ユニタード
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ユニタード(Unitard)は、肌に密着して長い脚と長い袖の付いたワンピース形式の衣装である。通常は手首と足首まで続いている。ユニタードはレオタードが長い脚を持っていない点でレオタードとは異なっており、ユニタードはレオタードとタイツの組み合わせと考えることもできる。また、ユニタードは基本的にはレスリングシングレットからタイツの部分を差し引いたものとも言えるが、一部のレスラーはユニフォームと股袋をさらに強調するために更にタイツを着用する。
ユニタードは、曲芸師、体操選手、ダンサー、曲馬師、アスリート、サーカスパフォーマー、アマチュアレスリング選手など、柔軟性を損なうことなく体全体を覆う必要がある人などが使用する。ユニタードには様々な色のものがある。漫画や広告、テレビ番組、映画に登場するスーパーヒーローは、ユニタードを着ていることが多い。
ロックバンドのクイーンのメンバーは、1970年代後半のコンサートでユニタードを着用していたことで知られている[注 1]。1985年、ウィンブルドンで行われたテニスのウィンブルドン選手権女子シングルの部において、アン・ホワイト選手が1回戦の第2セットまで白のユニタード姿で出場[2][3][4]。2021年には体操女子ドイツ代表が、スイスで行われた欧州選手権(第9回)、そして東京五輪でユニタードを着用し話題となった[5]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 後述するドイツの体操選手は、フレディ・マーキュリーから着想を得て、ユニタードとレオタードを組み合わせた衣装で予選競技に挑んでいる。演技ではQueenの曲が使用された。[1]
出典
[編集]- ^ 了戒美子 (2021年7月24日). “全身スーツが話題に ドイツの20代体操選手に聞く“性的画像問題”「自分が自分の体をどう感じるかという問題とは少し違う」”. Number Web (株式会社文藝春秋): pp. 3–4 2022年11月9日閲覧。
- ^ Elliott, Josh (2000年7月31日). “Anne White With an unintentional fashion statement, she left her mark on tennis”. SI Vault. Time Inc.. 2008年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年4月24日閲覧。
- ^ “White in White”. The End of the Century. ESPN (2000年12月23日). 2012年6月27日閲覧。
- ^ “【スポーツ異聞】「下着も白!」厳格化ウィンブルドン規則に〝ブラなし〟スター選手も?「厳しすぎる」悲鳴も”. 産経ニュース (株式会社産経デジタル). (2014年7月12日). オリジナルの2018年11月23日時点におけるアーカイブ。 2018年11月22日閲覧。
- ^ “レオタードをやめたドイツ体操女子、新作ユニタードが話題に「めちゃくちゃオシャレ」【東京五輪名珍場面】”. THE ANSWER(ジ・アンサー). 株式会社Creative2 (2021年8月12日). 2022年5月29日閲覧。