ラリー スマホの中に棲むモノ
カム・プレイ(日本語タイトル未定) | |
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Come Play | |
監督 | ジェイコブ・チェイス |
脚本 | ジェイコブ・チェイス |
原作 | ジェイコブ・チェイス『Larry』 |
製作 |
アンドリュー・ローナ アレックス・ハインマン |
製作総指揮 | アラン・C・ブロンクィスト |
出演者 |
ギリアン・ジェイコブス ジョン・ギャラガー・Jr アジー・ロバートソン ウィンズロウ・フェグリー |
音楽 | ロケ・バニョス |
撮影 | マキシム・アレクサンドル |
編集 | グレゴリー・プロトキン |
製作会社 |
アンブリン・パートナーズ ザ・ピクチャー・カンパニー リライアンス・エンターテインメント |
配給 | フォーカス・フィーチャーズ |
公開 |
2020年10月30日 劇場未公開 |
上映時間 | 96分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | 900万ドル[2] |
興行収入 | $3,119,875[3] |
『ラリー スマホの中に棲むモノ』(原題: Come Play)は2020年に公開されたアメリカ合衆国のホラー映画である。監督はジェイコブ・チェイス、主演はギリアン・ジェイコブスが務めた。本作は2017年に公開された短編映画『Larry』を長編映画化した作品である。
なお、本作が日本国内でDVDとして発売された際には、『Come Play カムプレイ』という邦題が使用された[4]。
概略
[編集]オリヴァーは自閉症を抱えており、他者とのコミュニケーションは全てスマートフォンかタブレットを介して行っていた。家では母親のサラが熱心に面倒を見てくれたが、学校では同級生からからかわれるばかりだったため、オリヴァーは深い孤独を抱えていた。そんなある日、怪物を紹介するサイトを閲覧していたオリヴァーは、友達を探して世界を彷徨う怪物、ラリーの紹介文に目をとめた。オリヴァーが「ラリーとなら友達になれるかもしれない」と思った瞬間、恐るべき出来事が起きた。部屋の電気が突然消え、タブレットの画面にラリーが現れたのである。
この一件以降、オリヴァーの周囲では次々と怪現象が発生するようになった。サラは夫のマーティと共に、愛する息子を救うべくラリーとの戦いに臨むのだった。
キャスト
[編集]- サラ:ギリアン・ジェイコブス
- マーティ:ジョン・ギャラガー・Jr
- オリヴァー:アジー・ロバートソン
- バイロン:ウィンズロウ・フェグリー
- マテオ:ジェイデン・マリーン
- ザック:ギャヴィン・マックアイヴァー=ライト
製作
[編集]2018年2月12日、アンブリン・パートナーズが短編映画『Larry』を長編映画化すると発表した[5]。9月6日、ギリアン・ジェイコブスとアジー・ロバートソンの起用が発表された[6]。11月26日、ジョン・ギャラガー・Jrがキャスト入りした[7]。2019年11月26日、ロケ・バニョスが本作で使用される楽曲を手がけるとの報道があった[8]。
マーケティング・興行収入
[編集]当初、本作は2020年7月24日に全米公開される予定だったが[9]、新型コロナウイルスの流行が収束しなかったため、後に公開日は同年10月30日に延期された[10]。
2020年8月27日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[11]。10月30日、本作は全米2183館で公開され、公開初週末に311万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場1位となった[12]。
評価
[編集]本作に対する批評家の評価は平凡なものに留まっている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには82件のレビューがあり、批評家支持率は52%、平均点は10点満点で5.97点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『ラリー スマホの中に棲むモノ』にはぎこちないシーンもあるが、深みのある恐怖によってその欠点は相殺されている。ジェイコブ・チェイスは同作で鮮烈な監督デビューを飾ったと言える。」となっている[13]。また、Metacriticには20件のレビューがあり、加重平均値は59/100となっている[14]。なお、本作のCinemaScoreはB-となっている[15]。
出典
[編集]- ^ “Come Play”. 映画.com. 2023年7月2日閲覧。
- ^ “Box Office: 'Come Play' Tops Halloween Chart With $3.2M”. Hollywood Reporter (2020年11月1日). 2020年11月3日閲覧。
- ^ “Come Play (2020)”. The Numbers. 2020年11月3日閲覧。
- ^ “Come Play DVD”. Amazon. 2023年7月2日閲覧。
- ^ “Amblin Partners, Picture Co. Turning Jacob Chase Horror Short “Larry” into Feature”. The Tracking Board (2018年2月12日). 2020年11月3日閲覧。
- ^ “Gillian Jacobs to Star in Amblin Horror Thriller 'Larry' (Exclusive)”. Hollywood Reporter (2018年9月6日). 2020年11月3日閲覧。
- ^ “John Gallagher Jr. Joins Amblin’s Horror Movie ‘Larry’”. Deadline.com (2018年11月26日). 2020年11月3日閲覧。
- ^ “Roque Banos Scoring Jacob Chase’s ‘Larry’”. Film Music Reporter (2019年11月26日). 2020年11月3日閲覧。
- ^ “‘Kajillionaire’ & ‘Come Play’ Get Release Dates From Focus Features”. Deadline.com (2020年3月10日). 2020年11月3日閲覧。
- ^ “Focus Features Moves Horror Pic ‘Come Play’ To October”. Deadline.com (2020年5月18日). 2020年11月3日閲覧。
- ^ “COME PLAY - Official Trailer HD - In Theaters Halloween”. YouTube (2020年8月27日). 2020年11月3日閲覧。
- ^ “Domestic 2020 Weekend 44/October 30-November 1, 2020”. Box Office Mojo. 2020年11月3日閲覧。
- ^ “Come Play”. Rotten Tomatoes. 2020年11月3日閲覧。
- ^ “Come Play (2020)”. Metacritic. 2020年11月3日閲覧。
- ^ “Focus Features-Amblin Horror Movie ‘Come Play’ Climbs To $3M+ Over Halloween Pandemic Weekend – Sunday Update”. Deadline.com (2020年11月1日). 2020年11月3日閲覧。