ライヴ・アット・ザ・パラディアム'88
『ライヴ・アット・ザ・パラディアム'88』 | ||||
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キース・リチャーズ&ザ・エクスペンシヴ・ワイノーズ の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1988年12月15日 カリフォルニア州 ハリウッド・パラディアム[1] | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
ヴァージン・レコード マインドレス・レコード(2020年再発盤) | |||
プロデュース | キース・リチャーズ、スティーヴ・ジョーダン、ドン・スミス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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キース・リチャーズ アルバム 年表 | ||||
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『ライヴ・アット・ザ・パラディアム'88』(原題:Live at the Hollywood Palladium, December 15, 1988)は、ローリング・ストーンズのギタリストであるキース・リチャーズが「キース・リチャーズ&ザ・エクスペンシヴ・ワイノーズ」名義で1988年に録音・1991年に発表したライブ・アルバム。
解説
[編集]リチャーズ初のソロ・アルバム『トーク・イズ・チープ』(1988年)リリースに伴うアメリカ・ツアーのうち、12月15日のハリウッド公演の模様が収録された[5]。元々はライブ・アルバムとしてリリースされる予定はなかったが、当時の音源が海賊盤として流出したことから、1991年に正規発売されることになった[5]。ただし、当日のセットリストを完全に網羅した内容ではなく[5]、実際には「ビフォー・ゼイ・メイク・ミー・ラン」「彼氏になりたい」、「ユー・ドント・ムーヴ・ミー」、「リトルT&A」、「イット・ミーンズ・ア・ロット」も演奏された[6]。
クリス・トゥルーはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「ルースでグルーヴ満載」「ローリング・ストーンズ名義のライブ・アルバムの大部分よりも優れており、ローリング・ストーンズおよびキース・リチャーズに忠誠を誓ったファンにとっては、疑いなく必携である」と評している[1]。
リイシュー
[編集]本作が2020年11月13日に再発された際、同時発売された「スーパー・デラックス・ボックスセット」には、オリジナル・リリース時には外された3曲を収録した10インチ・レコードが追加された[7]。なお、ドイツでは同年11月27日付のアルバム・チャートで30位を記録し[2]、オーストリア[3]やスペイン[4]でもチャート・インした。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はキース・リチャーズとスティーヴ・ジョーダンの共作。
- テイク・イット・ソー・ハード - "Take It So Hard" - 4:27
- ハウ・アイ・ウィッシュ - "How I Wish" - 4:07
- ストゥッド・ユー・アップ - "I Could Have Stood You Up" - 4:27
- トゥー・ルード - "Too Rude" (Lindon Roberts, Sly Dunbar, Robbie Shakespeare) - 7:49
- メイク・ノー・ミステイク - "Make No Mistake" - 6:30
- タイム・イズ・オン・マイ・サイド - "Time Is on My Side" (Norman Meade) - 4:27
- ビッグ・イナフ - "Big Enough" - 3:45
- ホイップ・イット・アップ - "Whip It Up" - 5:34
- ロックド・アウェイ - "Locked Away" - 5:49
- ストラグル - "Struggle" - 4:33
- ハッピー - "Happy" (Mick Jagger, Keith Richards) - 7:07
- コネクション - "Connection" (M. Jagger, K. Richards) - 2:33
- ロックアワイル - "Rockawhile" - 6:19
2020年「スーパー・デラックス・ボックスセット」ボーナス10インチ・レコード
[編集]- "I Wanna Be Your Man" (John Lennon, Paul McCartney)
- "Little T&A" (M. Jagger, K. Richards)
- "You Don’t Move Me"
参加ミュージシャン
[編集]- キース・リチャーズ - リード・ボーカル、ギター
- スティーヴ・ジョーダン - ドラムス、バッキング・ボーカル、ベース(on #1)、キーボード(on #3)
- ワディ・ワクテル - ギター、バッキング・ボーカル
- アイヴァン・ネヴィル - キーボード、バッキング・ボーカル、ベース(on #3)、ギター(on #11)
- チャーリー・ドレイトン - ベース、バッキング・ボーカル、ドラムス(on #1, #3)
- ボビー・キーズ - サクソフォーン(on #3, #4, #5, #7, #8, #11)
- サラ・ダッシュ - ボーカル(on #5, #6)、バッキング・ボーカル(on #7, #8, #13)
脚注
[編集]- ^ a b True, Chris. “Keith Richards & the X-Pensive Winos, Keith Richards - Live at the Hollywood Palladium (December 15, 1988) Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2023年4月4日閲覧。
- ^ a b Offizielle Deutsche Charts
- ^ a b Keith Richards And The X-Pensive Winos - Live At The Hollywood Palladium - December 15, 1988 - austriancharts.at
- ^ a b spanishcharts.com - Keith Richards And The X-Pensive Winos - Live At The Hollywood Palladium - December 15, 1988
- ^ a b c “【特集】 キース・リチャーズの初ベスト”. HMV&BOOKS online. ローソンエンタテインメント (2010年11月10日). 2023年4月4日閲覧。
- ^ “Keith Richards and The X-Pensive Winos Talk Is Cheap Tour 1988”. waddywachtelinfo.com. 2023年4月4日閲覧。
- ^ “キース・リチャーズ『Live at the Hollywood Palladium』ボックスセット 詳細発表”. amass.jp (2020年10月2日). 2023年4月4日閲覧。
外部リンク
[編集]- ライヴ・アット・ザ・パラディアム'88 - Discogs (発売一覧)