モノリシック・システム
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モノリシック・システム(英語: monolithic system)は、コンピュータのソフトウェアとハードウェアのコンテキストで、それぞれ異なる意味がある。
ソフトウェア
[編集]→「モノリシックカーネル」も参照
ソフトウェアシステムが「モノリシック」と呼ばれるのは、そのシステムがモノリシックなアーキテクチャを持つときである。モノリシックなアーキテクチャでは、機能的に区別できるシステムのさまざまな側面(たとえば、データの入力と出力、データの処理、エラーハンドリング、ユーザーインターフェイスなど)が、アーキテクチャとして別々のコンポーネントに分離されているのではなく、すべてが1つに組み合わされたものとなっている[1]。
ハードウェア
[編集]→「集積回路 § モノリシック集積回路」も参照
マルチコアプロセッサなどの電子的なハードウェアシステムでは、「モノリシック」と呼ばれるのは、各コンポーネントが1つの集積回路に統合されているときである。ただし、1つのダイにシステムが組み込まれた場合に、マルチコアシステムで各コアが分離されたコンポーネントから構成される場合など、そのようなシステムでもアーキテクチャとして分離されたコンポーネントから構成されることもある。
出典
[編集]- ^ Rod Stephens (2 March 2015). Beginning Software Engineering. John Wiley & Sons. p. 94. ISBN 978-1-118-96916-8