ヨシモトポール
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本社が入る丸ノ内パークビルディング | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒100-6919 東京都千代田区丸の内2-6-1 (丸の内パークビルディング19F) |
設立 | 1961年12月 |
業種 | 金属製品 |
事業内容 | 各種スチールポールの製造・販売、コンクリート製品の製造・販売、ポールに関連する工事 |
代表者 | 代表取締役社長 石原晴久 |
資本金 | 3億円 |
売上高 | 2021年3月 104億円(単独) |
従業員数 | 284名(単体)、434名(グループ全体) |
決算期 | 3月31日 |
外部リンク | https://www.ypole.co.jp/ |
ヨシモトポール株式会社は東京都千代田区丸の内に本社を置く各種スチールポールの製造・販売を中心とした事業を行うメーカーである。
経営理念は「災害に強いくにづくりに良い品を」、ヨシモトポールグループスローガンは「心躍る挑戦を、ともに。」[要出典]
概要
[編集]1961年(昭和36年)の12月に、前身の与志本林業株式会社(長野県南佐久郡の発祥)の取締役をしていた由井克巳が創業し、コンクリートポールメーカーとしてスタート。与志本林業は枕木や杭丸太などを供給していた会社であり、その時代を含めると100年以上の歴史がある[1]。
ヨシモトポールの創業時は、高度経済成長により木材市場がコンクリート製品へと急速に移行し始めた時代。最初の事業は、農村地区での需要が旺盛であった有線放送用コンクリートポールから始まり、その後は日本電信電話公社(現NTTグループ)の電柱などコンクリートポール製品を拡充。更に、昭和40年前半からは照明、標識用のスチールポールの製造が本格化。現在のヨシモトアグリ株式会社の源流となる、FRP製飼料タンクの開発も同時期となる。[要出典]
景観・環境配慮へと社会のニーズが移り変わる平成を迎えた頃から、メインはスチールポールへと段階的にシフトした。現在では政府により国土強靭化[2]が掲げられ、ヨシモトポールは電力・鉄道・通信・道路・照明・標識・信号・スポーツ関連施設等、幅広い社会インフラに必要とされるポールメーカーとなった。[要出典]
沿革
[編集]- 1961年 コンクリートポールの製造販売を目的として設立、本社を東京都千代田区に置く、資本金1千万円、藤岡工場を建設
- 1963年 滋賀工場を建設
- 1966年 信越化学工業との提携によりPSカラーポールの製造販売を開始
- 1968年 藤岡工場が日本電信電話公社の指定工場となる
- 1969年 FRP製飼料タンクの製造販売を開始
- 1971年 PSカラーポール 英国プラスチックコーティング社との提携によるプラコート製法を導入
- 1977年 ヨシモト機工を設立(現 ワイケースチール)、新群運輸を設立(現 シングン物流)
- 1979年 藤岡工場 日本工業規格JIS表示許可(許可番号379155)
- 1981年 藤岡工場 コーティング技術センターを建設(現 技術開発センター)
- 1982年 資本金3億円に増資
- 1985年 東京電力へ配電用鋼管柱を納入開始
- 1986年 ヨシモト化成を設立(現 ヨシモトエンジニアリング)
- 1988年 ヨシモト集合ポール グッドデザイン部門別大賞を受賞(公共空間部門)
- 1989年 「美しいくにづくりに良い品を」を経営理念として掲げ、景観・環境事業へ参入
- 1990年 レトロポール グッドデザイン景観賞を受賞
- 1992年 滋賀工場が永源寺町に移転
- 1993年 藤岡工場に塗装設備「ポールコート336ライン」を設置
- 1996年 デザインコンクリートシステムポール グッドデザイン景観賞を受賞(公共空間用設備・機器部門)
- 1997年 藤岡工場 ISO9001認証を取得
- 2001年 藤岡工場を群馬工場に改名
- 2005年 群馬工場 環境ISO14001認証を取得
- 2011年 畜産環境事業部をアグリ事業部に改名
- 2012年 西日本サービスセンターを開設(現 ヨシモトアグリ㈱西日本サービスセンター)
- 2013年 ヨシモトエンジニアリング 一級建築士事務所を開設、滋賀工場 敷地を1.8倍に拡張
- 2014年 アグリ事業部が分社しヨシモトアグリ㈱として営業開始、避難誘導システム グッドデザイン賞を受賞、耐疲労型開口部トツレス NETIS(国土交通省)に登録、滋賀工場 第三工場を建設
- 2015年 ジョイマスト 国土交通省大臣認定を取得
- 2016年 YSポールを設立
- 2017年 高崎事務所を開設
- 2018年 九州支店、新潟営業所、北陸営業所の販売窓口をYSポールへ移管
- 2019年 東北支店、信越支店、関東支店、名古屋支店、大阪支店、札幌事務所の販売窓口をYSポールへ移管、国土強靭化への政策を受け、「災害に強いくにづくりに良い品を」を経営理念として掲げる
- 2020年 バナーポール・フットライト グッドデザイン賞を受賞
- 2021年 群馬工場 摩擦圧接設備を導入
- 2023年 本社を丸の内パークビルディングへ移転
- 2024年 ワイケースチールを吸収合併
子会社
[編集]- YSポール株式会社 - 日鉄建材株式会社とヨシモトポール、2社の照明ポール部門を統合して設立。両者の強みを活かした照明ポールの製造・販売並びにヨシモトポールの協販店(販売代理店)事業を展開。
- ヨシモトエンジニアリング株式会社 - 多くの施工業者と連携してポール関連の工事を実施。工事業のみならず、ポールに関する点検・メンテナンス、長寿命化技術の開発・販売と一級建築士事務所を展開。
- シングン物流株式会社 - ヨシモトポール製品(長尺物・重量物・特殊形状物)の輸送をメインとした事業を展開。10tユニック、7tユニックなど計約30台の貨物自動車を保有。
- ヨシモトアグリ株式会社 - 養豚・養鶏プラントの設計・施工事業を展開。欧米各国から優れた機材・システムを導入し、最先端のプラントを提供することにより、日本の畜産業の発展を目指す。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “特徴・強み”. ヨシモトポール株式会社. 2024年8月21日閲覧。
- ^ “国土強靭化|内閣官房ホームページ”. www.cas.go.jp. 2024年8月22日閲覧。