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ラスタマン・ヴァイブレーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ラスタマン・ヴァイブレーション』
ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズスタジオ・アルバム
リリース
録音 キングストン ハリー・J・スタジオ、ジョー・ギブス・スタジオ
ジャンル レゲエ
時間
レーベル タフ・ゴング/アイランド・レコード
プロデュース ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 8位(アメリカ[1]
  • 14位(ノルウェー[2]
  • 15位(イギリス[3]
  • 20位(オランダ[4]
  • 26位(ニュージーランド[5]
  • 45位(スウェーデン[6]
  • ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ アルバム 年表
    ライヴ!
    (1975年)
    ラスタマン・ヴァイブレーション
    (1976年)
    エクソダス
    (1977年)
    テンプレートを表示

    ラスタマン・ヴァイブレーション』(Rastaman Vibration)は、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ1976年に発表したスタジオ・アルバム

    解説

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    前スタジオ・アルバム『ナッティ・ドレッド』(1974年)に引き続き、マーリーの友人ヴィンセント・フォードの名がソングライターのクレジットに記載されている。「クライ・トゥ・ミー」はウェイラーズが1966年に録音した曲のセルフ・カヴァーで[7]、「ナイト・シフト」はアルバム『Soul Rebels』(1970年)収録曲「イッツ・オールライト」を改題したもの[8]

    マーリーは本作で初めて全米トップ10入りを果たし、『ビルボード』誌のR&Bアルバム・チャートでも過去最高の11位に達した[1]。本作からのシングル「ルーツ、ロック、レゲエ」はBillboard Hot 100で51位、R&Bシングル・チャートで37位に達した[1]

    収録曲「ウォー」の歌詞は、エチオピア帝国皇帝ハイレ・セラシエ1世が1968年に行ったスピーチが元になっている[8]。この曲は、後に多くのアーティストによってカヴァーされた。シネイド・オコナーは、1992年に『サタデー・ナイト・ライブ』に出演した際、この曲をア・カペラで歌った後、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の写真を破って「真の敵と戦え!」と叫んだ[9]。オコナーは後に、自身のアルバム『スロウ・ダウン・ユア・アームズ』(2005年)に「ウォー」のカヴァーを収録している。

    2001年発売のリマスターCDには、本作に先行してシングルA面として発表されていた曲「ジャー・リヴ」が追加収録された。

    収録曲

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    Side 1
    1. ポジティヴ・ヴァイブレイション - "Positive Vibration" (Vincent Ford) - 3:34
    2. ルーツ、ロック、レゲエ - "Roots, Rock, Reggae" (V. Ford) - 3:38
    3. ジョニー・ワズ - "Johnny Was" (Rita Marley) - 3:48
    4. クライ・トゥ・ミー - "Cry to Me" (R. Marley) - 2:36
    5. ウォント・モア - "Want More" (Aston Barrett) - 4:14
    Side 2
    1. クレイジー・ボールドヘッド - "Crazy Baldhead" (R. Marley, V. Ford) - 3:12
    2. フー・ザ・キャップ・フィット - "Who the Cap Fit" (A. Barrett, Carlton Barrett) - 4:43
    3. ナイト・シフト - "Night Shift" (Bob Marley) - 3:10
    4. ウォー - "War" (Allen Cole, C. Barrett) - 3:36
    5. ラット・レース - "Rat Race" (R. Marley) - 2:50

    2001年リマスター盤ボーナス・トラック

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    • ジャー・リヴ - "Jar Live" (Lee Perry, B. Marley) - 4:16

    参加ミュージシャン

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    脚注

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