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ヨーロッパザラボヤ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヨーロッパザラボヤ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 尾索動物亜門 Urochordata
: ホヤ綱 Ascidiacea
: マメボヤ目 Enterogona
亜目 : マメボヤ亜目 Phlebobrachia
: ナツメボヤ科 Ascidiidae
: Ascidiella
: ヨーロッパザラボヤ A. aspersa
学名
Ascidiella aspersa (Muller, 1776)
和名
ヨーロッパザラボヤ

ヨーロッパザラボヤ(学名:Ascidiella aspersa)は、脊索動物門ホヤ綱に分類されるホヤの仲間の1種。

分布

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ノルウェーから地中海が原産域とされる[1]

アメリカ東海岸、アルゼンチン南アフリカインドオーストラリア南部、ニュージーランド日本外来種として移入分布している。日本での最初の記録は2008年9月で、北海道の内浦湾(噴火湾)のホタテガイ垂下養殖漁場において、貝や養殖施設に大量に付着していることが確認された[1]。当初は在来種のザラボヤAscidia zara)と考えられていたが、2010年にヨーロッパザラボヤであることが発表された[1]

特徴

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体長130mmに達する大型のホヤ[2]。単体性で、潮間帯から50mまでの水深に生息し、波の弱い湾の入り江や港内など浅海域で多く見られる[2]。雌雄同体。

出典

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  1. ^ a b c ヨーロッパザラボヤ(Ascidiella aspersa)判定マニュアル 独立行政法人水産総合研究センター
  2. ^ a b 金森 誠・馬場勝寿・長谷川夏樹・西川輝昭・岩崎敬二「外来種ヨーロッパザラボヤAscidiella aspersa(Müller,1776)の生物学的特徴と簡易識別および同定について(技術報告)」『北水試研報』第81巻、2012年、151-156頁。