オーストラリアデー
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(ムーニーバレーレーシングクラブ賞から転送)
オーストラリアデーは、日本中央競馬会(JRA)が1989年より[1]毎年5月下旬(2012年までは4月下旬)に京都競馬場で開催しているレースデーのことである。
開催週の京都競馬場ではオーストラリアの物産展が開かれ[2]、当日の正午には開催を記念して日本とオーストラリア両国の国歌が場内に流れる。
当日施行される競走
[編集]2019年現在、以下の3競走が特別競走として施行されている[3]。当初は3競走で、いずれも交換競走であった[4]。1994年よりムーニーバレーレーシングクラブ賞が加わり[5]4競走となった。
- オーストラリアターフクラブ賞 シドニートロフィー[6]
- メルボルントロフィー[6]
- サラブレッド系3歳1勝クラス[6]
- 創設当初の競走名は「ビクトリアアマチュアターフクラブ賞 メルボルントロフィー」[4]
- 2012年までの競走名は「メルボルンレーシングクラブ賞 メルボルントロフィー」
- 交換競走としてコーフィールド競馬場ではJRAステークスが行われている[5]。
- レーシングオーストラリア賞 オーストラリアトロフィー[8]
- サラブレッド系4歳以上2勝クラス[6]。2011年まで(1999年をのぞく)はオープンクラスの競走であった。
- 創設当初の競走名は「オーストラリア主幹クラブ会議賞 オーストラリアトロフィー」[4]
- 2014年までの競走名は「オーストラリアレーシングボード賞 オーストラリアトロフィー」[6][9]
- 施行距離は1989年 - 1990年は芝2200m、1991年 - 1993年・1995年・2001年 - 2009年・2014年 - 2020年は芝1800m、1994年・1997年 - 1998年・2000年・2013年は芝2000m、1996年・2012年・2021年は芝1600m、1999年は芝1400m、2010年 - 2011年・2022年は芝1200m、2023年からはダート1400m[10]である。なお、京都競馬場の工事等により1994年は阪神競馬場、2021年・2022年は中京競馬場で施行される。
- かつて施行されていた競走
- ムーニーバレーレーシングクラブ賞[6]
- 2012年まで施行、サラブレッド系3歳500万円以下の条件で行われていた[6]
- 交換競走としてムーニーバレー競馬場ではJRAカップが行われている[5]。
歴代優勝馬(オーストラリアトロフィー)
[編集]オーストラリアトロフィー | |
---|---|
主催者 | 日本中央競馬会 |
競馬場 | 京都競馬場 |
距離 | ダート1400m |
格付け | 2勝クラス |
賞金 |
1着賞金1550万円 |
出走条件 | サラブレッド系4歳以上(混合) |
負担重量 | 定量 |
馬齢は2001年以降の表記に統一する。
施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
---|---|---|---|---|---|
1989年4月30日[4] | コスモドリーム | 牝4 | 2:17.1 | 熊沢重文 | 松田博資 |
1990年4月22日 | マヤノオリンピア | 牡6 | 2:16.7 | 丸山勝秀 | 坂口正大 |
1991年4月21日 | メインキャスター | 牝5 | 1:47.3 | 南井克巳 | 宇田明彦 |
1992年5月 3日 | ステイジヒーロー | 牡6 | 1:47.5 | 武永祥 | 田中章博 |
1993年5月 2日 | ウィンザーモレノ | 牡5 | 1:48.6 | 武豊 | 橋田満 |
1994年5月 1日 | ダンシングサーパス | 牡4 | 2:01.0 | 熊沢重文 | 内藤繁春 |
1995年4月30日 | ダンツシアトル | 牡5 | 1:46.7 | 村本善之 | 山内研二 |
1996年5月 4日 | メイショウユウシ | 牡5 | 1:34.2 | 四位洋文 | 伊藤雄二 |
1997年4月19日 | ゼネラリスト | 牡4 | 1:57.5 | 松永幹夫 | 山本正司 |
1998年4月25日 | ナムラホームズ | 牡5 | 2:01.1 | 南井克巳 | 野村彰彦 |
1999年4月24日 | ゲイリーイグリット | 牝4 | 1:22.0 | 武豊 | 増本豊 |
2000年4月22日 | ポートブライアンズ | 牡6 | 1:59.2 | 和田竜二 | 岩元市三 |
2001年4月21日 | ヒコーキグモ | 牡7 | 1:46.0 | 幸英明 | 谷潔 |
2002年4月20日 | タフネススター | 牝5 | 1:45.7 | 武幸四郎 | 藤岡範士 |
2003年4月26日 | テンザンセイザ | 牡5 | 1:48.1 | 幸英明 | 藤原英昭 |
2004年4月24日 | メジロマイヤー | 牡5 | 1:45.0 | 武豊 | 田島良保 |
2005年4月23日 | サイレントディール | 牡5 | 1:45.1 | 武豊 | 池江泰郎 |
2006年4月22日 | タガノデンジャラス | 牡4 | 1:46.7 | 安藤勝己 | 松田博資 |
2007年4月21日 | エイシンデピュティ | 牡5 | 1:46.2 | 岩田康誠 | 野元昭 |
2008年4月26日 | オーシャンエイプス | 牡4 | 1:47.4 | 武豊 | 石坂正 |
2009年4月25日 | ドリームサンデー | 牡5 | 1:48.0 | 藤岡佑介 | 池江泰郎 |
2010年4月24日 | サンダルフォン | 牡7 | 1:07.5 | 酒井学 | 松永幹夫 |
2011年4月23日 | パドトロワ | 牡4 | 1:09.2 | 安藤勝己 | 鮫島一歩 |
2012年4月21日[6] | ブレイブファイト | 牡7 | 1:32.9 | 岩田康誠 | 藤原英昭 |
2013年5月18日 | メイショウキラリ | 牝4 | 2:01.0 | 武豊 | 飯田明弘 |
2014年5月24日 | サンライズピーク | 牡4 | 1:46.5 | 武豊 | 河内洋 |
2015年5月23日[11] | イサベル | 牝4 | 1:44.9 | 浜中俊 | 角居勝彦 |
2016年5月21日[12] | パフォーマプロミス | 牡4 | 1:46.3 | C.ルメール | 藤原英昭 |
2017年5月20日[13] | シルバーステート | 牡4 | 1:48.4 | 福永祐一 | 藤原英昭 |
2018年5月19日[14] | バティスティーニ | 牡5 | 1:47.4 | C.ルメール | 池添学 |
2019年5月18日[15] | フォックスクリーク | 牡4 | 1:49.2 | 川田将雅 | 中内田充正 |
2020年5月23日[16] | ドラグーンシチー | 牡5 | 1:47.2 | 池添謙一 | 北出成人 |
2021年5月22日[17] | ノーブルアース | 牝6 | 1:34.2 | 高倉稜 | 牧浦充徳 |
2022年5月21日[18] | ディヴィナシオン | 牡5 | 1:08.4 | 川田将雅 | 森秀行 |
2023年5月20日[19] | ヴアーサ | 牡5 | 1:25.5 | 藤岡康太 | 鮫島一歩 |
2024年5月18日[20] | パーティーベル | 牡5 | 1:24.4 | 坂井瑠星 | 松永幹夫 |
脚注
[編集]- ^ “JRAのあゆみ”. 日本中央競馬会. 2012年9月24日閲覧。
- ^ “JRAニュース「夢が待つ、その先へ【第3回京都競馬開催日イベント】」”. 日本中央競馬会 (2012年4月8日). 2012年9月24日閲覧。 “オーストラリア産ワインの販売”
- ^ 平成26年第3回京都競馬番組(第7~12日) - 日本中央競馬会、2014年11月24日閲覧
- ^ a b c d 「フォト・トピックス『4月30日、京都競馬場はオーストラリアデー 三つの特別レースで日豪親善』」『優駿』、日本中央競馬会、1989年6月、52-53頁。
- ^ a b c “特別レース名解説 3回 京都競馬”. 日本中央競馬会 (2012年). 2012年9月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “第3回 京都競馬 第1日” (PDF). 日本中央競馬会. pp. 5-6 (2012年4月21日). 2012年9月24日閲覧。
- ^ “JRAニュース「第2回東京競馬および第3回京都競馬の番組変更」”. 日本中央競馬会 (2011年3月13日). 2012年9月24日閲覧。
- ^ 第2回東京競馬第9日および第3回京都競馬第9日の番組変更について 日本中央競馬会 2015年5月7日閲覧
- ^ 平成26年第3回京都競馬番組(第7~12日) 日本中央競馬会 2015年5月7日閲覧
- ^ 令和5年第1回京都競馬番組(第7~12日、PDF)日本中央競馬会、2022年11月22日閲覧
- ^ 2015年オーストラリアトロフィー結果ヤフー競馬 2015年7月1日閲覧
- ^ 2016年結果ヤフー競馬 2016年5月23日閲覧
- ^ 2017年結果ヤフー競馬 2017年5月20日閲覧
- ^ 2018年結果ヤフー競馬 2018年5月19日閲覧
- ^ “2019年レース結果”. スポーツナビ (2019年5月18日). 2019年5月18日閲覧。
- ^ “2020年レース結果”. スポーツナビ (2020年5月23日). 2020年5月24日閲覧。
- ^ “2021年レース結果”. スポーツナビ (2021年5月22日). 2021年5月22日閲覧。
- ^ “2022年オーストラリアT”. スポーツナビ (2022年5月21日). 2022年5月22日閲覧。
- ^ “2023年オーストラリアトロフィー成績”. スポーツナビ (2023年5月20日). 2023年5月20日閲覧。
- ^ “2024年オーストラリアトロフィー成績”. スポーツナビ (2024年5月18日). 2024年5月19日閲覧。
関連項目
[編集]- アジアウィーク - 本イベントと同様に交換競走が複数施行される。
- 中央競馬のオープン特別競走