モンスター: その瞳の奥に
『モンスター: その瞳の奥に』(原題:Monster)は2018年に公開されたアメリカ合衆国のドラマ映画である。監督はアンソニー・マンドラー、主演はケルヴィン・ハリソン・Jrが務めた。本作はウォルター・ディーン・マイヤーズが2000年に上梓した小説『Monster』を原作としている。
概略
[編集]17歳の高校生、スティーヴ・ハーモンは身に覚えのない殺人容疑で逮捕されてしまった。自らの無実を証明しようとしたスティーヴだったが、警察や司法は彼が犯人であると信じ込んでおり、極めて不利な状況に追い込まれた。それでもなお、スティーヴは僅かな可能性を信じて裁判に臨むのだった。
キャスト
[編集]- スティーヴ・ハーモン:ケルヴィン・ハリソン・Jr
- ミセス・ハーモン:ジェニファー・ハドソン
- ミスター・ハーモン:ジェフリー・ライト
- モーリーン・オブライエン:ジェニファー・イーリー
- リロイ・サヴィッキ:ティム・ブレイク・ネルソン
- ウィリアム・キング:エイサップ・ロッキー
- リチャード・エヴァンス(ボボ):ジョン・デヴィッド・ワシントン
- レイモンド・グリーン(サンセット):ナズ
- アンソニー・ペトロチェッリ:ポール・ベン=ヴィクター
- アレクサンドラ・フロイド:マイキー・マディソン
- カリル刑事:ジョニー・コイン
- レネー・ピックフォード:ラヴィー・シモーン
製作
[編集]2016年10月17日、ジェニファー・ハドソン、ナズ、ケルヴィン・ハリソン・Jr、エイサップ・ロッキーが本作に出演することになったとの報道があった[1]。
戦闘シーンの撮影中、ロッキーが鼻を骨折するという事故が発生した[2]。
公開・マーケティング
[編集]2018年1月22日、本作はサンダンス映画祭でプレミア上映された[3]。2019年4月22日、エンターテインメント・スタジオズが本作の全世界配信権を獲得し、タイトルを『Monster』から『All Rise』に変更したと報じられた[4]。2020年11月10日、Netflixが本作の配信権を購入し、タイトルを『Monster』に戻したとの報道があった[5]。2021年4月7日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[6]。
評価
[編集]本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには43件のレビューがあり、批評家支持率は67%、平均点は10点満点で6.2点となっている[7]。また、Metacriticには14件のレビューがあり、加重平均値は60/100となっている[8]。
出典
[編集]- ^ “Jennifer Hudson, Nas & A$AP Rocky Cast In ‘Monster’”. Deadline.com (2016年10月17日). 2021年4月25日閲覧。
- ^ “A$AP Rocky Reveals How He Broke His Nose Shooting ‘Monster’”. Collider (2018年1月26日). 2021年4月25日閲覧。
- ^ “Sundance Film Festival Unveils Full 2018 Features Lineup”. Variety (2017年11月29日). 2021年5月1日閲覧。
- ^ “Sundance Pic ‘Monster’ Gets New Title & Theatrical Deal With Byron Allen’s ESMP”. Deadline.com (2019年4月22日). 2021年5月1日閲覧。
- ^ “Netflix Acquires 'Monster' Starring Jennifer Hudson, Kelvin Harrison Jr.”. Hollywood Reporter (2020年11月10日). 2021年5月1日閲覧。
- ^ “Monster Official Trailer Netflix”. YouTube (2021年4月7日). 2021年5月1日閲覧。
- ^ “Monster”. Rotten Tomatoes. 2021年5月9日閲覧。
- ^ “Monster (2021)”. Metacritic. 2021年5月9日閲覧。