モンデックス
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モンデックス(Mondex)は、電子マネーの一つ。ナショナル・ウエストミンスター銀行とモンデックス・インターナショナル社が1990年に開発した。 名称の由来はフランス語で世界を意味する Monde と英語で交換を意味する Exchange を組み合わせたもの。
センターコンピュータに貨幣価値データを集約するのではなく、完全に貨幣の代わりとして現金と同じ扱いで1ポンド、日本円で1円からチャージ(リローダブル=再入金)を無限に制限無く、ICカードの中に貨幣価値のデータを記録し、取引時にそのデータを増減させるため、オフラインでの取り扱いが可能になっている。
モンデックスICカードに記録される情報は、貨幣価値だけなので匿名性が保持されている。半面、モンデックスICカードを遺失した場合でも、そのICカードの使用を停止する手段が提供されていない。
1995年にイギリス・スウィンドンでモンデックスの導入実証実験が行われた。
その後、モンデックス・インターナショナルはマスターカード・インターナショナルに買収された。
ナショナル・ウエストミンスター銀行はRBSの子会社となった。
2016年までに香港でMondexPaypassの実験をしたという情報があった。[要出典]
関連項目
[編集]- モンデックスカード
- MULTOS - モンデックスICカードのオペレーティングシステム
- Visa Cash - Visaが主導する電子マネー。1997年に神戸ハーバーランドで、1998年に渋谷で導入実験が行われた。
- Suica、Edy - 日本の電子マネー