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MOON CHILD (バンド)

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

MOON CHILD
出身地 日本の旗 日本
ジャンル
活動期間 1995年 - 1999年
2013年
2017年
2019年
レーベル avex trax
(1996年 - 1999年)
事務所 クリアスカイコーポレーション
(1995年 - 1999年)
RAIZ Entertainment
(2013年)
共同作業者
メンバー

MOON CHILD(ムーンチャイルド)は、日本ロックバンド

経歴

1995年、佐々木、樫山を中心にしたバンド「タンバリンズ[注 1]」を前身として、佐々木、渡辺、樫山の3ピースバンドとして結成。Moon Childというバンド名の由来は諸説あるが、佐々木がムーンライダーズファンであり、彼らに因んで付けたとしている[2]

結成当初は下北沢を中心にライヴ活動を行っていた真っ当なロックバンドだったが、なぜかポップス・ダンス系の色濃い時代のavex traxにスカウトされ、avex初のロックバンドとなる。Mr.Childrenのサポートメンバーだった浦清英プロデュースの下、1996年にシングル「Brandnew Gear」でデビュー。同年秋に秋山が加入。

1997年に発売された5枚目のシングル「ESCAPE」(テレビドラマ「FiVE」主題歌)が大ヒットし、オリコンシングルチャート1位を獲得し、一躍人気バンドとなる。ポストMr.Childrenとして注目が集まるが、1999年1月28日に解散を発表。同年2月24日に行われた渋谷公会堂のライブをもって解散。解散後は佐々木と渡辺が後継バンド「SCRIPT」を結成。

2013年に佐々木、渡邊、樫山で再結成を発表。1月14日赤坂BLITZにて再結成ライブを行った[3]。前売は発売日で完売となる。

しかし再結成ライブ以降の活動はなく、2014年後半に公式ウェブサイトが削除され活動停止状態であったが、2017年1月18日に佐々木のブログ、ネットメディア等でDo As Infinity対バンを行うことが発表され[4]3月6日SHIBUYA O-EASTにて「GREATEST HITS vol.1」のタイトルで4年ぶりのライブが行われた。この日は、2013年の再結成時には不参加であった秋山、デビューから解散ライブまでサポートメンバーを務めた河野圭も出演し、解散以来初めてフルメンバーが集結してのライブとなった。

その後またしても表立った活動はなかったが、2018年11月に新たな公式サイトを立ち上げ2019年2月10日に再びDo As Infinityとの対バンライブを行った[5]

2020年、佐々木と秋山によるユニット「オサム&ヒロノリ from MOON CHILD」として、「微熱」「ESCAPE」「requiem for the man of nomad」のセルフカバーと新曲を収録したミニアルバムを発表[6]

メンバー

担当楽器 プロフィール 備考
佐々木収
(ささき おさむ)
ボーカル
ギター
(1971-10-26) 1971年10月26日(53歳)
岩手県盛岡市出身
ほとんどの楽曲の作詞・作曲を担当。
SCRIPTRicken'sを経て、現在はササキオサムとしてソロ、作詞家、作曲家として活動中。
渡邊崇尉
(わたなべ たかやす)
ベース (1971-01-29) 1971年1月29日(53歳)
東京都練馬区出身
解散後は佐々木と「SCRIPT」を結成し活動。
樫山圭
(かしやま けい)
ドラム (1970-07-25) 1970年7月25日(54歳)
和歌山県上富田町出身
バンドのリーダー。ヴィジュアル系バンドのプロデュースやドラムチューナーを務める。ドラマーとしてはFRESH CREAMSalty-Sugar・DIA LOGUE・†яi¢кで活動していた。
現在はDIR EN GREYのギタリスト、Dieが率いるDECAYSで活動中。
秋山浩徳
(あきやま ひろのり)
ギター (1970-04-22) 1970年4月22日(54歳)
千葉県佐倉市出身
サポートを経て1996年秋に加入。現在はaiko槇原敬之トータス松本らのサポートギタリスト、スタジオミュージシャンとして活動中。2013年再結成には不参加だったが、2017年と2019年の再結成には参加。

サポートメンバー

解散まで
2013年再結成時
2017年再結成時〜
  • 河野圭 キーボード

ディスコグラフィ

シングル

# 発売日 タイトル 備考
1st 1996年5月8日 Brandnew Gear
2nd 1996年7月17日 Over the rainbow
3rd 1996年10月9日 Blue Suede Shooting Star 秋山加入後の4人体制での初のシングル
4th 1997年3月12日 微熱
5th 1997年5月28日 ESCAPE
6th 1997年9月10日 アネモネ
7th 1997年10月29日 Hallelujah in the snow
8th 1998年5月13日 requiem for the man of nomad
9th 1998年8月12日 フリスビー
10th 1998年11月26日 グロリア 歌詞の中のある単語がシングルとアルバム(ベスト含む)で変更されている。
11th 1999年1月13日 STAR TOURS ラストシングル

アルバム

# 発売日 タイトル 備考
1st 1996年11月21日 tambourine
2nd 1997年11月27日 MY LITTLE RED BOOK
3rd 1999年1月27日 POP AND DECADENCE ラストアルバム
BEST 1999年9月15日 Treasures of MOON CHILD 〜THE BEST OF MOON CHILD〜 ベストアルバム
2005年4月6日 COMPLETE BEST ベストアルバムとラストライブの音源をコンパイルした2枚組

ビデオ

発売日 タイトル 備考
1998年3月25日 CLIPS-1 ビデオクリップ集
  1. Brandnew Gear
  2. Over the rainbow
  3. Blue Suede Shooting Star
  4. 微熱
  5. ESCAPE
  6. アネモネ
  7. Hallelujah in the snow

書籍

発売日 タイトル ISBN 備考
1998年5月 エイプリルフールマン ISBN 4-8470-2491-5 アーティストブック

タイアップ一覧

使用年 曲名 タイアップ
1996年 Brandnew Gear ヴィクトリア「'96 Victoria」CMソング
中京テレビキスミスチック'96』エンディングテーマ
Over the rainbow 読売テレビ日本テレビ系ドラマ『八月のラブソング』挿入歌[7]
Blue Suede Shooting Star TBS系『BLITZ INDEX』オープニングテーマ
日本テレビ系『M-STAGE』エンディングテーマ
1997年 ESCAPE 日本テレビ系 土曜グランド劇場FiVE』主題歌[8]
アネモネ 花王サクセス育毛トニック」CMソング
TBS系『COUNT DOWN TV』1997年9月度オープニングテーマ
Hallelujah in the snow サッポロビール冬物語」CMソング
1998年 requiem for the man of nomad フジテレビ系『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』エンディングテーマ
フリスビー TBS系『COUNT DOWN TV』1998年9月度エンディングテーマ
グロリア 大正製薬コーラック」CMソング

ヘビーローテーション/パワープレイ

ラジオ

放送年 曲名 ラジオヘビーローテーション/パワープレイ
1997年 ESCAPE FM-NIIGATA 1997年6月度パワープレイ[9]

脚注

注釈

  1. ^ これに因み、デビューアルバムのタイトルは『tambourine』になり、オフィシャルファンクラブも「タンバリン」という名前になった。

出典

関連項目

  • SCRIPT
  • Ricken's
  • 浦清英 - デビュー時から「MY LITTLE RED BOOK」までの編曲・プロデュースを担当。
  • 今井裕 -「微熱」「ESCAPE」の編曲・プロデュースを担当。
  • 明石昌夫 -「requiem for the man of nomad」シングル版の編曲・プロデュースを担当。
  • 井上鑑 -「POP AND DECADENCE」の編曲・プロデュースを担当。
  • 河野圭 - サポートキーボーディスト

外部リンク