ラルモディ博物館
この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2018年3月) |
ラルモディ博物館 | |
---|---|
施設情報 | |
開館 | 1917年 |
所在地 | スペイン・バレンシア州バレンシア県シャティバ |
プロジェクト:GLAM |
ラルモディ博物館(カタルーニャ語: Museu de l'Almodí)またはアルムディン博物館(スペイン語: Museo de Almudín)は、スペイン・バレンシア州バレンシア県シャティバにある博物館。ラルモディまたはアルムディンと呼ばれる14世紀のゴシック様式の建物に入っている。1917年に博物館として開館した。
建物
[編集]シャティバはヨーロッパにおける初期の紙生産の中心地であった。また、ボルジア家出身の第209代ローマ教皇カリストゥス3世(在位1455年-1458年)と第214代ローマ教皇アレクサンデル6世(在位1492年-1503年)の出身地であり、17世紀に活躍したバロック画家ホセ・デ・リベーラもシャティバ出身である。
この建物はバレンシア・ゴシック様式によって1530年から1548年に建設され[1]、建設当初は小麦の貯蔵・販売施設だった。建物の上階は小麦の貯蔵に、下階は小麦の販売に用いられ、この状態は20世紀初頭まで続いた。この建物がラルモディ博物館となったのは1917年のことである。
-
建物のファサード
-
ファサードの全景
-
建物中央部の中庭
フェリペ5世の肖像画
[編集]スペイン継承戦争中の1707年6月6日、スペイン・フランス連合軍によってシャティバ包囲が行われ、フェリペ5世はシャティバの町を焼き払うように命じたうえに、町の名称を自身の名にちなむサン・フェリペに改称するように命じた。
ラルモディ博物館にはフェリペ5世の肖像画がわざと上下さかさまの状態で展示されており、これは1961年まで館長を務めたカルロス・サルソウ・カレレスが、シャティバ包囲に対する非難の意味でこの状態とした。カルロス・サルソウ・カレレスは「スペイン王室の一員が三度謝罪をするまでは、フェリペ5世の肖像画は上下さかさまのままだ」と語っている。
脚注
[編集]- ^ Gran Enciclopedia Temática de la Comunidad Valenciana. (2009)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Xativa Turismo
- ウィキメディア・コモンズには、ラルモディ博物館に関するカテゴリがあります。