モッツァレッラ・ディ・ブーファラ・カンパーナ
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モッツァレッラ・ディ・ブ-ファラ・カンパーナ Mozzarella di Bufala Campana[1][2] | |
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分類 | フレッシュチーズ |
原料 | 水牛乳 |
原産国 | イタリア |
原産地 | カンパーニャ州(カンパニア州)など(本文参照)[3] |
生産場所 | 酪農場、酪農工場 |
生産期間 | 一年中 |
形状 | 基本的にふぞろいな球形、楕円体形(本文も参照)[4] |
重量 | 20 - 800 g[4][5] |
脂肪分 | 52%以上 |
表皮 | 引き締まった白い薄皮 |
呼称統制 | DOP (1996[6]) |
モッツァレッラ・ディ・ブーファラ・カンパーナ(イタリア語: Mozzarella di Bufala Campana[6])はイタリアで生産される、水牛乳を原料としたフレッシュタイプのDOPチーズ。モッツァレッラ・ディ・ブッファラ・カンパーナとも表記される。保護原産地呼称の対象となっているが、「モッツァレラ」という単語自体は対象外であり、あくまでも「モッツァレッラ・ディ・ブーファラ・カンパーナ」が対象とされている[6]。このふたつの違いはモッツァレラがしばしば牛乳を原料とするのに対し、こちらは必ず水牛乳(ブーファラ、ブッファラ)を使うことと[4]、産地の指定がなされることである。牛乳を原料としたものより水牛乳を原料としたものの方が、脂肪分が高い、歯ごたえがある、またより新鮮なものがよい、とされる[5]。生産地はカンパーニャ州、ラツィオ州、モリーゼ州およびプーリア州(プッリャ州)内のそれぞれ指定の土地であることが必要と規定されている[3]。
大きさや形状はさまざまで、一例をあげると以下のようなものがある[1]。
カプレーゼに使ったり[1]、オードブルとしてそのまま、あるいはピザ、ラザニア、グラタンに使ってもよい[4]。ワインは軽めの赤や辛口の白が相性がよい[5]。白ワインの例としてはグレコ・ディ・トゥーフォ、フィアーノ・ディ・アヴェッリーノが挙げられる[7]。
脚注
[編集]- ^ a b c 本間るみ子; 増井和子; 山田友子 著、文藝春秋 編『チーズ図鑑』(7版)株式会社文藝春秋〈文春新書〉、2009年、164頁。ISBN 4-16-660182-2。
- ^ 以下「基本情報」欄は、特記の無い限り (本間, 増井 & 山田 2009, p. 164) による。
- ^ a b “EUR-Lex - 52007XC0425(02) - EN - EUR-Lex”. 欧州連合(EU). 2019年5月5日閲覧。
- ^ a b c d 『チーズ入門』日本食糧新聞社〈食品知識ミニブックスシリーズ〉、2017年、72-73頁。ISBN 9784889272604 。
- ^ a b c 本間るみ子 著、主婦の友社 編『チーズの選び方 楽しみ方』株式会社主婦の友社、2012年、21頁。ISBN 978-4-07-285215-6。
- ^ a b c “EUR-Lex - 31996R1107 - EN”. 欧州連合(EU). 2019年5月5日閲覧。
- ^ 林茂『最新 基本イタリアワイン【増補改訂第3版】』株式会社阪急コミュニケーションズ、2006年、270頁。ISBN 4-484-06236-4。
外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、モッツァレッラ・ディ・ブーファラ・カンパーナに関するカテゴリがあります。
- 公式ウェブサイト