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ヤブワラビー属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヤブワラビー属
アカクビヤブワラビー
アカクビヤブワラビー Thylogale thetis
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 双前歯目 Diprotodontia
: カンガルー科 Macropodidae
亜科 : カンガルー亜科 Macropodinae
: ヤブワラビー属 Thylogale
学名
Thylogale Gray, 1837[1][2]
模式種
Thylogale thetis (Lesson, 1828)[1]
和名
ヤブワラビー属[3][4]

ヤブワラビー属(ヤブワラビーぞく、Thylogale)は、哺乳綱双前歯目カンガルー科に分類される属。

形態

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主に頭胴長(体長)50 - 70センチメートルの種で構成される(カラビーヤブワラビーを除く)[2]。最大種はアカハラヤブワラビー[2]。尾は体長の約3分の2[2]。尾は短く、基部は太い[4]

鼻孔の周囲には体毛で被われない裸出部(鼻鏡)があり、形状は「山」の字状[4]。上顎第3門歯は、やや小型で幅広い[4]

分類

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属名Thylogaleは、古代ギリシャ語で「袋のイタチ」を意味する語に由来する[2]

以下の分類・英名は、Groves(2005)に従う[1]。和名は川田ら(2018)に従う[3]

人間との関係

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食用や毛皮用の狩猟により、生息数が減少している種もいる[4]

画像

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出典

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  1. ^ a b c Colin P. Groves, "Order Diprotodontia," Mammal Species of the World, (3rd ed.), Volume 1, Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (ed.), Johns Hopkins University Press, 2005, Pages 43 - 70.
  2. ^ a b c d e Randolph W. Rose, Robert K. Rose, "Thylogale billardierii (Diprotodontia: Macropodidae)," Mammalian Species, Volume 50, Issue 965, 2018, Pages 100 - 108.
  3. ^ a b 川田伸一郎・岩佐真宏・福井大・新宅勇太・天野雅男・下稲葉さやか・樽創・姉崎智子・横畑泰志世界哺乳類標準和名目録」『哺乳類科学』第58巻 別冊、日本哺乳類学会、2018年、1 - 53頁。
  4. ^ a b c d e 小原秀雄 「キタコゲチャヤブワラビー(ビズマークコゲチャワラビー)」「コゲチャヤブワラビー」「カラビーヤブワラビー」『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ7 オーストラリア、ニューギニア』小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著、講談社、2000年、144頁。

関連項目

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