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ラクシュミー (女優)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラクシュミー
Lakshmi
Lakshmi
ラクシュミー(2015年)
本名 Yaragudipadi Venkata Mahalakshmi
生年月日 (1952-12-13) 1952年12月13日(72歳)
出生地 インドの旗 インド マドラス州英語版マドラス(現タミル・ナードゥ州チェンナイ)
職業 女優
ジャンル タミル語映画テルグ語映画マラヤーラム語映画カンナダ語映画ヒンディー語映画
活動期間 1968年-現在
配偶者 バースカラン(1969年-1974年、離婚)
モーハン・シャルマ英語版(1975年-1980年、離婚)
シヴァチャンドラン英語版(1987年-現在)
著名な家族 Y・V・ラーオ英語版(父)
クマーリー・ラクマニ英語版(母)
アイシュワリヤー・バースカラン英語版(娘)
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ラクシュミー(Lakshmi、1952年12月13日 - )は、インド南インド映画で活動する女優。1968年に『Jeevanamsam』で女優デビューし、これまでに650本以上の映画に出演している。主演女優として活動した後、1980年代以降は性格女優に転向し、様々な映画に助演女優として出演するようになった。彼女はフィルムフェア賞ヒンディー語映画部門英語版及び南インド映画部門の4部門(タミル語映画部門英語版テルグ語映画部門英語版マラヤーラム語映画部門英語版カンナダ語映画部門英語版)すべてにおいて主演女優賞を受賞した唯一の女優であり、また南部4州(アーンドラ・プラデーシュ州英語版タミル・ナードゥ州英語版カルナータカ州英語版ケーララ州英語版)のすべての映画賞で主演女優賞を受賞した唯一の女優でもある。さらに国家映画賞 主演女優賞英語版も受賞しており、ラクシュミーは南インド全域だけではなく、ヒンディー語圏英語版でも高い人気を得ている[1][2][3][4][5][6]

生い立ち

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チェンナイ出身で、母のクマーリー・ラクマニ英語版は女優としてタミル語映画で活動し[7]、父のY・V・ラーオ英語版は映画監督・プロデューサー・俳優・脚本家・編集技師としてテルグ語映画カンナダ語映画マラヤーラム語映画・タミル語映画で活動していた[8]

キャリア

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ラクシュミーはタミル語映画・テルグ語映画・マラヤーラム語映画・カンナダ語映画で活動し、1970年代には南インド映画において人気女優の地位を確立した。1974年に出演したマラヤーラム語映画『Chattakkari』ではケーララ州映画賞 主演女優賞英語版フィルムフェア賞 マラヤーラム語映画部門主演女優賞英語版を受賞し、同作はベンガルールで40週間以上上映されるヒット作となった。また、リメイク作の『Julie』『Miss Julie Prema Katha』にも出演し、『Julie』ではフィルムフェア賞 主演女優賞英語版年間活動賞英語版を受賞している[9][10]。彼女は多才な演技力とグラマラスな外見で知られており、テルグ語映画『Panthulamma』は彼女が最も演技を評価された作品に挙げられている。また、『Chattakkari』の成功後は複数のマラヤーラム語映画に出演するようになり、『Chalanum』『Mohiniyaattam』ではフィルムフェア賞マラヤーラム語映画部門主演女優賞を受賞している。人気女優となったラクシュミーは多くの南インド映画俳優と共演したが、1970年代から1980年代にかけて共演したアナント・ナーグとのコンビネーションは高い評価を得ており、25本以上の映画で共演している。

ヒンディー語映画『Julie』でも成功を収めたが、ラクシュミーはヒンディー語映画には関心を示さず、南インド映画を中心に活動した。1977年に出演した『Sila Nerangalil Sila Manithargal』ではタミル女優として初めて国家映画賞 主演女優賞英語版を受賞し、1980年代以降は助演女優として母親役・祖母役を多く演じるようになり、『ジーンズ 世界は2人のために』ではアイシュワリヤー・ラーイ・バッチャンの祖母役、『Hulchul』ではカリーナ・カプールの祖母役を演じている。また、1980年にはK・バーラチャンダル英語版の補佐を受けて、『Mazhalai Pattalam』で監督デビューしている[11]

私生活

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ラクシュミーはバースカランと結婚して娘アイシュワリヤー・バースカラン英語版を出産したが、後に離婚している[12]。1975年に『Chattakkari』で共演したモーハン・シャルマ英語版と再婚したが、1980年に離婚した。その後、1987年に『En Uyir Kannamma』で共演したシヴァチャンドラン英語版と結婚し、2000年にサムクタを養女に迎え入れている[13]

受賞歴

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トーク番組に出演するラクシュミーとサイード・アラーウッディーン・パシャ英語版(2017年)
部門 作品 結果 出典
栄誉賞
2016年 ラージョートサヴァ賞英語版 受賞 [14]
国家映画賞
1977年英語版 主演女優賞英語版 『Sila Nerangalil Sila Manithargal』 受賞 [15]
フィルムフェア賞
1976年英語版 主演女優賞英語版 『Julie』 受賞 [16]
フィルムフェア賞 南インド映画部門
1975年 タミル語映画部門主演女優賞英語版 『Dikkatra Parvathi』 受賞 [16]
マラヤーラム語映画部門主演女優賞英語版 『Chattakkari』
1976年 『Chalanum』
1977年 『Mohiniyaattam』
1978年 タミル語映画部門主演女優賞 『Sila Nerangalil Sila Manithargal』 ノミネート
テルグ語映画部門主演女優賞英語版 『Panthulamma』
1979年 タミル語映画部門主演女優賞 『Oru Nadigai Natakam Parkiral』
特別賞英語版 『Panthulamma』 受賞
1981年 タミル語映画部門主演女優賞 Avan Aval Adhu ノミネート
1984年 『Unmaigal』 受賞 [17]
1985年 Sirai ノミネート
1987年 Samsaram Adhu Minsaram [5][6]
テルグ語映画部門主演女優賞 『Sravana Meghalu』 受賞
1994年英語版 カンナダ語映画部門主演女優賞英語版 Hoovu Hannu [1]
1999年英語版 生涯功労賞英語版 [18]
南インド国際映画賞
2021年英語版 テルグ語映画部門助演女優賞 Oh! Baby 受賞 [19]
タミル・ナードゥ州映画賞
1978年 主演女優賞英語版 『Oru Nadigai Natakam Parkiral』 受賞
ナンディ賞
1977年 主演女優賞英語版 『Panthulamma』 受賞 [20]
1986年 『Sravana Meghalu』
2001年 性格女優賞英語版 Murari
2012年 審査員特別賞英語版 Mithunam
カルナータカ州映画賞英語版
1993年 主演女優賞英語版 『Hoovu Hannu』 受賞
2008年英語版 助演女優賞英語版 Vamshi [21]
2017年英語版 Dr.ラージクマール賞英語版 [22]
ケーララ州映画賞英語版
1974年 主演女優賞英語版 『Chattakari』 受賞
ベンガル映画ジャーナリスト協会賞英語版
1975年 年間活動賞 『Julie』 受賞 [23]
シネマ・エクスプレス賞
1986年 タミル語映画部門主演女優賞英語版 『Samsaram Adhu Minsaram』 受賞 [24]

出典

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  1. ^ a b 41st Annual Filmfare Best Telugu Film winners
  2. ^ Reed, Sir Stanley (22 August 1976). “The Times of India Directory and Year Book Including Who's who”. Times of India Press. 2024年2月15日閲覧。
  3. ^ The Times of India Directory and Year Book Including Who's who”. Times of India Press (22 August 1978). 2024年2月15日閲覧。
  4. ^ The Times of India Directory and Year Book Including Who's who” (22 August 1980). 2024年2月15日閲覧。
  5. ^ a b 34th Annual Filmfare Awards South Winners” (28 May 2017). 28 May 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。9 September 2019閲覧。
  6. ^ a b Collections” (1991年). 2024年2月15日閲覧。
  7. ^ “Sri Valli—1945”. The Hindu (Chennai, India). (28 December 2007). オリジナルの30 December 2007時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20071230095251/http://www.hindu.com/cp/2007/12/28/stories/2007122850501600.htm 22 July 2009閲覧。 
  8. ^ A revolutionary filmmaker”. The Hindu (22 August 2003). 19 November 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。19 November 2016閲覧。
  9. ^ 1st Filmfare Awards 1953”. 12 June 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。4 August 2007閲覧。
  10. ^ 69th & 70th Annual Hero Honda BFJA Awards 2007”. 19 January 2008時点のオリジナルよりアーカイブ。12 August 2016閲覧。
  11. ^ Raman, Mohan (3 January 2015). “KB: Kollywood's Discovery Channel”. The Hindu. http://www.thehindu.com/features/cinema/kb-kollywoods-discovery-channel/article6751541.ece 12 August 2016閲覧。 
  12. ^ Warrier, Shobha (3 March 2001). “'I don't want to act with half-baked idiots any longer'”. Rediff. 22 July 2009閲覧。
  13. ^ "I'll act till my last breath" - Lakshmi”. Screen (27 July 2007). 22 July 2009閲覧。
  14. ^ List of Karnataka Rajyotsava Award winners 2016”. International Business Times (2016年10月31日). 2024年2月15日閲覧。
  15. ^ National Film Awards – 1977”. 20 March 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。24 April 2013閲覧。
  16. ^ a b Indian and Pakistan Year Book and Who's who” (21 August 1984). 23 April 2023時点のオリジナルよりアーカイブ。29 March 2023閲覧。
  17. ^ Collections” (1991年). 2024年2月15日閲覧。
  18. ^ Lifetime Achievement Award (South) winners down the years...”. Filmfare (2014年7月10日). 2024年2月15日閲覧。
  19. ^ SIIMA Awards 2021: Take A Look At The Full Winner's List”. The Hans India (20 September 2021). 2023年5月2日閲覧。
  20. ^ నంది అవార్డు విజేతల పరంపర (1964–2008)” [A series of Nandi Award Winners (1964–2008)]. Information & Public Relations of Andhra Pradesh. 21 August 2020閲覧。(in Telugu)
  21. ^ INFORMATION: STATE FILM AWARDS 2008-09 (KARNATAKA)
  22. ^ Rajkumar award for Lakshmi - Bangalore Mirror”. 2024年2月15日閲覧。
  23. ^ 39th Annual BFJA Awards”. BFJA. 19 January 2008時点のオリジナルよりアーカイブ。6 January 2012閲覧。
  24. ^ “Cine artists asked to broaden talents”. https://news.google.com/newspapers?id=y4plAAAAIBAJ&sjid=f54NAAAAIBAJ&pg=787,2870744 30 March 2023閲覧。 

外部リンク

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