2クラスに参戦[7]。シーズン序盤からコンスタントにポイントを重ね、第9戦ドイツGPでは4位に入賞し、一時はルーキー勢3番手となるランキング9位につけていた。だがそれ以降は急速に成績が低下し、後半戦に入ると一度もポイントを獲得することができず、最終的にランキング17位に終わった。

ロードレース世界選手権 戦績

[編集]
  • 凡例
  • ボールド体のレースはポールポジション、イタリック体のレースはファステストラップを記録。
シーズン クラス バイク 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 シリーズ順位 ポイント
2006年 125cc KTM SPA QAT TUR CHN FRA ITA CAT NED GBR
20
GER
16
CZE MAL AUS JPN POR
16
VAL
Ret
NC 0
2007年 125cc KTM QAT
19
SPA
17
TUR
15
CHN
27
FRA
13
ITA
13
CAT
3
GBR
13
NED
12
GER
5
CZE
9
SMR
6
POR
10
JPN
19
AUS
12
MAL
17
VAL
15
13位 69
2008年 125cc KTM QAT
22
SPA POR CHN
Ret
FRA
10
ITA
17
CAT
15
GBR
13
NED
19
GER
Ret
CZE
23
SMR
26
IND JPN AUS
21
MAL
19
VAL
17
25位 10
2009年 125cc アプリリア QAT
22
JPN
18
SPA
17
FRA
15
ITA
13
CAT
10
NED
Ret
GER
11
GBR
18
CZE
17
IND
Ret
SMR
17
POR
10
AUS
15
MAL
13
VAL
9
21位 32
2010年 125cc アプリリア QAT
6
SPA
8
FRA
14
ITA
6
GBR
7
NED
6
CAT
7
GER
11
CZE
17
IND
7
SMR
9
ARA
DSQ
JPN
11
MAL
10
AUS
9
POR
7
VAL
9
9位 113
2011年 Moto2 カレックス QAT
27
SPA
27
POR
7
FRA
12
CAT
5
GBR
11
NED
9
ITA
13
GER
4
CZE
Ret
IND
21
SMR
19
ARA
21
JPN
24
AUS
21
MAL
21
VAL
16
17位 52

脚注

[編集]

外部リンク

[編集]