メモリー・キーパーの娘
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『メモリー・キーパーの娘』(原題:The memory keeper's daughter)は、アメリカ合衆国の作家キム・エドワーズが2005年に発表した小説およびそれを原作としたテレビ映画。 この小説はニューヨーク・タイムズのベストセラー・リスト入りを果たし[1] 、2008年イギリスの出版賞であるセインズブリ―・ポピュラー・フィクション賞を受賞した[2] 。 日本では2008年に日本放送出版協会から出版され、宮崎真紀によって訳された。
あらすじ
[編集]医師のデイヴィッドは、妻ノラとの間に男女の双子をもうけるが、娘のほうがダウン症だと知る。 過去に妹を亡くし悲観に暮れ続けてきた母を見てきた彼は、妻に「娘のは死産だった」と嘘をつく。 しかし、娘を施設に送る依頼を引き受けた看護師・キャロラインがその娘・フィービーを自分の子として育て上げた。
テレビ映画
[編集]メモリー・キーパーの娘 | |
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The memory keeper's daughter | |
監督 | ミック・ジャクソン |
脚本 | ジョン・ピールマイアー |
製作 | マイケル・マホニー |
製作総指揮 |
ハワード・ブラウンスタイン マイケル・ジャッフェ |
音楽 | ダニエル・リット |
撮影 | テオ・ヴァン・デ・サンデ |
公開 | 2008年 |
上映時間 | 90分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
このテレビ映画は2008年4月12日にアメリカ合衆国のテレビ局・ライフタイムで放送された。
受賞・ノミネート
[編集]- ノミネート:エミー賞 作品賞(テレビ映画部門)
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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デイヴィッド・ヘンリー | ダーモット・マローニー | 津田英三 |
キャロライン・ギル | エミリー・ワトソン | 野沢由香里 |
ノラ | グレッチェン・モル | 坪井木の実 |
アル | ヒュー・トンプソン | てらそままさき |
フィービー | クリスタル・ホープ・ノースボーム | 藤田瑞希 |
ポール(少年時代) | オーウェン・パッティソン | 久保田恵 |
ポール(青年時代) | ジェイミー・スピルチャック | 加瀬康之 |
エマ・コルバート |
備考
[編集]フィービー役のクリスタル・ホープ・ノースボーム は実際にダウン症を抱えている[3]。
脚注
[編集]- ^ As of November 26, 2006, the book had spent 21 weeks on the New York Times Paperback Bestsellers list. "New York Times Paperback Fiction Bestsellers" nytimes.com. URL Accessed November 28, 2006
- ^ 2008 Winners & Shortlists retrieved May 4, 2010
- ^ Matthew Gilbert (April 12, 2008). “Secrets and sympathy make for a compelling 'Daughter'”. The Boston Globe 2008年4月13日閲覧。