モード・グリーブ
モード・グリーブ(Sophia Emma Magdalene Grieve、旧姓 Law[1] 、 Margaret, Maude, Maud Grieveなどと呼ばれる、グリーブ夫人とも[2]、1858年5月4日 – 1941年12月20日)はイギリスのハーブ研究家である。1931年の著書、“A Modern Herbal”の著者として知られる。
略歴
[編集]ロンドンで生まれた。1885年に紙工場を営む一族のウィリアム・グリーブと結婚し、夫の仕事でインドに滞在した。夫のいとこに博物学者、考古学者のサイミントン・グリーブ(Symington Grieve:1850-1932)がいる。1900年代に夫が仕事を辞め引退しバッキンガムシャーの屋敷に住み、庭園でハーブの栽培を始め、"The Whins Medicinal and Commercial Herb School and Farm"を設立した。第一次世界大戦によって、医薬品が不足し、代替医療のためのハーブの需要が高まると、パンフレットを作り、ハーブの栽培法、訳効の知識を広め、種子を販売した[3]。
Society of Herbalist(後に Herb Society)の設立者、ヒルダ・ライエル(Hilda Leyel、筆名: Mrs. C. F. Leyel)との協力によって1931年に“A Modern Herbal”は出版されたが、その後グリーブとライエルの協力関係は途絶えた。“A Modern Herbal”は世界の包括的なハーブの有用性や栽培法、民間伝承が含まれており、グリーブの著作にライエルがアメリカのハーブを追加し、ライエルが編集した。
他に香料植物に関する著書、"Culinary herbs and condiments and Roses and pot pourri: Plants of sweet scent and their employment in perfume"がある[2]。
British Guild of Herb Growersの会長を務め、British Science Guildのフェローを務めた。
参考文献
[編集]- ^ General Register office of England and Wales. Births, June Quarter 1858
- ^ a b Margaret Grieve on LibraryThing | Catalog your books online
- ^ Mrs. Grieve