モノノケトンガリサカタザメ
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モノノケトンガリサカタザメ | |||||||||||||||||||||
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いおワールドかごしま水族館飼育個体
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||
CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Rhynchobatus mononoke Koeda, Itou, Yamada & Motomura, 2020 |
モノノケトンガリサカタザメ(Rhynchobatus mononoke)は、シノノメサカタザメ科に属するエイの一種。
2020年にいおワールドかごしま水族館で新種として記載された。和名の「モノノケ」、学名の"mononoke"は、腹側から見た姿が幽霊のように見えることによる[1]。
解説
[編集]日本の南部に分布する。全長は少なくとも、雌で2メートル、雄で1.3メートルに達する。同属で同所に分布するトンガリサカタザメ Rhynchobatus australiaeとは、吻部が幅広いこと、吻部腹面に大きな黒色斑があること、背面に白点が僅かしか存在しないことなどで区別できる[2][3]。
脚注
[編集]- ^ “水族館で20年飼育のエイ、実は新種 「誰も気づかず」:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2020年9月25日). 2024年3月1日閲覧。
- ^ Koeda, Keita, et al. (2021). “Rhynchobatus mononoke, a new species of wedgefish (Rhinopristiformes: Rhinidae) from Japan, with comments on Rhynchobatus laevis (Bloch and Schneider 1801)”. Ichthyological Research 68: 223-238. doi:10.1007/s10228-020-00777-z.
- ^ 飯野 友香, 前川 隆則, 本村 浩之 (2021). “奄美大島からの初記録を含むトンガリサカタザメ(シノノメサカタザメ科)の国内における分布状況,および本種の標徴に関する再評価”. Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 9: 6-10. doi:10.34583/ichthy.9.0_6.