メジャーリーグクリケット
開始年 | 2023年 |
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主催 | アメリカン・クリケット・エンタープライズ |
チーム数 | 6チーム |
前回優勝 | ワシントン・フリーダム(1回目) |
最多優勝 | MIニューヨーク、ワシントン・フリーダム(1回) |
公式サイト | |
https://www.majorleaguecricket.com |
メジャーリーグクリケット(英語: Major League Cricket、略称:MLC)は、2023年に開始したアメリカ合衆国のトゥエンティ20方式のプロクリケットリーグ。
概要
[編集]所属チームは6チーム。2023年シーズンは7月13日に開幕し、7月30日に閉幕した。初代優勝チームはMIニューヨーク。下位リーグのマイナーリーグクリケットは2021年に開始しており、2023年シーズンでは26チームが所属している。
MLCには、インドの大富豪であるリライアンス・インダストリーズ会長のムケシュ・アンバニ、マイクロソフトCEO兼会長のサティア・ナデラ、アドビCEO兼会長のシャンタヌ・ナラヤン、ボリウッドスターのシャー・ルク・カーンなど実力者が後援者となっている[1]。
アメリカでのクリケットの歴史は1709年の英領アメリカ時代から始まり、300年以上の歴史がある[2]。アメリカ合衆国建国の父と言われるベンジャミン・フランクリンは、クリケットの1744年版の公式ルールブックをイギリスから持ち帰った[2]。野球やアメリカンフットボールより長い歴史があり、19世紀半ばには1000を超えるクリケットクラブが存在した[2]。クリケット史上初の国際試合は1844年にニューヨークで開催されており、エイブラハム・リンカーンは1849年に有料でクリケット観戦をしている[2]。アメリカ史の専門家によると、南北戦争以前はアメリカで一番人気スポーツだった[2][3]。後発の野球やアメリカンフットボールなどが19世紀後半から普及し始め、クリケット界が英連邦中心の閉鎖的な活動でアメリカから距離を置いていたこともあり、アメリカで徐々に人気が低迷した。特に第一次世界大戦後はクリケットの関心が薄れ、1920年代の野球のベイブ・ルースの功績もあり、野球への関心はクリケット凋落につながった[2]。
20世紀後半からクリケットが一番人気の地域である南アジアや西インド諸島からの移民の流入もあり、徐々にクリケット人気の復活の兆しが見えてきた。2023年、クリケットが2028年ロサンゼルスオリンピックで実施されることが決定した[4]。LA28大会組織委員会のディレクターであるカンプリアーニは、「世界中に推定25億人のファンがいる世界で2番目に人気のあるスポーツを歓迎できることに興奮している」と語った[5]。
MLCはストリーミングサービスのWillowと放送契約を結んでいるほか、インドのヴァイアコム18とも契約を結んでいる[6]。
チーム
[編集]チーム | ホームタウン | 設立年 |
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ロサンゼルス・ナイトライダーズ | アーバイン | 2023年 |
MIニューヨーク | ニューヨーク | 2023年 |
サンフランシスコ・ユニコーンズ | サンノゼ | 2023年 |
シアトル・オルカズ | レドモンド | 2023年 |
テキサス・スーパーキングス | グランドプレーリー | 2023年 |
ワシントン・フリーダム | ワシントンD.C. | 2023年 |
歴代優勝チーム
[編集]- 2023 : MIニューヨーク
- 2024 : ワシントン・フリーダム
脚注
[編集]- ^ Major League Cricket a big hit on debut The Economic Times 2023年10月18日閲覧。
- ^ a b c d e f HISTORY OF CRICKET IN USA USAクリケット公式サイト 2023年10月1日閲覧。
- ^ Cricket’s renaissance in United States, fueled by South Asian enthusiasm and infrastructure boom, extends to Arizona CN 2023年10月1日閲覧。
- ^ Cricket formally included in LA28 Olympic Games 国際クリケット評議会 2023年10月16日閲覧。
- ^ T20 cricket confirmed as one of five new sports at LA28 ESPN cricinfo 2023年10月18日閲覧。
- ^ ‘Unbelievable atmosphere’: Major League Cricket takes off in US Aljazeera 2023年10月18日閲覧。