モスバーグ ブラウニー
モスバーグ ブラウニー | |
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モスバーグ ブラウニーの広告。セミオートマチックと誤って表記されている。 | |
種類 | 多銃身拳銃 |
開発史 | |
製造期間 | 1919年から1932年[1] |
諸元 | |
銃身長 | 6.4cm[1] |
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弾丸 | .22ロングライフル弾および.22ショート弾[1] |
銃砲身 | 4銃身[1] |
作動方式 |
ダブルアクション 打撃式 |
照準 | アイアンサイト |
モスバーグ ブラウニー(英: Mossberg Brownie)とは、.22ロングライフル弾を用いる4銃身の拳銃である。ペッパーボックスピストルやデリンジャーとの類似性があり、1920年から1932年にかけてO・F・モスバーグ&サンズ社で生産された[2][3]。ブラウニーは、Shattuck Companyが特許取得し、より早期に出現した拳銃を基礎としている。オスカー・モスバーグはこの会社に所属していた[4]。
設計
[編集]この拳銃はダブルアクションで作動するトリガーと回転式の撃針を備える。トリガーを引いて撃鉄を解放するたび、連続して各薬室を発火させるために撃針も回転させられる。銃身部分を前方へ開くには、頂部に設けられたラッチによって開放できる。使用済みの薬莢を抜き出すため、モスバーグ社は曲げた板金を付属させた[4]。
1986年から1987年、アドバンテージアームズ社ではブラウニーに多数の装備を付けたモデル422を製造した[2]。アドバンテージアームズでは、.22ウインチェスター・マグナム・リムファイア弾を装填できるタイプや、エキストラクターを内蔵したモデルも設計している。
コブライ社では「ポケット・パル」と呼ばれる風変わりな回転式拳銃を製造した。これはブラウニー同様の中折れ機構、レイアウト、撃発システムを装備した。コブライはこれに加え、ユニークな2銃身と2口径システムを組み合わせている。ジグザグな構造の回転弾倉が2個付属しており、1個は.22LR弾を、もう1個は.380ACP弾を装填する。どちらの弾倉をはめ込むかにもよるが、下部の.22口径銃身の射撃と、上部の.380口径銃身を射撃するにあたっては同じ撃鉄を用いる[5]。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- ^ a b c d Peterson, Philip. Gun Digest Book of Modern Gun Values: The Shooter's Guide to Guns 1900 to Present (16th ed.). p. 192
- ^ a b James, Gary. "Handguns". Guns & Ammo, February 2003
- ^ Flayderman, Norm (2007). Flayderman's Guide to Antique American Firearms and Their Values. Gun Digest Books. p. 399. ISBN 0-89689-455-X
- ^ a b Macar, Dave (1 March 2016). Best of Gun Digest - Handguns & Handgun Shooting. United States: F+W Media. ISBN 1440246106
- ^ Angelfire article on Pocket Pal