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メリッサ・ブリーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
メリッサ・ブリーン Portal:陸上競技
選手情報
ラテン文字 Melissa Breen
国籍 オーストラリアの旗 オーストラリア
競技 陸上競技短距離走
種目 100m200m
生年月日 (1990-09-17) 1990年9月17日(34歳)
出身地 オーストラリアの旗 オーストラリアキャンベラ
身長 173cm
体重 65kg
公式サイト melissabreen.com.au
成績
オリンピック 100m:予選6組5着(2012年
世界選手権 100m:予選3組5着(2013年
200m:予選4組6着(2013年
4x100mR:予選2組3着(2011年
地域大会決勝 英連邦競技大会
4x100mR:5位(2014年
自己ベスト
100m 11秒11(2014年)オセアニア記録
200m 23秒12(2013年)
獲得メダル
陸上競技
オーストラリア首都特別地域の旗 オーストラリア首都特別地域
太平洋学校競技大会 (U20)
2008 キャンベラ 100m
2008 キャンベラ 200m
2008 キャンベラ 4x100mR
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メリッサ・ブリーン(Melissa Breen、1990年9月17日 ‐ )は、オーストラリア首都特別地域キャンベラ出身の陸上競技選手。専門は短距離走100mの自己ベストは11秒11のオセアニア記録保持者。2012年ロンドンオリンピック2016年リオデジャネイロオリンピックオーストラリア代表

経歴

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兄の後を追い、5歳の時にTuggeranong Little Athletics Clubに入り陸上競技を始めた[1]。10歳の時の2000年にはシドニーオリンピックが開催され、女子200mでメリンダ・ゲインズフォード=テイラー英語版キャシー・フリーマンの2人のオーストラリア人が決勝を走る姿を見て、自分も将来オリンピックに出場したいと思った[2]

2008年

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11月8日に地元キャンベラで開催された競技大会の女子100mにおいて、18歳の若さでオーストラリア歴代10位(当時)の記録となる11秒33(+1.9)をマーク[3]。同じくキャンベラで開催された11-12月の太平洋学校競技大会(Pacific School Games)にはオーストラリア首都特別地域代表として出場し、20歳未満の部でスプリント3冠(女子100mと200mと4×100mリレー)を達成した[4]

2012年

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4月29日の織田記念国際女子100mにおいて、ロンドンオリンピック参加標準記録A(11秒29)に肉薄する11秒30(+1.3)の自己ベスト(当時)をマーク。ロンドンオリンピックのオーストラリア代表が発表される6月までに参加標準記録Aは突破できなかったものの、選考の結果初のオリンピック代表に選出された[5]。ロンドンオリンピック女子100mを約2週間後に控えた7月17日のSpitzen Leichtathletik Luzern女子100mでは、参加標準記録Aを突破する11秒27(+2.0)の自己ベスト(当時)をマークした[6]。勢いそのままに臨んだ8月3日のロンドンオリンピック女子100m予選では、約2週間前にマークした自己ベストに迫る11秒34(+1.5)をマークするも予選敗退に終わった[7]

2014年

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2月9日に地元キャンベラで開催されたACT選手権女子100mにおいて、それまでの自己ベストを0秒14更新する11秒11(+1.9)のオセアニア&オーストラリア新記録を樹立。1994年にメリンダ・ゲインズフォード=テイラーが樹立した従来の記録を20年ぶりに0秒01更新した[8][9]

2016年

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8月のリオデジャネイロオリンピックで2大会連続のオリンピック出場を果たしたが、12日の女子100m予選は自己ベストに程遠い11秒74(-1.0)で敗退し、またしてもシニア世界大会の予選ラウンドを突破できなかった[10]

自己ベスト

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記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 11秒11 (+1.9) 2014年2月9日 オーストラリアの旗 キャンベラ オセアニア記録
200m 23秒12 (+0.4) 2013年3月9日 オーストラリアの旗 シドニー

主要大会成績

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備考欄の記録は当時のもの

大会 場所 種目 結果 記録 備考
2008 世界ジュニア選手権 ポーランドの旗 ブィドゴシュチュ 100m 準決勝 11秒70 (0.0)
4x100mR 予選 DQ (2走)
太平洋学校競技大会 (U20) オーストラリアの旗 キャンベラ 100m 優勝 11秒35 (+3.8) オーストラリア首都特別地域代表
200m 優勝 23秒52 (+2.0) オーストラリア首都特別地域代表
4x100mR 優勝 48秒16 (4走) オーストラリア首都特別地域代表
2009 ユニバーシアード (en セルビアの旗 ベオグラード 100m 8位 11秒72 (-0.3)
200m 準決勝 24秒12 (+1.0)
2010 英連邦競技大会 (en インドの旗 デリー 100m 準決勝 11秒78 (+0.7)
コンチネンタルカップ (en クロアチアの旗 スプリト 100m 8位 11秒58 (+1.4) アジア太平洋代表
2011 世界選手権 大韓民国の旗 大邱 4x100mR 予選 43秒79 (2走)
2012 オリンピック イギリスの旗 ロンドン 100m 予選 11秒34 (+1.5)
2013 世界選手権 ロシアの旗 モスクワ 100m 予選 11秒47 (-0.5)
200m 予選 23秒95 (0.0)
2014 英連邦競技大会 (en イギリスの旗 グラスゴー 100m 準決勝 11秒45 (+0.1)
4x100mR 5位 44秒21 (1走)
コンチネンタルカップ (en モロッコの旗 マラケシュ 100m 8位 11秒75 (-1.5) アジア太平洋代表
200m 8位 23秒81 (+0.3) アジア太平洋代表
2015 世界選手権 中華人民共和国の旗 北京 100m 予選 11秒61 (-1.3)
2016 オリンピック ブラジルの旗 リオデジャネイロ 100m 予選 11秒74 (-1.0)
2018 英連邦競技大会 (en オーストラリアの旗 ゴールドコースト 100m 準決勝 11秒76 (-0.1)
4x100mR 決勝 DQ (4走)

脚注

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  1. ^ About Mel”. メリッサ・ブリーン公式サイト(melissabreen.com.au) (2017年5月2日). 2017年5月2日閲覧。
  2. ^ Athlete Q&A – Melissa Breen”. The Running Review (2014年7月14日). 2017年5月2日閲覧。
  3. ^ Melissa Breen: The fastest woman in Australia”. デイリー・テレグラフ (オーストラリア) (2008年11月12日). 2017年5月2日閲覧。
  4. ^ 2008 Pacific School Games Results (PDF, 833 KB) School Sport Australia 2017年05月02日閲覧
  5. ^ Melissa Breen picked for London 'on potential'”. デイリー・テレグラフ (オーストラリア) (2012年6月13日). 2017年5月2日閲覧。
  6. ^ Australian sprinter Melissa Breen justifies selection for London Olympics”. デイリー・テレグラフ (オーストラリア) (2012年7月18日). 2017年5月2日閲覧。
  7. ^ 第30回オリンピック女子100m予選リザルト”. 国際陸上競技連盟 (2012年8月3日). 2017年5月2日閲覧。
  8. ^ Melissa Breen breaks 20-year-old Australian 100m record”. The Sydney Morning Herald (2014年2月9日). 2017年5月2日閲覧。
  9. ^ Canberra's Melissa Breen the fastest woman in Australia”. Canberra Times (2014年2月10日). 2017年5月2日閲覧。
  10. ^ 第31回オリンピック女子100m予選リザルト”. 国際陸上競技連盟 (2016年8月12日). 2017年5月2日閲覧。

外部リンク

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記録
先代
オーストラリアの旗 メリンダ・ゲインズフォード=テイラー英語版
(11秒12)
1994年7月31日
女子100m
オセアニア&オーストラリア記録保持者
(11秒11)

2014年2月9日 -
次代
未定