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ユーザ工学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ユーザ工学(ユーザこうがく、英語: user engineering)は、ユーザビリティ工学に対して、黒須正明が提唱している概念(1)。

ユーザビリティには、ヤコブ・ニールセンが提唱している狭義の概念と、ISO924-11の定義している広義の概念があるが、いずれにしても人工物特性であり、ISO/IEC 25010に近い考え方をすれば製品品質ないし設計時品質といえる。また、その実践的アプローチはユーザビリティ工学と呼ばれている(2)。これに対し、人工物の利用においては、利用時品質であるユーザの側の満足感が大切であることから、黒須は満足感という概念を定義し、それを目指すアプローチをユーザ工学と呼んでいる。ユーザー工学(3)とも呼ばれる。

出典

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  1. ユーザ工学入門」 黒須正明、伊東昌子、時津倫子 共立出版 1999
  2. ヤコブ・ニールセン 著、篠原稔和・監訳、三好かおる 訳『ユーザビリティエンジニアリング原論 - ユーザーのためのインタフェースデザイン』(第2版)東京電機大学出版局、2002年。ISBN 4-501-53200-9https://books.google.co.jp/books?isbn=9784501532000 Usability Engineering.
  3. ユーザー工学」 安藤昌也 千葉工業大学テキスト 2013
  4. Theory of User Engineering」 Masaaki Kurosu, CRC Publishing 2016

関連項目

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