メデアの復讐の踊り
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メデアの復讐の踊り(めであのふくしゅうのおどり、(英語: Medea's Dance of Vengeance))作品23aは、サミュエル・バーバーの管弦楽曲である。1956年2月2日に、ディミトリー・ミトロプーロスの指揮とニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団によって初演された[1]。
概略
[編集]当初はマーサ・グラハムのために作曲されたバレエ音楽《メデア(Medea)》作品23に基づき、7曲からなる演奏会用のバレエ組曲を創ったが、後に作品全体で最も表現力が強いと感じた部分を用いて、単一楽章の楽曲に改作したのが《メデアの復讐の踊り》である。題名もまた紆余曲折を経ており、元々は《メデアの瞑想と復讐の踊り(英語: Medea's Meditation and Dance of Vengeance)》と題されていたが、作曲者が亡くなる直前に、より単純な「メデアの復讐の踊り」に改められた[1]。
楽器編成
[編集]《メデアの復讐の踊り》は、原曲のバレエ音楽や、組曲版よりも楽器編成が拡張されている。
- フルート3、ピッコロ1、オーボエ1、イングリッシュホルン1、クラリネット2、クラリネット変ホ管1、バスクラリネット1、ファゴット2、コントラファゴット1、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、チューバ1、ティンパニ、スネアドラム、バスドラム、タムタム、トムトム、トライアングル、シンバル、シロフォン、鞭、ピアノ、弦楽五部。
註
[編集]- ^ a b Freed, Richard. “Dance of Vengeance, Op. 23a, The John F. Kennedy Center for the Performing Arts”. 2007年8月17日閲覧。
関連項目
[編集]- メーデイア:ギリシャ神話の登場人物
- メディア (ギリシア悲劇):ギリシャ神話に基いたエウリピデスの悲劇