ラブリークィーン
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒500-8535 岐阜県岐阜市加納寿町4丁目1番地[1] |
設立 | 2018年1月23日[1] |
業種 | 繊維製品 |
法人番号 | 9200001034844 |
事業内容 | レディスファッションの企画・製造・販売 |
代表者 | 破産管財人 堂野達之[1] |
資本金 | 1000万円 |
発行済株式総数 | 1,000株[2] |
売上高 |
51億3300万円 (2019年3月期)[2] |
営業利益 |
3億300万円 (2019年3月期)[2] |
純利益 |
△5億400万円 (2019年3月期)[2] |
純資産 |
12億4200万円 (2019年3月31日現在)[2] |
総資産 |
30億4100万円 (2019年3月31日現在)[2] |
従業員数 |
768名 (2019年1月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | (株)Jrout 100% |
特記事項:2020年6月16日破産手続開始決定。2021年5月17日法人格消滅。 |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒500-8535 岐阜県岐阜市加納寿町4丁目1番地[3] |
設立 |
1964年2月 (ラブリークィーン株式会社)[3] |
業種 | 繊維製品 |
法人番号 | 8200001005796 |
事業内容 | レディスファッションの企画・製造・販売 |
代表者 | 代表清算人 井上真典[3] |
資本金 | 1億円[3] |
売上高 |
58億6700万円 (2017年5月期)[4] |
営業利益 |
△8億9300万円 (2017年5月期)[4] |
純利益 |
△8億9400万円 (2017年5月期)[4] |
純資産 |
△11億2000万円 (2017年5月31日現在)[4] |
総資産 |
45億5600万円 (2017年5月31日現在)[4] |
決算期 | 5月31日 |
主要株主 |
井上真典 30.10% LFC(株) 13.62% 井上富紀子 11.76%[4] |
特記事項:創業は1947年。 2018年1月23日に株式会社ラブリークィーンへ事業を譲渡し事業停止。2019年8月7日特別清算開始決定。2020年6月24日法人格消滅。 |
株式会社ラブリークィーン(LOVELY QUEEN CO.,LTD)は、かつてレディースフォーマルウエアの製造・販売を手掛けていた日本の企業。
本稿では、2018年1月にラブリークィーン株式会社から商号変更された株式会社ISO(初代法人)と、初代法人から事業を譲受した株式会社ラブリークィーンの両方について記述する。
概要
[編集]1947年に創業し、1964年2月にラブリークィーン株式会社として法人へ改組[4]。レディースフォーマルウェアの企画・販売・製造を手掛け、ブランドの知名度から高いシェアを持ち、ピーク時の年商も176億円を記録し、レディースフォーマルウェア業界では3位に位置していた[3][5]。
2006年9月には破綻した同業者の百貨店部門の営業権を買収して、百貨店部門の強化に乗り出した[5]。しかし、リーマン・ショック以降は、個人消費の低迷により、百貨店部門から撤退した他、同業他社との競争激化、少子高齢化による需要減少、総合スーパー向け売上が縮小するなど業績が悪化[3][5]。このため、2015年5月期と2017年5月期は最終赤字となった他、2015年5月期から3期連続で債務超過に陥っていた[3][4][5]。
再建策として、2017年12月6日にRVHがラブリークィーンの支援を行うことを発表[3][4][5]。2018年1月23日に事業を承継する新会社として、株式会社ラブリークィーン(以下新社)を会社分割により設立[1][3][4][5][6]。事業並びに不動産は新社へ譲渡された[5]。新社は有利子負債などの負債は継承しない[4]。ラブリークィーン株式会社(旧社)は、2019年1月16日に解散を決議し、同時に商号を株式会社ISOへ変更。同年8月7日に岐阜地方裁判所から特別清算開始決定を受けた[3]。
新社に移行してからは、2019年3月期には51億3300万円の売上となったが、最終赤字となった[1][7]。しかし、2020年に発生した新型コロナウイルスにより、同年5月における売り上げが前年の同月比70%まで低下[1][7]。事業の整理を進めていたRVHは2020年4月に、大阪市中央区に本社があるJroutに対して全株式の譲渡を打診[7]。同年6月3日にコントロール不能な不確実性によるリスクの増大を回避するため、保有する新社の全株式をJroutへ譲渡したと同時に、新社に対する債権放棄を実施した[1][2][5][7]。
Jroutは、新社の株式取得直後に新社の財務調査を実施。その結果、想定を超える資金繰りが悪化していたことが判明[7]。このため、新社はJrout傘下となったわずか13日後である2020年6月16日に東京地方裁判所へ破産を申請。同日付で破産手続開始決定を受けた[1][5]。
負債総額は、ISO(初代法人)が約45億円、株式会社ラブリークィーンが約6億円となっている。
ISOは2020年6月24日に、株式会社ラブリークィーンは2021年5月17日にそれぞれ法人格が消滅した。
沿革
[編集]ラブリークィーン株式会社
[編集]- 1947年 - 創業。
- 1964年2月 - ラブリークィーン株式会社として法人へ改組。
- 1969年 - 本社屋完成。
- 1995年 - 岐阜県本巣市に新ファッションセンターを完成。
- 2012年 - 本社屋改築。
- 2018年1月23日 - 会社分割で設立した株式会社ラブリークィーンへ全事業を譲渡して事業停止。
- 2019年
- 2020年6月24日 - 法人格消滅。
株式会社ラブリークィーン
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h TSR速報 (株)ラブリークィーン東京商工リサーチ 2020年6月16日
- ^ a b c d e f g 連結子会社の異動(子会社株式の譲渡)に関するお知らせRVH 2020年6月3日
- ^ a b c d e f g h i j TSR速報 (株)ISO(旧:ラブリークィーン(株))東京商工リサーチ 2019年8月28日
- ^ a b c d e f g h i j k ラブリークィーン株式会社との服飾事業承継に係る基本合意書の締結に関するお知らせRVH 2017年12月6日
- ^ a b c d e f g h i 新型コロナ関連 RVH傘下で再建途上だったアパレル業者が破産Yahoo!ニュース(帝国データバンク) 2020年6月16日
- ^ 簡易株式交換による株式会社ラブリークィーンの完全子会社化及び筆頭株主である主要株主の異動に関するお知らせRVH 2018年1月23日
- ^ a b c d e 買収から13日後に倒産、礼服販売業者が“死に体”だったカラクリニュースイッチ 2020年7月28日
外部リンク
[編集]- ラブリークィーン - ウェイバックマシン(2020年6月17日のキャッシュ)