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ランツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Lantz


ミエル・オチン
 ナバーラ州
 ナバーラ県
コマルカ ウルツァマルデア
面積 16.88 km²
標高 629m
人口 149 人 (2014年)
人口密度 8.83 人/km²
言語地域 バスク語圏
Lantzの位置(スペイン内)
Lantz
Lantz
スペイン内ランツの位置
Lantzの位置(ナバーラ州内)
Lantz
Lantz
ナバーラ県内ランツの位置

北緯42度59分56秒 西経1度37分10秒 / 北緯42.99889度 西経1.61944度 / 42.99889; -1.61944座標: 北緯42度59分56秒 西経1度37分10秒 / 北緯42.99889度 西経1.61944度 / 42.99889; -1.61944

ランツバスク語: Lantz)またはランススペイン語: Lanz)は、スペインナバーラ州ムニシピオ(基礎自治体)。公式名はバスク語のLantz(ランツ)。ナバーラ州は3つの言語圏を設定しており、ランツはスペイン語とともにバスク語も公用語に指定されている「バスク語圏」スペイン語版に含まれている。

地理

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ランツはナバーラ州北部のメリディオナレス谷に位置しており、標高は629m、面積は16.88km2である。北側でバスタンと、東側と南側でアヌエと、西側でウルサマと自治体境界を接している[1]

ナバーラ州の州都パンプローナの北25kmの山地にあり、17世紀・18世紀に遡るバスク地方特有の構造を持つ家々が残るほか、家々の軒先には魔除けやお護りの彫刻がみられる[2]。住民は概して農業や牧畜業に携わっているが、都市部に流出する人口も多い[3]

祭礼

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ランツの謝肉祭

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ナバーラ州には個性豊かな謝肉祭が多いとされるが、中でもランツの謝肉祭(ミエル・オチン)は「民間伝承とキリスト教化の融合の典型例」として評価が高い[2]。ランツはスペイン=フランス国境に近い街道筋にある村であり、民俗学者のフリオ・カロ・バロハはミエル・オチンが19世紀にこの地を荒らした盗賊を模しているのではないかと考察している[3]

1920年代-1930年代、ランツの謝肉祭はその名を知られていたが[3]スペイン内戦が勃発した1936年には、カトリック教会教皇至上主義者によって信仰上・道徳上危険な祭りであるとして禁止された[2]フランコ体制が終了して民主化の時代を迎えると、ランツの謝肉祭は住民やカロ・バロハの尽力などもあって次の世代に引き継がれている[2]

人口

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ランツの人口推移 1900-2001
出典:INE(スペイン国立統計局)1900年 - 1991年[4]、1996年 - [5]

政治

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民主化が進められた1979年以降、ランツ議会の定数は5である。

ランツの歴代首長一覧
在任期間 名前 政党
1979-1983
1983-1987
1987-1991
1991-1995
1995-1999
1999-2003
2003-2007
2007-2011 ダビド・マリニェラレーナ・サラレギ AML
2011-2015 ダビド・マリニェラレーナ・サラレギ AML
2015-

脚注

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参考文献

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  • 板倉元幸『スペイン 祭り歳時記』ART BOX、2009年。 
  • 黒田悦子『スペインの民俗文化』平凡社〈平凡社選書〉、1991年。 

外部リンク

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  • Lanzナバーラ州政府