ラムヌロース-1-リン酸アルドラーゼ
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ラムヌロース-1-リン酸アルドラーゼ(Rhamnulose-1-phosphate aldolase、EC 4.1.2.19)、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- L-ラムヌロース-1-リン酸ジヒドロキシアセトンリン酸 + (S)-ラクトアルデヒド
従って、この酵素の基質はL-ラムヌロース-1-リン酸のみ、生成物はジヒドロキシアセトンリン酸(グリセロンリン酸)と(S)-ラクトアルデヒドの2つである。
この酵素はリアーゼ、特に炭素-炭素結合を切断するアルデヒドリアーゼに分類される。系統名は、L-ラムヌロース-1-リン酸 (S)-ラクトアルデヒドリアーゼ (グリセロンリン酸形成)(L-rhamnulose-1-phosphate (S)-lactaldehyde-lyase (glycerone-phosphate-forming))である。他に、rhamnulose phosphate aldolase、L-rhamnulose 1-phosphate aldolase、L-rhamnulose-phosphate aldolase、L-rhamnulose-1-phosphate lactaldehyde-lyase等とも呼ばれる。この酵素は、ペントースとグルクロン酸の相互変換及びフルクトースとマンノースの代謝に関与している。
構造
[編集]2007年末時点で、2つの構造が解明されている。蛋白質構造データバンクのコードは、1GT7と1OJRである。
出典
[編集]- Chiu TH, Feingold DS (1969). “L-rhamnulose 1-phosphate aldolase from Escherichia coli Crystallization and properties”. Biochemistry. 8 (1): 98–108. doi:10.1021/bi00829a015. PMID 4975916.
- Sawada H and Takagi Y (1964). “The metabolism of L-rhamnose in Escherichia coli. 3 L-Rhamulose-phosphate aldolase”. Biochim. Biophys. Acta 92: 26–32. PMID 14243785.