ヤブワラビー属
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ヤブワラビー属 | |||||||||||||||||||||||||||
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アカクビヤブワラビー Thylogale thetis
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Thylogale Gray, 1837[1][2] | |||||||||||||||||||||||||||
模式種 | |||||||||||||||||||||||||||
Thylogale thetis (Lesson, 1828)[1] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ヤブワラビー属[3][4] |
ヤブワラビー属(ヤブワラビーぞく、Thylogale)は、哺乳綱双前歯目カンガルー科に分類される属。
形態
[編集]主に頭胴長(体長)50 - 70センチメートルの種で構成される(カラビーヤブワラビーを除く)[2]。最大種はアカハラヤブワラビー[2]。尾は体長の約3分の2[2]。尾は短く、基部は太い[4]。
鼻孔の周囲には体毛で被われない裸出部(鼻鏡)があり、形状は「山」の字状[4]。上顎第3門歯は、やや小型で幅広い[4]。
分類
[編集]属名Thylogaleは、古代ギリシャ語で「袋のイタチ」を意味する語に由来する[2]。
以下の分類・英名は、Groves(2005)に従う[1]。和名は川田ら(2018)に従う[3]。
- Thylogale billardierii アカハラヤブワラビー Tasmanian pademelon
- Thylogale browni ブラウンヤブワラビー Brown's pademelon
- Thylogale brunii コゲチャヤブワラビー Dusky pademelon
- Thylogale calabyi カラビーヤブワラビー Calaby's pademelon
- Thylogale lanatus ヤマヤブワラビー Mountain pademelon
- Thylogale stigmatica アカアシヤブワラビー Red-legged pademelon
- Thylogale thetis アカクビヤブワラビー Red-necked pademelon
人間との関係
[編集]食用や毛皮用の狩猟により、生息数が減少している種もいる[4]。
画像
[編集]-
アカハラヤブワラビー
T. billardierii -
アカアシヤブワラビー
T. stigmatica
出典
[編集]- ^ a b c Colin P. Groves, "Order Diprotodontia," Mammal Species of the World, (3rd ed.), Volume 1, Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (ed.), Johns Hopkins University Press, 2005, Pages 43 - 70.
- ^ a b c d e Randolph W. Rose, Robert K. Rose, "Thylogale billardierii (Diprotodontia: Macropodidae)," Mammalian Species, Volume 50, Issue 965, 2018, Pages 100 - 108.
- ^ a b 川田伸一郎・岩佐真宏・福井大・新宅勇太・天野雅男・下稲葉さやか・樽創・姉崎智子・横畑泰志 「世界哺乳類標準和名目録」『哺乳類科学』第58巻 別冊、日本哺乳類学会、2018年、1 - 53頁。
- ^ a b c d e 小原秀雄 「キタコゲチャヤブワラビー(ビズマークコゲチャワラビー)」「コゲチャヤブワラビー」「カラビーヤブワラビー」『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ7 オーストラリア、ニューギニア』小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著、講談社、2000年、144頁。