コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ラニセミン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Lanicemine
IUPAC命名法による物質名
識別
CAS番号
153322-05-5
ATCコード none
PubChem CID: 9794203
化学的データ
化学式C13H14N2
分子量198.26 g/mol
テンプレートを表示

ラニセミン(Lanicemine)は、アストラゼネカが開発したNMDA型グルタミン酸受容体アンタゴニストである[1]。重度で治療の難しいうつのために開発された[2]。元々は神経防護薬として開発されたが、麻酔薬ケタミンが強い抗うつ効果を持つものの幻覚誘発の副作用を持つために実用化が難しいことが発見された後、抗うつ薬として改めて開発された。ラニセミンは、ケタミンと似た即効性の抗うつ効果を持つが幻覚誘発作用を持たない物質として臨床実験で発見された[3]。開発は2013年に終了したと発表されている、[4]

関連項目

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ US 6518432, Melvyn E. Giles, "Process" 
  2. ^ AstraZeneca Annual Report and Form 20-F Information 2012”. 2014年6月3日閲覧。
  3. ^ “A randomized trial of a low-trapping nonselective N-methyl-D-aspartate channel blocker in major depression”. Biol. Psychiatry 74 (4): 257–64. (August 2013). doi:10.1016/j.biopsych.2012.10.019. PMC 3594049. PMID 23206319. https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S0006-3223(12)00941-9. 
  4. ^ Flowers, Sophie. “Return to growth: AstraZeneca’s CEO Pascal Soriot says 2013 was year of “momentum” for the company”. 6 February 2014閲覧。