ライオネル・ターティス国際ヴィオラ・コンクール
表示
ライオネル・ターティス国際ヴィオラ・コンクール(英語:Lionel Tertis International Viola Competition)は、ヴィオラ奏者のためのコンクールである。イギリスのヴィオラのヴィルトゥオーゾ・ライオネル・ターティスをしのんで1980年に設立され、マン島ポート・エリンのエリン芸術センターで開催される。参加資格者は、年齢が30歳未満であること。プリムローズ国際ヴィオラ・コンクール、モーリス・ヴュー国際ヴィオラ・コンクールと並ぶ、三大ヴィオラ・コンクールの一つに数えられる。
入賞者
[編集]第1回(1980年)
[編集]- 第1位 ポール・ニューバウアー Paul Neubauer(アメリカ)
- 第2位 キム・カシュカシャン Kim Kashkashian(アメリカ)
- 第3位 受賞者なし
第2回(1984年)
[編集]- 第1位 シンシア・フェルプス Cynthia Phelps(アメリカ)
- 第2位 ポール・コレッティ Paul Coletti(イギリス)
- 第3位 Carla-Maria Rodrigues(ポルトガル/イギリス)
第3回(1988年)
[編集]- 第1位 Hsin-Yun Huang(台湾)
- 第2位 Jane Atkins(イギリス)
- 第3位 ジャン=エリック・スーシ Jean-Eric Soucy(カナダ)
第4回(1991年)
[編集]- 第1位 受賞者なし
- 第2位 Tomoko Ariu(日本)、Andra Darzins(オーストラリア)
- 第3位 Esther Geldard(イギリス)
第5回(1994年)
[編集]- 第1位 ギラド・カルニ Gilad Karni(イスラエル)
- 第2位 松実健太(日本)
- 第3位 Scott Lee(台湾)
第6回(1997年)
[編集]- 第1位 ローランド・グラッスル Roland Glassl(ドイツ)
- 第2位 Steve Larson(カナダ)
- 第3位 Mikhail Bereznitsky(ロシア)
第7回(2000年)
[編集]- 第1位 受賞者なし
- 第2位 Agathe Blondel(フランス)
- 第3位 Arie Schachter(イスラエル)
第8回(2003年)
[編集]- 第1位 Yuval Gotlibovich(イスラエル)
- 第2位 マクシム・リサノフ Maxim Rysanov(ウクライナ)
- 第3位 Maya Rasooly(イスラエル)
第9回(2006年)
[編集]- 第1位 David Kim(アメリカ)
- 第2位 Peijun Xu(中国)
- 第3位 Ewa Grzywna(ポーランド/アメリカ)
第10回(2010年)
[編集]- 第1位 Milena Pajaro-van de Stadt(アメリカ)
- 第2位 Kyoungmin Park(韓国)
- 第3位 Veit Hertenstein(ドイツ)
第11回(2013年)
[編集]- 第1位 沈子钰 Ziyu Shen(中国)
- 第2位 東条慧(日本)
- 第3位 Matthew Lipman(アメリカ)、Shuangshuang Liu(中国)
第12回(2016年)
[編集]- 第1位 Timothy Ridout(イギリス)
- 第2位 Manuel Vioque-Judde(フランス)
- 第3位 Wenhong Luo(中国)
第13回(2019年)
[編集]- 第1位 Paul Vincent Laraia III(アメリカ)
- 第2位 Yuchen Lu(中国)
- 第3位 Paul Adrien Zientara(フランス)
課題曲
[編集]- 第1回(1980年) ゴードン・ジェイコブ:ヴィオラ協奏曲第2番ト長調 Viola Concerto No. 2 in G Major (1979年)
- 第2回(1984年) Wilfred Josephs:ヴィオラ協奏曲 Concerto for Viola and Orchestra, Op. 131 (1983年)
- 第3回(1988年) ポール・パターソン Paul Patterson:ヴィオラ独奏のための「マナナンの湖」Tides of Mananan, Op. 64 (1988年)
- 第4回(1991年) John McCabe:ヴィオラ独奏のための「2月のソナチネ」 February Sonatina (1990年)
- 第5回(1994年) Michael Berkeley:ヴィオラ独奏のためのOdd Man Out (1994年)
- 第6回(1997年) リチャード・ロドニー・ベネット:ヴィオラ独奏のためのRondel (1996年)
- 第7回(2000年) サリー・ビーミッシュ:ヴィオラ独奏のためのPennillion (1998年)
- 第8回(2003年) John Woolrich:ヴィオラ独奏のためのThrough a Limbeck (2002年)
- 第9回(2006年) David Matthews:ヴィオラ独奏のためのDarkness Draws In, Op. 102 (2005年)
- 第10回(2010年) Roger Steptoe:ヴィオラ独奏のための「プチ・ソナチネ第1番」 Petit Sonatine I (2009年)
- 第11回(2013年) ピーター・マックスウェル・デイヴィス:ヴィオラ独奏のための「6つのソラーノ変形」 Six Sorano Variants (2012年)
- 第12回(2016年) Stuart MacRae: ヴィオラ独奏のためのfenodyree (2015年)
- 第13回(2019年) ロクサンナ・パヌフニク: ヴィオラ独奏のためのCanto (2018年)