ラモン・ローチ・ジュニア
基本情報 | |
---|---|
通称 | The Reaper(死神) |
階級 | スーパーフェザー級 |
身長 | 170cm |
リーチ | 173cm |
国籍 | アメリカ合衆国 |
誕生日 | 1995年8月18日(29歳) |
出身地 | ワシントンD.C. |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 27 |
勝ち | 25 |
KO勝ち | 10 |
敗け | 1 |
引き分け | 1 |
無効試合 | 0 |
獲得メダル | ||
---|---|---|
アメリカ合衆国 | ||
男子 アマチュアボクシング | ||
ゴールデングローブ | ||
金 | 2013 ソルトレイクシティ | ライト級 |
ラモン・ローチ・ジュニア(Lamont Roach Jr.、1995年8月18日 - )は、アメリカ合衆国のプロボクサー。ワシントンD.C.出身。現WBA世界スーパーフェザー級王者。父親とともにNoXcuseボクシングを主宰している。
来歴
[編集]アマチュア時代
[編集]2013年5月、ナショナル・ゴールデン・グローブにライト級(60kg)で出場し、優勝した[1][2]。また、同年の全米ユース選手権でも優勝した[3]。
アマチュア時代の戦績は125勝15敗。
プロ時代
[編集]2014年3月、メリーランド大学カレッジパーク校在学中にゴールデンボーイ・プロモーションズと契約し、プロに転向[4]。
2014年4月19日、ワシントンD.C.のDCアーモリーでプロデビュー戦を行い、4回3-0の判定勝ち。
2017年1月28日、カリフォルニア州インディオのファンタジー・スプリングス・リゾート・カジノにてフランシスコ・バルガス対ミゲール・ベルチェットの前座でアレハンドロ・バルデスとWBCユース世界スーパーフェザー級シルバー王座決定戦を行い、1回1分41秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した[5]。
2018年7月20日、キンタナ・ロー州のグランド・オアシス・アリーナにてデイビ・フリオ・バッサとWBOインターナショナルスーパーフェザー級王座決定戦を行い、6回終了時TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[6]。
2019年5月4日、ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナにてサウル・アルバレス対ダニエル・ジェイコブスの前座でNABOスーパーフェザー級王者ジョナサン・オケンドと対戦し、10回3-0の判定勝ちを収め、2度目のWBOインターナショナル王座防衛に成功すると同時にNABO王座獲得に成功した[7]。
2019年11月9日、カリフォルニア州フレズノのグリズリーズ・スタジアムでWBO世界スーパーフェザー級王者ジャメル・ヘリングに挑戦し、12回0-3(2者が111-117、113-115)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した[8]。この試合でヘリングは30万ドル(約3200万円)、ローチは10万ドル(約1100万円)のファイトマネーを稼いだ[9]。
2021年12月18日、テキサス州サンアントニオのAT&Tセンターにてヒルベルト・ラミレス対ユニエスキ・ゴンサレスの前座で元WBA世界スーパーフェザー級レギュラー王者レネ・アルバラードとNABAスーパーフェザー級王座決定戦を行い、10回3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[10]。
2022年7月16日、アンヘル・ロドリゲスと対戦し、12回3-0の判定勝ちを収めた。この試合で契約が満了したゴールデンボーイ・プロモーションズを離れ、父親とともに主宰するNoXcuseボクシングの所属選手となった[11]。
2023年5月25日、WBA世界スーパーフェザー級王者エクトール・ルイス・ガルシアと1位のローチとの指名試合に於ける入札が行われ、父親のローチ・シニアが率いるNoXcuseボクシングが提示した351,000ドルに対してガルシアを擁するTGBプロモーションズが410,000ドルを提示した為、落札を許す結果となり、ファイトマネーはガルシアが75%に当たる307,500ドル(約4800万円)、ローチは25%に当たる102,500ドル(約1600万円)となった[12]。
2023年11月25日、ネバダ州ラスベガスのミケロブ・ウルトラ・アリーナにてデビッド・ベナビデス対デメトリアス・アンドラーデの前座でWBA世界スーパーフェザー級王者エクトール・ルイス・ガルシアに挑戦し、最終回でガルシアからダウンを奪い12回2-1(114-113、113-114、116-111)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[13]。
2024年6月28日、ワシントンD.C.のエンターテイメント・アンド・スポーツ・アリーナにてWBA世界スーパーフェザー級12位のフィアガル・マクローリーと対戦し、8回2分51秒TKO勝ちを収め王座の初防衛に成功した[14]。
戦績
[編集]- アマチュアボクシング:140戦 125勝 15敗
- プロボクシング:27戦 25勝 (10KO) 1敗 1分
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2014年4月19日 | ☆ | 4R | 判定3-0 | ビクトル・ガリンド | プエルトリコ | プロデビュー戦 |
2 | 2014年6月5日 | ☆ | 1R 終了 | TKO | ミゲル・アントニオ・ロドリゲス | アメリカ合衆国 | |
3 | 2014年9月6日 | ☆ | 4R | 判定2-0 | ロッコ・エスピノーサ | アメリカ合衆国 | |
4 | 2014年10月30日 | ☆ | 1R 2:11 | TKO | ラファエル・フランシス | アメリカ合衆国 | |
5 | 2014年12月6日 | ☆ | 4R | 判定3-0 | アレクサンデル・シャルネコ | プエルトリコ | |
6 | 2015年1月20日 | ☆ | 4R 2:34 | TKO | ハーバート・クォーティ | ガーナ | |
7 | 2015年4月18日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | ホセ・ミゲル・カストロ | プエルトリコ | |
8 | 2015年6月30日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | クリスチャン・サンチバネス | メキシコ | |
9 | 2015年10月17日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | ホセ・バストス | メキシコ | |
10 | 2016年3月5日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | ヘスス・ルール | アメリカ合衆国 | |
11 | 2016年5月7日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | ホセ・アルトゥロ・エスキベル | メキシコ | |
12 | 2016年9月2日 | ☆ | 3R 0:07 | KO | マリオ・アントニオ・マシアス | メキシコ | |
13 | 2017年1月28日 | ☆ | 1R 1:41 | KO | アレハンドロ・バルデス | メキシコ | WBCユース世界スーパーフェザー級シルバー王座決定戦 |
14 | 2017年6月30日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | ヘスス・バルデス・バラヤン | メキシコ | WBCユースシルバー防衛1 |
15 | 2017年10月21日 | ☆ | 1R 2:04 | TKO | ルイス・イノホサ | ドミニカ共和国 | |
16 | 2017年11月30日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | レイ・ペレス | フィリピン | |
17 | 2018年4月19日 | △ | 10R | 判定1-1 | オルランド・クルス | プエルトリコ | WBOインターナショナルスーパーフェザー級王座決定戦 |
18 | 2018年7月20日 | ☆ | 6R 終了 | TKO | デイビ・フリオ・バッサ | コロンビア | WBOインターナショナルスーパーフェザー級王座決定戦 |
19 | 2018年12月15日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | アルベルト・メルカド | プエルトリコ | WBOインターナショナル防衛1 |
20 | 2019年5月4日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | ジョナサン・オケンド | プエルトリコ | WBOインターナショナル防衛2 NABO王座獲得 |
21 | 2019年11月9日 | ★ | 12R | 判定0-3 | ジャメル・ヘリング | アメリカ合衆国 | WBO世界スーパーフェザー級王座決定戦 |
22 | 2020年10月30日 | ☆ | 3R 2:30 | KO | ニール・ジョン・タバナオ | フィリピン | |
23 | 2021年7月9日 | ☆ | 2R 2:55 | TKO | ダニエル・ロザス | メキシコ | |
24 | 2021年12月18日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | レネ・アルバラード | ニカラグア | NABAスーパーフェザー級王座決定戦 |
25 | 2022年7月16日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | アンヘル・ロドリゲス | ベネズエラ | |
26 | 2023年11月25日 | ☆ | 12R | 判定2-1 | エクトール・ルイス・ガルシア | ドミニカ共和国 | WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ |
27 | 2024年6月28日 | ☆ | 8R 2:51 | TKO | フィアガル・マクローリー | アイルランド | WBA防衛1 |
28 | 2025年3月1日 | - | - | - | ジャーボンテイ・デービス | アメリカ合衆国 | WBA世界ライト級タイトルマッチ 試合前 |
テンプレート |
獲得タイトル
[編集]- WBCユース世界スーパーフェザー級シルバー王座
- WBOインターナショナルスーパーフェザー級王座
- NABOスーパーフェザー級王座
- NABAスーパーフェザー級王座
- WBA世界スーパーフェザー級王座(防衛1)
脚注
[編集]- ^ “86.US National Golden Gloves Salt Lake City May 13-18, 2013”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2024年6月11日閲覧。
- ^ 2013 National Golden Gloves in Salt Lake City - Day 6 Boxing Scene 2013年5月19日
- ^ “USA Youth National Championships Hub Sports Center / Northern Quest Resort & Casino, Spokane April 1-5, 2013”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2024年6月11日閲覧。
- ^ Getting in the ring: Lamont Roach Jr. goes pro while still student The Diamondback 2016年8月12日
- ^ #KOTuesday Lamont Roach Jr. Blasts Alex Valdez in 1 And Earns WBC Youth Title koboxingforum.com 2022年8月24日
- ^ Lamont Roach Jr. defeats Deivi Julio Bassa by TKO in 7th round ESPN 2018年7月21日
- ^ Canelo vs Jacobs results: Lamont Roach Jr outpoints Jonathan Oquendo over 10 rounds Bad Left Hook 2019年5月4日
- ^ Jamel Herring Decisions a Game Lamont Roach To Retain Title Boxing Scene.com 2019年11月10日
- ^ “Jamel Herring outpoints Lamont Roach Jr. to retain title”. ESPN (2019年11月10日). 2020年6月28日閲覧。
- ^ Lamont Roach Comfortably Out-Points Rene Alvarado On Ramirez-Gonzalez Undercard Boxing Scene 2021年12月18日
- ^ “Hector Garcia-Lamont Roach: TGB Promotions Wins Purse Bid For WBA 130-Pound Title Fight”. Boxing Scene.com (2023年5月25日). 2024年6月11日閲覧。
- ^ “Hector Garcia-Lamont Roach: TGB Promotions Wins Purse Bid For WBA 130-Pound Title Fight”. boxingscene.com (25 May 2023). 25 November 2023閲覧。
- ^ Benavidez vs Andrade: Live streaming results, round by round, how to watch, start time, running order Bad Left Hook 2023年11月25日
- ^ Lamont Roach Jr. Pummels His Way to Knockout Win Against Feargal McCrory Big Fight Weekend 2024年6月28日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ラモン・ローチ・ジュニア (@oneof1x) - Instagram
- ラモン・ローチ・ジュニア (@OneOf1x) - X(旧Twitter)
- ラモン・ローチ・ジュニアの戦績 - BoxRec
前王者 エクトール・ルイス・ガルシア |
WBA世界スーパーフェザー級王者 2023年11月25日 - 現在 |
次王者 N/A |