メディックメディア
メディックメディア | |
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正式名称 | 株式会社メディックメディア |
英文名称 | MEDIC MEDIA Co., Ltd. |
現況 | 事業継続中 |
種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
出版者記号 | 89632 |
取次会社 |
日本出版販売株式会社 株式会社鍬谷書店 株式会社西村書店 株式会社トーハン |
取次コード | 8368 |
法人番号 | 3010401040855 |
設立日 | 1979年12月11日 |
代表者 | 岡庭 豊(代表取締役社長) |
本社郵便番号 | 〒107-0062 |
本社所在地 | 東京都港区南青山3-1-31 |
資本金 | 5,000万円 |
売上高 | 36億600万円(2021年2月期) |
従業員数 | 99名(2021年4月現在) |
出版以外の事業 | 電子出版 |
得意ジャンル | 医学、看護 |
外部リンク |
medicmedia |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒107-0062 東京都港区南青山三丁目1番31号 |
法人番号 | 3010401040855 |
代表者 | 代表取締役 岡庭 豊 |
資本金 | 5000万円 |
純利益 |
4億2107万6000円 (2023年02月28日時点)[1] |
総資産 |
53億0145万5000円 (2023年02月28日時点)[1] |
決算期 | 2月末日 |
外部リンク |
medicmedia |
メディックメディア(英語: MEDIC MEDIA CO.,LTD)は、医学系書籍の出版事業、および教育コンテンツの制作・サービス開発・運営を営む日本の企業である。1979年(昭和54年)創立。「紀伊國屋書店 2020年出版社別売上げランキング上位100社」で34位[2]。
概要
[編集]麻酔科医の岡庭豊が医師国家試験向けの問題集を発行し、後に自宅を本社として株式会社メディックメディアを創立。
医学、看護学、薬学、栄養学などの専門書を刊行しており、それらの多くが「日販医書センター 医学書総合ランキング 年間ベスト100」にランクインするベストセラーとなっている[3]。
岡庭の「書籍にとらわれない参考書づくりを」との信念から、社名に「出版」ではなく「メディア」を冠している[4]。2011年以降、自社書籍の電子化を随時行っており、2019年からは医学部学生を対象とした動画サービスを開始した。
主な出版物
[編集]イヤーノート
[編集]医師国家試験対策の参考書。1991年に第1版を発行し、発刊3年目にして医学部学生のほぼ100%のシェアを取った[4]。最新の医師国家試験の内容検討をもとに毎年改訂が行われており[5]、2021年3月には第31版が発行されている。2018年にはグッドデザイン賞を受賞した[6]。
従来の参考書のような診療科目別ではなく、内科・外科分野が統合され、病態生理・症状・検査・治療が各疾患ごとに関係づけてまとめられている点が特徴である[4]。
2014年より「イヤーノートアプリ」のサービスが開始された。
『病気がみえる』シリーズ
[編集]医療関係者を対象とした、疾患別のビジュアルテキスト。2001年に『病気がみえる vol.1 消化器』が発売されて以降、2023年現在『病気がみえる vol.15 小児科』まで計15巻が発行されている。
「チーム医療を担う医療人共通のテキスト」をコンセプトに、医師や看護師だけでなく、薬剤師や管理栄養士、医学生、看護学生など幅広い医療関係者が対象とされている[4]。
多数のカラーイラストを主軸に構成されている点が特徴である[5]。各疾患ごとに、冒頭で全体像や「症状→検査→診断→治療」といった大きな流れを提示し、その後に、個別のテーマをクローズアップして解説していくという構成をとる[4]。
比較的単価の高い医学書の中で、当時としては破格の税込2,500円という安さで第1巻を発売し、2001年だけで6,000部超を売り上げた[4]。日本出版販売株式会社による在庫センター医書係年間ベスト(2018年12月〜2019年11月)では、上位30冊のうち8冊を『病気がみえる』シリーズが占めており[7]、累計発行部数は470万部を突破している[8]。
その他「みえるシリーズ」として、『看護がみえる』『薬がみえる』『診療と手技がみえる』『公衆衛生がみえる』などの類書も発行されている。2016年からは「病気がみえるアプリ」シリーズのサービスも開始された。
エピソード
[編集]岡庭は1980年代の終わりまでは医師と出版業を両立させていたが、出版業の社会への貢献度の大きさを実感し、「医師の資格を出版分野に役立てる」ことを決心し、出版業に集中することを決断した[4]。
岡庭は「医師になるには学ぶことが山のようにあるので、良い本を作れば必ず買ってもらえる。収益は次の企画に投入し、より良い本を作って世に出す」という信念を持っている。製作原価を考えずに先に岡庭が書籍の値段を決めている[4]。
脚注
[編集]- ^ a b 株式会社メディックメディア 第44期決算公告
- ^ 新文化オンライン 「紀伊國屋書店 2020年出版社別売上げランキング上位100社」https://www.shinbunka.co.jp/news2021/01/kinokuniya2020best100.pdf
- ^ メディックメディア ホームページ(2021年10月01日閲覧) https://medicmedia.com/corp/mmhist/
- ^ a b c d e f g h 『メディックメディア 30年の軌跡』(2010年2月発行)
- ^ a b 「医学書のつくりかた」松田友泉発行『BOOK5 6号』(2013年3月15日発行)39頁
- ^ “書籍 [year note]”. Good Design Award. 2021年10月1日閲覧。
- ^ 『医学書出版情報』 2019年12月 No.417(日本出版販売株式会社)
- ^ 『出版指標年報 2020年版』92頁