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メデューサの頭 (医学)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
門脈圧亢進症によるメデューサの頭

メデューサの頭(メデューサのあたま、: Caput medusae)は、パームツリーサインとも呼ばれる腹部の血管徴候である[1][2]

概要

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を中心とした腹部の皮静脈の拡張は、放射状である。ラテン語 caput medusae(「メデューサの頭」の意)は、毒蛇をもつ空想上の怪物「メドゥーサ(メデューサ)」に由来する。この症候は門脈圧亢進症による。臍帯静脈胎児期に母体から酸素を含んだ血液を送る血管であるが、出生後速やかに閉鎖する。 しかし、肝不全などによる門脈圧亢進症において、再開通し、目視できるようになる[3][4]

鑑別診断

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下大静脈閉塞

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  • 遮断された下大静脈をバイパスし、両下肢からの還流する血液の通路として、腹部側副血行路を生成する。

鑑別診断法

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臍の下にある静脈の血流の方向を同定する。

  • 表皮にみられる臍の下にある静脈を圧迫し、血液が
    • 足へ向かって流れる→メデューサの頭(門脈圧亢進症)
    • 頭へ向かって流れる→下大静脈閉塞

脚注

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  1. ^ 肝硬変による側副循環(臍傍静脈経路とメズサの頭)” (PDF). 人体のしくみと働き. 2016年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月11日閲覧。
  2. ^ メズサの頭”. 看護用語辞典 ナースpedia. 株式会社クイック. 2017年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月11日閲覧。
  3. ^ http://2.bp.blogspot.com/_ZLpgLTJORxI/TAyqfUsCFDI/AAAAAAAAAyY/zJ1rYz4JNjQ/s1600/img_6_1933_6.jpg
  4. ^ https://tsunepi.hatenablog.com/entry/2016/01/01/050000