ヤナギバモクマオ
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ヤナギバモクマオ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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ヤナギバモクマオ
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Boehmeria densiflora Hook. et Arn. | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
ヤナギバモクマオ |
ヤナギバモクマオ Boehmeria densiflora Hook. et Arn. はイラクサ科の木本。カラムシ属では日本で唯一の木本。
特徴
[編集]高さ2-4mになる低木[1]。幹は多く分枝し、若枝には灰色の短い毛が生える。葉は対生で、長楕円形から披針形、希に卵形となり、長さ6-14cm、幅は1-3cm。葉身は洋紙質で先端は鋭尖頭、つまり少し突き出しており、基部はやや幅広く終わる。葉表には全体に伏せた毛が多く、裏面では脈上に伏せた毛が多い。托様は披針形で先端は細く尖り、長さ約4mm。
雌雄同株で、雌雄は別の花序をなし、いずれも葉腋に生じる穂状花序である[2]。雄花序は葉と同程度の長さかやや短く、雌花序はより長くて時に20-30cmに達し、垂れ下がる。
分布と生育環境
[編集]琉球列島に分布する。小笠原にはオガサワラモクマオ B. boninensis があるが、これは同種と考える説もある。YListでは本種の変種 var. boninensis としている。国外では台湾、中国、フィリピンに産する。 低地の石灰岩地に生える[3]。
類似種など
[編集]本属にはカラムシなど多くの種があり、低木状になるものもあるが、木本であるのは日本ではこの種だけである。イラクサ科の樹木にはヤナギイチゴやハドノキなど、日本南部に数種があり、やや似ているが、雌花序が長く伸びて垂れ下がるのは本種の良い見分け点になる。
出典
[編集]参考文献
[編集]- 佐竹義輔他編著、『日本の野生植物 木本 I』、(1989)、平凡社
- 初島住彦『琉球植物誌(追加・訂正版)』,(1975),沖縄生物教育研究会
- 池原直樹、『沖縄植物野外活用図鑑 第5巻 低地の植物』、(1979)、新星図書