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ヤン・マリーネス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヤン・マリーネス
Jhan Marinez
シカゴ・ホワイトソックス (マイナー)
2023年11月12日
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 サントドミンゴ
生年月日 (1988-08-12) 1988年8月12日(36歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2006年 アマチュアFA
初出場 2010年7月16日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
五輪 2021年
獲得メダル
ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
オリンピック
2020 野球

ヤン・カルロス・マリーネス・フエンテ: Jhan Carlos Marinez Fuente, 1988年8月12日 - )は、ドミニカ共和国サントドミンゴ出身のプロ野球選手投手)。右投右打。2021年開催の東京オリンピック 野球 銅メダリスト。

愛称はラ・エレクトゥリシダードゥLa Electricidad[1]。 メディアによっては「マリネス」、「マリニエス」と表記されることもある。

経歴

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プロ入りとマーリンズ時代

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2006年フロリダ・マーリンズと契約してプロ入り。この年は傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・マーリンズでプロデビュー。20試合(先発2試合)に登板して2勝1敗1セーブ・防御率7.00・22奪三振の成績を残した[2]

2007年はルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・マーリンズとルーキー級ガルフ・コーストリーグ・マーリンズでプレーし、2球団合計で8試合(先発5試合)に登板して2勝3敗・防御率5.47・29奪三振の成績を残した[2]

2008年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・マーリンズでプレーし、12試合(先発1試合)に登板して1勝1敗1セーブ・防御率6.11・18奪三振の成績を残した[2]

2009年はA+級ジュピター・ハンマーヘッズでプレーし、29試合に登板して1勝1敗1セーブ・防御率3.14・42奪三振の成績を残した[2]

2010年はAA級ジャクソンビル・サンズで開幕を迎え、7月16日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[2]。同日のワシントン・ナショナルズ戦でメジャーデビュー。この年メジャーでは4試合に登板して1勝1敗・防御率6.75・3奪三振の成績を残した[2]

2011年は一年間AA級ジャクソンビルでプレーし、56試合に登板して3勝8敗3セーブ・防御率3.57・74奪三振の成績を残した[2]。またこの年はオールスター・フューチャーズゲームにも選出されている[2]

ホワイトソックス時代

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2011年9月29日にオジー・ギーエン(監督)とのトレードで、オジー・マルティネスと共にシカゴ・ホワイトソックスへ移籍した[3]

2012年はマイナーでは傘下のAAA級シャーロット・ナイツでプレーし、40試合に登板して4勝2敗4セーブ・防御率2.86・65奪三振の成績を残した[2]。また、メジャーでは2試合に登板した[2]

2013年アパラチアンリーグのルーキー級ブリストル・ホワイトソックス英語版とAAA級シャーロットでプレーし、2球団合計で22試合に登板して2勝4敗2セーブ・防御率6.16・33奪三振の成績を残した[2]9月6日に40人枠外となり、オフの11月4日FAとなった[2]

タイガース傘下時代

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2013年11月18日にデトロイト・タイガースとマイナー契約を結んだ[2]

2014年は開幕から傘下のAAA級トレド・マッドヘンズでプレーしていたが、5月17日に自由契約となった[2]

ドジャース傘下時代

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2014年5月19日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ[2]。移籍後は傘下のAA級チャタヌーガ・ルックアウツでプレーし、この年は移籍前を含めて2球団合計で33試合に登板して8勝3敗・防御率6.69・46奪三振の成績を残した[2]。オフにFAとなった。

レイズ時代

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2014年12月17日にタンパベイ・レイズとマイナー契約を結んだ[2]

2015年は傘下のAA級モンゴメリー・ビスケッツ、AAA級ダーラム・ブルズでプレーし、2球団合計で50試合に登板して4勝1敗7セーブ・防御率2.27・71奪三振の成績を残した[2]。オフの12月1日にマイナー契約で再契約した[2]

2016年は開幕をAAA級ダーラムで迎えたが、4月24日にメジャー契約を結んで25人枠入りした[2]。5月8日にDFAとなった[2]

ブルワーズ時代

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2016年5月13日に金銭トレードで、ミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した[2]。この年メジャーでは移籍前を含めて46試合に登板して0勝1敗・防御率3.18・50奪三振の成績を残した[2]

2017年5月15日にDFAとなった[2]

パイレーツ時代

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2017年5月19日にウェイバー公示を経てピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[4]。8月5日にジョージ・コントスの加入に伴い、DFAとなった[5]

レンジャーズ時代

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2017年8月10日にウェイバー公示を経てテキサス・レンジャーズへ移籍した[6]9月1日にDFAとなり[7]、4日に40人枠から外れる形でAAA級ラウンドロック・エクスプレスへ配属された[2]。この年メジャーでは3球団合計で43試合に登板して0勝3敗・防御率3.70・45奪三振の成績を残した。レギュラーシーズン終了後の10月12日にFAとなった[2]

オリオールズ時代

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2017年11月28日にボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結んだ[8]

2018年は開幕を傘下のAAA級ノーフォーク・タイズで迎え、7月10日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[9]故障者リストに登録されていた8月31日に40人枠外となった(AAA級ノーフォークへ配属)[10]。10月3日にFAとなる[11]

メキシカンリーグ時代

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2019年4月3日にメキシカンリーグメキシコシティ・レッドデビルズと契約を結ぶ。4月19日に放出された。

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2010 FLA 4 0 0 0 0 1 1 0 0 .500 14 2.2 3 1 3 0 0 3 0 0 3 2 6.75 2.25
2012 CWS 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 11 2.2 2 0 2 1 0 1 0 0 0 0 0.00 1.50
2016 TB 3 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 13 3.2 2 1 0 0 0 3 0 0 1 1 2.45 0.55
MIL 43 0 0 0 0 0 1 0 5 .000 256 58.2 60 3 21 3 6 47 4 0 24 21 3.22 1.38
'16計 46 0 0 0 0 0 1 0 5 .000 269 62.1 62 4 21 3 6 50 4 0 25 22 3.18 1.33
2017 15 0 0 0 0 0 2 0 3 .000 81 16.2 23 2 11 2 1 14 2 0 12 10 5.40 2.04
PIT 24 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 148 34.0 34 4 12 1 4 26 4 0 12 12 3.18 1.35
TEX 4 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 33 7.2 7 0 3 0 2 5 0 0 2 2 2.35 1.30
'17計 43 0 0 0 0 0 3 0 3 .000 229 50.2 64 6 26 3 7 45 6 0 26 24 3.70 1.54
2018 BAL 8 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 40 8.0 9 1 9 0 0 3 0 0 6 5 5.63 2.25
MLB:5年 103 0 0 0 0 1 5 0 8 .167 596 134.0 140 12 61 7 13 102 10 0 60 53 3.56 1.50
  • 2018年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手(P)












2010 FLA 4 1 0 0 0 1.000
2012 CWS 2 0 1 0 0 1.000
2016 TB 3 0 1 0 0 1.000
MIL 43 2 11 0 0 1.000
'16計 46 2 12 0 0 1.000
2017 15 1 1 0 0 1.000
PIT 24 3 3 0 1 1.000
TEX 4 0 2 0 1 1.000
'17計 43 4 6 0 2 1.000
2018 BAL 8 0 1 1 0 .500
MLB 103 7 20 1 2 .964
  • 2018年度シーズン終了時

記録

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MiLB

代表歴

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背番号

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  • 54(2010年)
  • 57(2012年)
  • 50(2016年 - 同年途中)
  • 53(2016年途中 - 2017年途中)
  • 52(2017年途中 - 同年8月4日)
  • 49(2017年8月11日 - 同年終了)
  • 59(2018年)

脚注

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  1. ^ Explaining Rangers Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年8月31日閲覧
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z MLB公式プロフィール参照。2017年12月13日閲覧。
  3. ^ Miami nice: Marlins introduce Guillen as skipper
  4. ^ Adam Berry (2017年5月19日). “Bucs claim Marinez on waivers from Brewers” (英語). MLB.com. 2017年5月20日閲覧。
  5. ^ Adam Berry (2017年8月6日). “Bucs claim Kontos off waivers in flurry of moves” (英語). MLB.com. 2017年8月8日閲覧。
  6. ^ Daniel Kramer (2017年8月10日). “Rangers claim reliever Marinez from Pirates” (英語). MLB.com. 2017年8月12日閲覧。
  7. ^ Sam Butler (2017年9月1日). “Diekman makes long-awaited return to Rangers” (英語). MLB.com. 2017年9月2日閲覧。
  8. ^ Ben Weinrib (2017年11月28日). “Orioles ink 14 to Minor League contracts” (英語). MLB.com. 2017年12月13日閲覧。
  9. ^ Zachary Silver (2018年7月10日). “Hart, Marinez brought up as bullpen depth” (英語). MLB.com. 2018年7月19日閲覧。
  10. ^ Brittany Ghiroli (2018年8月31日). “Orioles DFA Gentry, recall Rickard” (英語). MLB.com. 2018年9月1日閲覧。
  11. ^ Todd, Jeff (October 8, 2018). “Players Electing Free Agency”. MLB Trade Rumors. October 9, 2018閲覧。

関連項目

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外部リンク

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