ヤング映像クリエーターを励ます賞
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ヤング映像クリエーターを励ます賞(ヤングえいぞうクリエーターをはげますしょう)は、日本映像事業協会主催の賞である[1]。
概要
[編集]放送・広告業界の業界団体、日本映像事業協会に加盟する会社に所属する若い映像クリエーターたちの才能を更に伸ばすための場として、2000年に組合の創立5周年と加盟社数が100社を超えたことを記念して創設。
毎年秋に募集、1月に表彰式が行われている。
第5回(平成15年度)からは、経済産業省から「経済産業大臣奨励賞」が授与されていて、第16回(平成26年度)からは、名称を「経済産業大臣賞」に変更している[1]。
応募資格
[編集]日本映像事業協会に加盟する会社の社員および契約社員で、番組製作に責任を持つ30歳以下のプロデューサーあるいはディレクターの作品[1]。(年齢は「放送時」)
作品は過去1年間(前年11月1日 - 10月31日)に、地上波、BS、CS、ケーブルテレビなどで放送された番組(CMを含む)であれば放送時間などの制約は一切ない。
原則として「番組」ごとでの応募になるが、企画コーナー請けである場合は、番組の一部コーナーを作品として応募することも可能。
審査方法
[編集]第一線の現場で活躍するディレクター、プロデューサー、放送作家、評論家などで構成される6名前後の審査委員によって審査される。
応募作品の中から優秀賞として若干数を選抜。更に内1本を最優秀賞である「経済産業大臣奨励賞」とする。
また、応募作品中、優秀賞に及ばないながらも若い才気に溢れた作品には「ホープ賞」が授与される。(若干数)
主な審査委員
[編集]- 澤田隆治(テレビランド/第1回〜)※審査委員長
- 岩立良作(オフィスぼくら/第6回〜)
- 北尾泰博(ティーヴィボックス/第6回〜)
- 友房克文(クリエイティブネクサス/第7回〜)
- 菊池誠(アズバーズ/第9回〜)
- 指田貴行(アズバーズ/第7〜8回)
- 簾畑健治(日本テレワーク/第6〜7回)
- 大森美孝(日本テレビエンタープライズ/第6回)
- 照喜名隆(ザ・ワークス/第4〜5回)
- 中井秀範(吉本興業/第4〜5回)
- 石井清(作家・評論家/第3〜5回)
- 横澤彪(吉本興業/第2〜3回)
- 関口恭司(テレビ朝日クリエイト/第2〜5回)
- 岡田裕(アルゴ・ピクチャーズ/第2回)
- 堀田哲郎(上・JOE/第1〜5回)
- 井川幸広(クリーク・アンド・リバー社/第1回)
- 小嶋昭男(テレテック/第1回)
- 森澤広明(ウッドオフィス/第1回)
受賞者
[編集]ヤング映像クリエーターを励ます賞 [注 1] | |||||
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回 | 年度 | ||||
1 | 平成11年 | 江草和則(J.V.プロデュース) 大浦剛(ラ・シック) 笠間崇(日本テレビビデオ) 坂井朋子(スーパーテレビジョン) 中村克之(東阪企画) | |||
2 | 平成12年 | 久保田克重(エムファーム) 武川考行(双八) 松居宏和(ウッドオフィス) 峰添忠(クリエイティブネクサス) | |||
回 | 年度 | 優秀賞 | ホープ賞 | ||
3 | 平成13年 | 芦田政和(ジャンプコーポレーション) 如澤大介(ジッピー・プロダクション) |
上田菜生(メディアミックス・ジャパン) 児玉知(ジェイオーイー) 西田亮(スーパーテレビジョン) 宮嶋隆夫(東阪企画) | ||
4 | 平成14年 | 長友祐介(クリエイティブネクサス) 永山良介(パームクリエイティブ) |
大喜多高志(上-JOE-) 針谷勉(J.V.プロデュース) 望月真喜(スーパーテレビジョン) | ||
回 | 年度 | 経済産業大臣奨励賞 | 優秀賞 | ホープ賞 | 努力賞 |
5 | 平成15年 | 岡﨑愛司 (ヌーベルバーグ) |
笠井秀樹(ウッドオフィス) 加藤由香里(クリエイティブネクサス) 門平直子(パームクリエイティブ) |
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6 | 平成16年 | 荒木慶太 (日本テレワーク) |
工藤啓太(ネクストワン) 坪内大輔(パームクリエイティブ) 成瀬貴紀(クリエイティブネクサス) |
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7 | 平成17年 | 谷知明 (ティーヴィボックス) |
浅井千瑞(メディアミックス・ジャパン) 伊集院要(クリエイティブネクサス) 藤極忠晴(ジャンプコーポレーション) |
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8 | 平成18年 | 太田勇 (テレビ東京制作) |
田中大瑞(クリエイティブネクサス) 深川貴志(ヒューマンフライト) 山ノ内聡子(ヒューマンフライト) 吉村博徳(ライコー) |
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9 | 平成19年 | 岩見和弘 (NHKエンタープライズ) |
境一敬(日テレアックスオン) | ||
10 | 平成20年 | 五歩一勇治 (日テレアックスオン) |
伊東亜由美(NHKエンタープライズ) 橋本芙美(共同テレビジョン) 木塚圭司(スーパーテレビジョン) 山本喜彦(メディアミックス・ジャパン) |
山脇由紀子 (ティーヴィボックス) |
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11 | 平成21年 | 伊藤嘉彦 (アクシーズ) |
浜田圭(朝日メディアブレーン) 清水利之(ウッドオフィス) 神森万里江・中川裕規・廣上佳奈(C・A・L) 柏瀬絢(テレビ朝日映像) |
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12 | 平成22年 | 林大輔 (テレビ朝日映像) |
福岡昌文(ウッドオフィス) 後藤勝利(共同テレビジョン) 外園大輔(クリエイティブネクサス) 新井順子(ドリマックス・テレビジョン) |
舟岡絵理 (ケーブルテレビ山形) | |
13 | 平成23年 | 遠藤俊太郎 (NHKエンタープライズ) |
佐藤慶子(アクシーズ) 小林宙(共同テレビジョン) 山脇由紀子(ティーヴィボックス) 半沢暁人(パームクリエイティブ) |
藤村潤 (日テレアックスオン) |
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14 | 平成24年 | 河野美里 (ホリプロ) |
伊与田俊(ウッドオフィス) 大矢啓太(社員) 竹下郁子(NEXTEP) 西川裕之(NEXTEP) |
鈴木皓大 (ケーブルテレビ山形) |
橋波大志 (アルファ・グリッド) |
15 | 平成25年 | 鈴木亜希乃 (日テレアックスオン) |
相沢あやさ(NHKエンタープライズ) 高明希(日テレアックスオン) 佐藤洋輔(NHKエンタープライズ) |
小段好 (c-block) |
村松遊介 (朝日メディアブレーン) |
回 | 年度 | 経済産業大臣賞 | 優秀賞 | ホープ賞 | 努力賞 |
16 | 平成26年 | 宮良純子 (日テレアックスオン) |
轟千恵子(トスプランニング) 鹿取真央(日テレアックスオン) 木曽貴美子(メディアミックス・ジャパン) |
朱秀美 (TimeWarp) |
稲本亜希子 (日テレアックスオン) |
17 | 平成27年 | 錫木亮 (NEXTEP) |
太田江梨子(クリエイティブネクサス) 枝見洋子(日テレアックスオン) 小林そら(NEXTEP) |
久保田智咲 (クリエイティブネクサス) | |
18 | 平成28年 | 鈴木亜希乃 (日テレアックスオン) |
林咲希(クリエイティブネクサス) 尾嶌幸佑(スーパーテレビジョン) 鶴田光(テレビ朝日映像) 遠藤寿寛(日テレアックスオン) |
二上貴文 (オイコーポレーション) | |
19 | 平成29年 [2] | 飯塚淳 (NHKエデュケーショナル) |
後藤遷也(NHKエンタープライズ) 竹内みなみ(TBSビジョン) 三宅麻希(TBSビジョン) 阿部野晃久(テレビ朝日映像) 高木泉(テレビ朝日映像) |
山口阿子 (ウッドオフィス) 上野章裕 (日テレアックスオン) |
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20 | 平成30年 | 谷口彦薫 (テレビ朝日映像) |
尾川徹(TBSスパークル) 小林哲平(日テレアックスオン) |
飛田陽子 (NHKグローバルメディアサービス) 細田謙二 (テレビ朝日映像) |
平尾陽祐 (テレビクリエイションジャパン) 菅和也 (日テレアックスオン) |
21 | 令和元年 | 大田雄史 (NHKエンタープライズ) |
山口阿子(ウッドオフィス) 玉林亜理(NHKエデュケーショナル) 小村直之(日テレアックスオン) 岡本将太(NEXTEP) |
関駿(テレビ朝日映像) | 松本凌・島田遼 (TBSスパークル) |
22 | 令和2年 | 梅澤慶光 (テレビ朝日映像) |
高田里佳子(NHKグローバルメディアサービス) 神坂令奈(クリエイティブネクサス) 三本千晶(テレパック) |
齋藤早希(ザ・ワークス) |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 日本映像事業協会 公式サイトより。
出典
[編集]- ^ a b c d “ヤング映像クリエーターを励ます賞”. 日本映像事業協会. 2020年6月29日閲覧。
- ^ “ヤング映像クリエーターを励ます賞 表彰式”. 日テレNEWS24 (2018年1月30日). 2020年6月29日閲覧。