ムラタコウジ
ムラタコウジ | |
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本名 |
村田 貢司 (むらた こうじ) |
生誕 |
1986年5月26日(38歳) 日本・大阪府枚方市[1] |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 2013年 - |
ジャンル | 青年漫画 |
ムラタコウジ(本名:村田 貢司(むらた こうじ)[2]、1986年5月26日[3] - )は、日本の漫画家、元お笑い芸人[4]。男性[5]。大阪府枚方市出身[1]、東京都練馬区在住[6]。既婚[6]。
来歴
[編集]枚方市山之上で育つ[6]。枚方市立第四中学校[1]出身。高校時代は野球部に所属[7]。大阪教育大学[要出典]在学中の19歳のときお笑い芸人を目指し、幼馴染で同級生であった中山杏太(現・きょうた[8])と漫才コンビ『TMラバーズ』を結成、2005年の第5回M-1グランプリに初出場(この時はアマチュア)[8][9]。のち、吉本興業に所属しプロのお笑いコンビとして本格的に活動する[4]。
ただ、芸人としての活動に限界を感じたため、2013年頃に芸能活動を引退し『TMラバーズ』は解散。その後は暫くコンビニエンスストアでアルバイトをしていたが、ムラタに絵心があることを知っていた知人から漫画家になってみてはとアドバイスされたことから、漫画家を目指すようになる[7]。ちょうどこの頃、古泉智浩が開催する漫画のカルチャースクールに参加したことをきっかけに、古泉に弟子入りし漫画制作の修行をすることになる[7][2]。なお、元相方のきょうたとはコンビ解消後も付き合いは続いている[10]ほか、きょうたは現在の相方であるおせつとともにドラマ『アカイリンゴ』にて人気漫才師「おけつと金太」としてゲスト出演した[11]。
カルチャースクール仲間が原作したものを作画し初めてヤンマガに持ち込むも、絵が下手だと酷評されたことで発奮、漫画制作に本腰を入れる[7]。その後佐藤秀峰が主催するコンテストに応募したところ佳作に選ばれ、それを元にした作品をスピリッツに出したところそれも佳作となり(第258回スピリッツ賞佳作受賞)、担当が付くことになる[7]。その後は暫くボツが続いたものの、のちの連載作品となる『野球部のヒロコせんせい』の元になった作品が気に入られ、初めて雑誌に掲載されることとなる[7]。
漫画家としては、ムラタコウジ名義で2013年に月刊!スピリッツ2013年8月号で掲載された読み切り作『ボールです! ヒロコ先生ぇ!!』にてデビュー。2014年より月刊!スピリッツにて自身初の連載作品となる『野球部のヒロコせんせい』を連載開始。『このマンガがすごい!2016』にて「この新人がすごい!」の一人として佐藤洋寿とともに大きく取り上げられ[12]、『てのひらにアイを!』は小学館のマンガアプリで閲覧数2400万を超える人気作となった[6]。
週刊漫画ゴラクで2018年より連載を開始した『高嶺のハナさん』は[13]、実写ドラマ化作品として2021年4月よりBSテレビ東京ほかで放送された[14]。また、コミックDAYSで連載された『アカイリンゴ』も2023年1月より朝日放送テレビで実写ドラマとして放送された[15]。
作品リスト
[編集]連載
[編集]- 野球部のヒロコせんせい(『月刊!スピリッツ』2014年7月号[16] - 2015年6月号、全2巻)
- てのひらにアイを!(『週刊ビッグコミックスピリッツ』2016年36号[17] - 2017年47号、全5巻)
- ぽちゃこい(『週刊漫画ゴラク』、全2巻)
- 高嶺のハナさん(『週刊漫画ゴラク』2018年8月17日号[13] - 連載中、既刊11巻)
- アカイリンゴ(『コミックDAYS』2020年1月[18]14日[19] - 2024年5月28日[20]、全8巻)
- だぶるぷれい(『コミックヘヴン』Vol.46[21] - 連載中、既刊5巻)
読み切り
[編集]- 「ボールです! ヒロコ先生ぇ!!」(『月刊!スピリッツ』2013年8月号)
- 「はじめてのフェス」体験エッセイ(『週刊ビッグコミックスピリッツ』2018年32号[22])
寄稿
[編集]- がんばれクマモト!マンガよせがきトレイン(2017年[23])
関連人物
[編集]- 古泉智浩 - 漫画家としての師匠。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 枚方四中出身の漫画家「ムラタコウジ」の作品『高嶺のハナさん』がドラマ化するみたい。BSテレ東で4月10日スタート - 枚方つーしん、2021年3月13日
- ^ a b “マンガを頑張ってます”. 古泉智浩ブログ「古泉智浩の『読書とお知らせ』」 (2013年6月14日). 2021年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月24日閲覧。
- ^ 本人ツイッターより。
- ^ a b 漫画ゴラクでぽちゃこいを連載してる漫画家「ムラタコウジ」は枚方出身。元よしもと芸人の異色の経歴 - 枚方つーしん、2016年5月29日
- ^ “「ヒロコせんせい」のムラタコウジ、チームしゃちほことウシジマくん大喜利”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年1月25日) 2021年3月23日閲覧。
- ^ a b c d 枚方家族 思い出の1コマ 第23回ムラタコウジさん - 広報ひらかた、令和元年10月号
- ^ a b c d e f “ブラ透け…!? ズボラで微エロな“ヒロコ先生”の生みの親、元芸人マンガ家・ムラタコウジ氏インタビュー!”. ダ・ヴィンチニュース (2016年2月26日). 2021年4月22日閲覧。
- ^ a b 枚方家族 思い出の1コマ 第22回きょうたさん - 広報ひらかた、令和元年9月号
- ^ M-1GP2005 - M-1GPアーカイブ
- ^ “2017年12月28日午後8:45のツイート”. 吉川きっちょむtwitter. 2021年4月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月25日閲覧。
- ^ きょうたボーイ(おせつときょうた) [@kyotaboy44] (2023年2月14日). "【㊗️ドラマ出演✨】". X(旧Twitter)より2023年2月20日閲覧。
- ^ “2016年の活躍に期待! 「すごい新人マンガ家」たちとは…?”. ダ・ヴィンチニュース (2016年1月1日). 2021年4月22日閲覧。
- ^ a b 『週刊漫画ゴラク』2018年8月17日号、日本文芸社、2018年8月3日。表紙より。
- ^ “「高嶺のハナさん」“恋愛レベル小学5年生”なヒロイン表現したポスタービジュアル”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年3月27日). 2024年5月30日閲覧。
- ^ “ムラタコウジ「アカイリンゴ」TVドラマ化!性の誘惑に溺れる主人公役を小宮璃央”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年12月23日). 2024年5月30日閲覧。
- ^ “おかざき真里が描く最澄&空海など、月スピで新連載3作”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年5月27日) 2021年3月23日閲覧。
- ^ “ムラタコウジの新連載は先生×生徒のエッチな青春バレーラブコメ、スピにて開幕”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年8月1日) 2021年3月23日閲覧。
- ^ “アカイリンゴ(1)”. 講談社コミックプラス. 2021年3月23日閲覧。
- ^ “アカイリンゴ 第1話 違法セックス”. コミックDAYS. 講談社. 2024年5月30日閲覧。
- ^ “アカイリンゴ 最終話 合法セックス”. コミックDAYS. 講談社. 2024年5月30日閲覧。
- ^ “憧れの美少女がなぜか自分の部屋に?ムラタコウジの新連載がヘヴンで”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年2月10日) 2021年3月23日閲覧。
- ^ “小沢健二が雑誌の表紙に20年ぶり登場!浦沢直樹らの妄想ライブ企画がスピに”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年7月2日) 2021年3月23日閲覧。
- ^ “がんばれクマモト!青山剛昌、萩尾望都ら参加のラッピング列車が4月より運行”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年3月2日) 2021年3月23日閲覧。
外部リンク
[編集]- ムラタコウジ (@wooonkoji) - X(旧Twitter)