コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ヤマト醤油味噌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社ヤマト醤油味噌
Yamato Soysauce & Miso Co.,Ltd
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
920-0331
石川県金沢市大野町四丁目イ170番地
設立 1911年
業種 食料品
法人番号 6220001007256 ウィキデータを編集
事業内容 醤油・味噌などの調味料の製造・販売
代表者 代表取締役 山本晴一
外部リンク http://www.yamato-soysauce-miso.co.jp/
テンプレートを表示

株式会社ヤマト醤油味噌(ヤマトしょうゆみそ)とは、石川県金沢市に本社を置く日本の調味料メーカーである。

概要

[編集]

石川県大野町は、千葉県野田・同銚子兵庫県龍野香川県小豆島と並んで醤油の五大名産地の一つとして知られ、同社は、「旨口」とされる金沢市大野の醸造元の一つである。本社工場内には、「糀パーク」と称した直売店をもつ。

同社が位置する大野町は、白山連峰を源にする清冽な伏流水が湧き出る土地であり、また日本海に面する港町でもあり、かつては数多くの北前船の船団を抱えた大野川(浅野川)の河口に位置する加賀藩の外港でもあった。

ヤマト醤油は、初代・山本藤松(とうまつ)が現在地において、1911年(明治44年)に創業した。社名のヤマトは、初代の屋号であった『山藤(やまとう)』に由来している。初代は船乗りで、船を使って、北海道との商いも行っていた。金沢からの往きには、醤油味噌・雑貨を積み、北海道からの帰り荷としては、大豆・雑穀・海産物・材木を運び商いをしたという。

創業時より、国産の大豆・特に北海道産の大豆を味噌の原料に使っていることが特筆される。

2代目が醤油醸造を始め、3代目が味噌醸造を始め、現在の4代目が米糀を使った発酵食品(玄米甘酒)や、糀ソース等、調味料の製造を始めた。こうして金沢の風土の中で発酵食品を創り、金沢の食文化に磨かれながら商いを続けている。

同社は品質管理にも早くから取り組み、2000年にISO 9002を取得。(2003年にはISO9001・2000年版に移行)。2001年にはオーガニック(有機JASの食品製造業者)としての認定も受けている。また、2012年11月には、食品安全管理の国際規格である「FSSC 22000」を取得した。

2014年には、本社工場内に「ヤマト 糀パーク」として体験型の施設をオープンしている。「ヤマト 糀パーク」内には、直売店だけでなく、「発酵食美人食堂」「糀蔵」等の体験型施設が用意されている。

外部リンク

[編集]